全面施肥(ぜんめんせひ)

全面施肥(ぜんめんせひ)

野菜栽培において、元肥を施す方法には「全面施肥」と「溝施肥」があります。
全面施肥は、畝を作る場所全体に堆肥や肥料をまく方法で、通常の野菜栽培では全面施肥を行います。

全面施肥は、キュウリ、コマツナ、ホウレンソウ、カブ、ハクサイなど、根が浅く張る野菜に適しています。
また、ダイコンやニンジンなどの直根類も、根に堆肥などの塊があたる障害が起るので全面施肥にします。全面施肥の利点は、すぐに肥料を吸収することができるので初期生育が良くなります。

全面施肥の方法は、畑の全面に堆肥をまき、その後、肥料をまいて深くよく耕して土に混ぜ込みます。全面施肥が終わったら、周りの土を盛り上げて畝を作ることで、水はけが良くなり、野菜が丈夫に育つようになります。

堆肥や肥料の量は、栽培する野菜によって異なります。一般的には、1㎡あたり堆肥2~3kg、化成肥料20~30gが目安です。なお、肥料や堆肥を散布する際には、手袋をして作業することをおすすめします。


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