■目次
１．のらぼう菜（ノラボウナ）の水やり
のらぼう菜（ノラボウナ）の水やり頻度、水やりの時間帯、水やり時の注意点などについて疑問を持たれていませんか？
のらぼう菜は、中間地では秋（9月～10月）に種をまいて育てることができます。
雨の時期や乾燥期に、毎日水をあげればよいかどうか悩んでいる方も多いと思いますので、のらぼう菜の水やり方法について順番に解説していきます。
２．のらぼう菜の栽培と水やり（地植え）
のらぼう菜は、種をまいて育てます。
土づくり
日当たりと水はけの良い場所を選び、種まきの2週間以上前に苦土石灰を施します。
1週間前に、完熟堆肥と化成肥料を施し、幅60㎝、高さ10㎝～20㎝の畝を作っておきます。
種まき
種まきは、すじまきや点まきのほか、ポットに種をまくこともできます。
すじまきの場合は、畝に棒や板などを押し付けて深さ1㎝ほどのまき溝を作り、1㎝間隔で種が重ならないようにまきます。
種をまいたら、土を1㎝ほど被せて表面を軽く手で押さえて土と密着させます。
種が水で流れないように注意し、たっぷりと水やりをします。
発芽するまでは、土が乾燥しないように水やりをします。
通常は、3～5日程度で発芽します。
点まきの場合は、深さ1㎝、直径3～4㎝のまき穴を作り、1つの穴に4～5粒の種を等間隔にまきます。周囲の土を寄せて1㎝ほど被せてから、手で上から押さえて土と種を密着させ、たっぷりと水やりをします。
水やり
水やりの際は、シャワータイプで水が出るジョーロでやさしくかけてあげましょう。
シャワータイプでないものは水の勢いが強いため、土や種が水で流されてしまい、のらぼう菜がうまく育たない原因になります。
のらぼう菜の水やりにも使えるジョーロが買えるお店
のらぼう菜の水やりにジョーロを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう！
お洒落でかわいいジョーロや、水がたくさん入るジョーロなどが豊富にあります。
使う頻度が高いジョーロは、いいものを選びたいですね。
３．のらぼう菜の栽培と水やり（プランター）
土づくり
プランターは、幅65cm、深さ20㎝以上のものを用意します。
用土は市販の野菜用培養土を利用すると便利です。鉢底石を敷き詰めて、土は８分目くらい入れます。
種まき
のらぼう菜の種まきは、すじまきや点まきのほか、ポットに種をまくこともできます。
すじまきの場合は、棒や板を土に押し付けて、深さ1㎝程度のまき溝を作り、1㎝間隔で種が重ならないようにまきます。土を1㎝ほど被せてから、表面を軽く手で押さえて土と密着させます。
種が水で流れないように注意し、たっぷりと水やりをします。
点まきの場合は、深さ1㎝、直径3～4㎝のまき穴を作り、1つの穴に4～5粒の種を等間隔にまきます。周囲の土を寄せて1㎝ほど被せてから、手で上から押さえて土と種を密着させ、たっぷりと水やりをします。
水やり
のらぼう菜が発芽するまでは、土の表面が乾燥しないように水やりをします。
発芽後は、土の表面が乾いたら、プランターの底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。
土の表面が軽く濡れただけでは水が浸透しないため、水不足になってしまいます。
プランターや鉢はたっぷりと水やりをすることで、新鮮な水と空気を土の中に供給することができます。
プランターや鉢の水やりは、株元に静かに与える方法が基本となります。
４．のらぼう菜の高温多湿期の水やり
地植えの場合は、発芽するまでは土が乾燥しないように水やりをします。
その後は自然の降雨で足りるので、基本的に水やりの必要はありません。土がひどく乾いているときは、午前中に水やりをします。
プランターの場合は、発芽するまでは土の表面が乾燥しないように水やりをします。
その後は、土の表面が乾いたらプランターの底から水が流れ出るくらいたっぷりと水を与えます。
土が湿っているときに水やりをすると、根が呼吸できなくなり、窒息状態になるので注意します。
５．のらぼう菜の生育障害と水やり
のらぼう菜は、根こぶ病などの病気に感染することがあります。日当たりと水はけの良い環境で育てるようにして病気を予防します。
地植えの場合、根付いた後は毎日の水やりは必要ありませんが、土がひどく乾いているときは午前中に水やりをします。
プランター栽培では、土の表面が乾いたら水やりをしますが、多湿状態にならないように注意します。
冬場は、暖かい日の午前中に水やりをします。
のらぼう菜は、連作障害が起こる野菜のため、アブラナ科の野菜を栽培した場所では、最低でも1～2年の期間を空けるようにします。
また、土壌が酸性の場合も生育不良になるため、種まきの2週間以上前に苦土石灰をまいてよく耕しておきます。
６．のらぼう菜の病気と予防
のらぼう菜の栽培では、水はけを良くして、多湿状態にならないように注意します。
根こぶ病
根こぶ病は、アブラナ科だけに感染する病気です。病原菌が根から侵入して、根にコブができます。
地上部の茎葉が栄養を吸収できなくなり、生育不良になります。
アブラナ科野菜の連作を避け、水はけの良い環境で栽培します。発病したのらぼう菜の株は、根ごと掘り上げて早めに撤去処分します。
「のらぼう菜（ノラボウナ）の水やり頻度や時間帯は？」を読んだあなたにおすすめの記事：
