1.ベランダの肥料の臭いを抑えよう
ベランダのプランターなどで家庭菜園をしていると、肥料の臭いが強くて、この臭いを抑えたいと思ったことはありませんか?
住宅が密集しているような場所では、肥料の臭いが強過ぎる場合、近所迷惑になることがありますので、住宅街では肥料の臭いを抑えるようにしましょう。
家庭菜園をしていると、撒いた肥料が臭いというのはよくあることですが、放置したままにしているとゴキブリやハエ、ウジなどの害虫が近寄ってきます。
これらの害虫は悪臭に集まる性質があるため、肥料が悪臭を放っているようでしたらできるだけ早く対策をするようにしましょう。
肥料の臭いは抑えることができますので、順番に見ていきましょう。
2.肥料が臭くなる原因は?
動物や植物、あるいは微生物等を原料とした有機肥料を使う場合臭いが臭くなります。
肥料の中でも特に、「牛糞」「鶏糞」「油かす」は臭いニオイを放ちます。
動物の糞を肥料にしている牛糞や鶏糞に関しては、動物の排泄物なので、発酵初期だとキツいアンモニア臭がします。
油かすは、豆や大豆から油を搾り取った残りカスで作った肥料になります。
肥料成分に優れるため、元肥や追肥などに使われ、たくさんの方に利用されている肥料です。
肥料は発酵が進んでいない物ほど臭いニオイがします。
発酵が進むにつれ徐々にニオイが減っていきますが、肥料が完全に発酵するまで、手間も時間もかかります。
そのため、発酵が進んでいない肥料は値段が安く、発酵が進んでいる肥料は値段が高くなる傾向があります。
あまり安すぎる肥料は使わないようにしましょう。
3.肥料の臭いはいつまで続く?
ベランダで家庭菜園を行っていると、窓を開けた場合などに、鼻を突くような肥料の臭いが部屋の中まで入ってくることがあります。
時間が経ったり、雨が降れば肥料の臭いがやがて薄まっていくだろうと、臭いニオイをじっと我慢している方も多いと思います。
この肥料の臭いは、いつまで続くのかというと、季節にもよりますが、大体2~4週間ぐらい続きます。
肥料の発酵が進めば、自然とニオイは無くなってきますが、春や、夏場などに肥料の臭いが消えるまで窓を1ヶ月も締め切っているのは厳しいと思います。
また、ニオイにつられて害虫が寄ってくることがありますので、早めに対処するようにしましょう。
4.肥料の臭いを消す方法
有機肥料は農作物に良いので、肥料の臭い匂いをなるべく抑えた状態で使いたいですよね。
肥料の臭いを消す方法はいくつかありますので、試してみてください。
有機肥料の成分を中和すれば臭いが消えますので、まずは有機肥料の成分をチェックして、土壌の状態にあった対処法を行ってみてください。
苦土石灰で臭いを消す方法
酸性が強い肥料であれば、アルカリ性の粉の苦土石灰を散布します。
苦土石灰の主な成分は、炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムです。
苦土石灰は強いアルカリ性の肥料のため、酸性に傾いた土壌を中和したり、カルシウムやマグネシウムの栄養素を補給したりするときに使用します。
木酢液で臭いを消す方法
アルカリ性が強い肥料であれば酸性の木酢液を散布します。
木酢液には酢酸を主成分とした約200種の有機化合物が含まれています。
散布するだけで、植物の生育促進や病害虫の予防になり、殺菌や消臭にも効果があります。
有機肥料の成分を中和すれば、自然と肥料の臭いは薄れていきます。
ニオワンダーで臭いを消す方法
確実に臭いを消すなら消臭剤ニオワンダーがオススメです。
ニオワンダーは、非薬品の有機消臭剤です。酵素の力で抗菌・消臭を行ってくれるため家庭菜園や畑でも使用することができます。
ニオワンダーは「アンモニア臭」「糞尿臭」「腐敗臭」に優れた効果を発揮します。
使い方は簡単で、ニオワンダー原液を水で希釈して使います。臭いがキツい場合は10倍に希釈し、そうでもない場合は20倍に希釈してください。
ジョウロ、または噴霧器などに入れて土がしっとり湿る程度に散布するだけです。
散布後、2~3日もすれば、臭かった肥料の臭いが抑えられてくると思います。
また、ニオワンダーは消臭だけでなく、土壌の有害菌にも効果があります。
5.まとめ
有機肥料の中でも「牛糞」「鶏糞」「油かす」は特に臭いにおいを放ちます。
未発酵の肥料はニオイがきついので、できるだけ発酵済みの肥料を選びましょう。
肥料のニオイが自然と消えるまでは2~4週間ぐらいかかります。
放置するとご近所迷惑になり、トラブルになる可能性もあります。
臭いにつられて、害虫(ゴキブリ、ハエ、ウジ)が集まってくるのでできるだけ早く対処しましょう。
肥料の臭いを抑えるには「苦土石灰」「木酢液」「ニオワンダー」を使う方法などがありますので、試してみましょう。
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