■目次
1.ほうれん草の水やり
ほうれん草の水やり頻度、水やりの時間帯、水やり時の注意点などについて疑問を持たれていませんか?
ほうれん草は、春と秋にタネをまいて育てることができます。
梅雨の時期や乾燥期に、毎日水をあげればよいかどうか悩んでいる方も多いと思いますので、ほうれん草の水やり方法について順番に解説していきます。
2.ほうれん草の栽培と水やり(地植え)

ほうれん草は、タネから栽培を始めます。
春まきは3月中旬~5月中旬、秋まきは9月上旬~10月下旬が種まきの適期です。
ほうれん草は寒さに強いので、秋まきがおすすめです。
ほうれん草は、間引きをしながら育てる野菜のため、スジまきの方法が一般的です。
種をまいたら土を厚さ1㎝ほど被せ、表面を軽く手で押さえて土と密着させ、やさしくたっぷりと水やりをします。
土が乾くとうまく発芽しないため、発芽までは土を乾燥させないように水やりをします。
その後は土が乾いていたら、晴れた日の午前中にたっぷりと水やりをします。
水のやりすぎは、根腐れを起こすことがあるので、水の与え過ぎに気を付けします。
水やりの際は、シャワータイプで水が出るジョーロでやさしくかけてあげましょう。
シャワータイプでないものは水の勢いが強いため、土やタネが水で流されてしまい、ほうれん草がうまく育たない原因になります。
■ほうれん草の水やりにも使えるジョーロが買えるお店
ほうれん草の水やりにジョーロを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
お洒落でかわいいジョーロや、水がたくさん入るジョーロなどが豊富にあります。
使う頻度が高いジョーロは、いいものを選びたいですね。
3.ほうれん草の栽培と水やり(プランター)

プランターサイズは、横幅60cm・深さ20cm程度のものを用意します。
容器の底に鉢底石を敷き、市販の野菜用培養土を8分目ほど入れます。
種まきは、畑の場合と同じようにスジまきにします。
種をまいたら土を厚さ1㎝ほど被せ、表面を軽く手で押さえて土と密着させ、プランターの底から水が流れ出るくらいたっぷりと水をあげます。
土の表面が軽く濡れただけでは水が浸透しないため、水不足になってしまいます。プランターや鉢はたっぷりと水やりすることで、新鮮な水と空気を供給することができます。
4.ほうれん草の高温多湿期の水やり

ほうれん草の栽培時期は、地域や品種によって異なるので、タネ袋の記載事項に沿って栽培するようにします。
春まき(3月~5月)の場合は、収穫時期が5~6月ですので、梅雨の時期にかかります。
秋まき(9月~10月)の場合は、種まき後に台風や秋の長雨に遭うこともあります。
ほうれん草は、高温多湿が続くと病害虫が発生しやすくなります。
梅雨の時期は、多湿状態にならないように注意し、排水状態が悪い畑の場合は、あらかじめ畝を高く作り、排水状態をよくしておきます。
畑の場合は、発芽した後は毎日の水やりは必要ありませんが、土の表面が乾燥したら水やりをします。
プランターの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
5.ほうれん草の生育障害と水やり
ほうれん草は、種まきから約30日~40日で収穫することができます。
地植えの場合、根付いた後は毎日の水やりは必要ありませんが、土の表面が乾燥したら水やりをします。
多湿に弱いため、排水状態が悪い畑は、畝を高く作って排水をよくします。
土壌が酸性の場合も生育不良になるため、種まきの2週間以上前に苦土石灰をまいてよく耕しておきます。
プランター栽培では、土の表面が乾いたら水やりをしますが、多湿状態にならないように注意します。
6.ほうれん草の病気と予防
ほうれん草は多湿状態に弱いため、べと病などに注意します。
べと病
べと病は、ほうれん草の葉に黄色い斑点ができて、やがて下の方から枯れてしまう病気です。
梅雨の時期と秋の長雨の時期など、水分が多くて蒸れやすい頃に発生します。
雨による高湿度で蒸れやすい環境にならないよう、水はけの良い畝にします。
胞子が飛び散って伝染するため、発病した場合は、畑の外に搬出して処分します。
炭疽病(たんそびょう)
炭疽病は、カビによる病気で、葉に水が浸みたような円形の小斑点ができ、やがて拡大して葉に穴があき、枯れてしまいます。
梅雨や秋雨の時期に発生するので、水はけを良くします。
連作や密植を避け、肥料過多にも注意します。発病した葉や株は、早めに撤去処分します。
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