ほうれん草の土作りの基本(畑・プランター)

ホウレンソウの土作りの基本

1.ほうれん草の土作り下準備

ほうれん草の土作り方法は、ほうれん草に適した栽培環境を選び、土中のゴミをきちんと処理し、好適土壌pH調整を行い、種まきの2週間以上前までに、土作りを行います。
苦土石灰や、堆肥、化成肥料を撒いて土を作ります。

家庭菜園でほうれん草栽培を行う場合には、事前にほうれん草に適した栽培環境にあった場所で土づくりをしてから始めましょう。

ほうれん草(ホウレンソウ)の栽培データ
■分類: アカザ科ホウレンソウ属
■原産地:中央アジア
■ほうれん草の栽培難易度:★★☆☆☆
■主な旬:5月~6月、10月~翌年2月
■栽培時期:春まき・秋まき
春の種まき:3月~5月、収穫時期:5月~6月
秋の種まき:9月~10月、収穫時期:10月~翌年2月
■連作障害:あり(1~2年あける)
■好適土壌pH:6.5~7.0
■発芽適温:15~20℃
■生育適温:15~20℃
■土作り時期:種まきの2週間以上前

ほうれん草に適した栽培環境

木漏れ日の半日陰

ほうれん草の科目は、アカザ科ホウレンソウ属で、原産地は中央アジアです。

ほうれん草は、耐寒性は強く、高温には弱いため、もっともつくりやすいのは秋まき栽培です。
土質の適応性は広く、沖積地や火山灰土壤でもよく育ちます。
栽培土壌には石灰と有機物を多めに施し、水持ちと水はけのよい土づくりをします。

ほうれん草は、酸性土壌に弱いため、畑栽培では苦土石灰を多めにまいて土づくりをします。

日当たり

ほうれん草栽培を行う上で、日当たりは重要です。
ほうれん草の葉が日光を浴びて元気よく育ちそうな日当たりの良い栽培場所を選びましょう。
ほうれん草を植えたプランターや鉢は、日当たりと風通しの良い場所で管理します。

日長には敏感で、長日になるとトウ立ちするため、長日ではトウ立ちしにくい品種で栽培することが栽培のコツです。

周囲に木や建物がある場合、栽培場所が長時間日陰にならないか調べましょう。
日陰になる場合は、光合成が足りず、果菜類はうまく育たないことがあります。

また、日陰の状態にもよりますが、草丈の低い葉菜類や根菜類なら、栽培することが可能です。

土中のゴミ処理

畑の畝づくり

ほうれん草の土づくりをする前に、土の中にゴミが混じっていないかもチェックします。

庭や畑などでは、ビニール、マルチフィルム、ガラス片、コンクリート片、金属片などが土に混ざっていることがあります。

こうしたゴミが土の中に混ざっていると、耕うん機の刃に当たってケガをしたり、絡まったりするとケガや故障の原因になりとても危険です。

また、ゴミが障害になって、ほうれん草が成長する過程で根っこの成長に影響を及ぼす場合もありますのでこれらのゴミは、丁寧に取り除きましょう。

ネズミ・モグラ対策

庭や畑でほうれん草などの作物を栽培すると、ネズミやモグラの被害にあう場合があります。
種や苗を植えた土が掘り返されて荒らされたり、野菜をかじられたりして、ほうれん草の株が枯れる原因になることもありますので、ネズミやモグラがいる場合には対策をしましょう。

置くだけで敷地を守ってくれる「ネズミガード」や、土に埋めるだけで簡単に使用できる「モグラン」がおススメです。

ネズミガードは電池を入れてすぐに使用することができるネズミ撃退グッズです。
モグランは、電池を入れてモグラ被害のある場所に差すだけで使えます。

2.ほうれん草の好適土壌pH調整

家庭菜園でほうれん草を植える際には、土のpHを調べて、栽培場所の土のpHをほうれん草に合わせます。

日本では酸性土壌が多いのですが、畑によっては、石灰資材の入れすぎで、アルカリ性に傾いている畑もあります。
また、pHは作物をつくるごとに変わるため、同じ畑であっても、野菜の作付け前と収穫後では、pHは異なります。

pHがほうれん草に合っているかどうかを調べるためには、測定キットや測定器で測ります。
土に差すだけで測れる測定器が簡単なのでおすすめです。

ほうれん草の好適土壌pHは、6.5~7.0です。
ほうれん草を育てる土のpHを測って、必要に応じて石灰資材を施用して調整しましょう。

3.ほうれん草の土作りの基本(畑栽培)

畑

ほうれん草を上手に栽培するためには、土作りが重要です。
日当たりと風通しの良い場所を選んで、根が肥料やけを起こさないように、ほうれん草の種まきの2週間以上前までに、土作りを行います。
ほうれん草の種まきは春まきは3月中旬~5月中旬、秋まきは9月上旬~10月下旬なので、種まき時期から逆算して土作りをはじめましょう。

4.苦土石灰を撒いて耕す

畑に石灰を撒く

多くの野菜は、強い酸性土壌では生育が悪くなりますので、石灰資材を施用して調整します。

石灰資材にはいくつか種類がありますが、家庭菜園で使いやすいのは「苦土石灰」です。
比較的ゆっくり効果が現れるため、障害が起きにくいうえに、確実な効果が得られるメリットがあります。
また、野菜の生長に必要な苦土の補給にもなるため、おすすめです。

ほうれん草の種まき場所に、苦土石灰150~200g/㎡を全面に撒いて、すぐに深さ20~30cmを目安に十分に耕して、土となじませます。
まいたまま放置すると、石灰がかたまり土となじまなくなり、十分な効果が得られないので注意します。

5.堆肥・化成肥料を撒いて耕す

畑の土作り

ほうれん草の種まきの1週間前に、完熟堆肥2㎏/㎡、化成肥料100g/㎡をまいて、深さ20~30cmを目安に十分に耕して、土と良くなじませます。

土は鍬で耕しても良いですが、鍬で耕すのが大変な場合は、小型の耕うん機などで耕すと便利です。
家庭菜園では、充電式のコンパクトな家庭用耕うん機が人気です。

6.畝を作る

畝を作る

土をよく混ぜたら、ほうれん草栽培用の畝を作ります。
畝をつくる部分にロープ(さくり縄)を張って目印にすると、初心者でも容易にまっすぐな畝をつくれます。

ほうれん草の畝立ては、畝幅60㎝、高さ10㎝程度の畝を作り、発芽に支障が出ないように表面を丁寧に均しておきます。
レーキなどで、畝の表面を平らにすると、発芽や生育がそろいます。

7.ほうれん草の土作りの基本(プランター栽培)

プランター野菜

ほうれん草をプランターサイズは、標準タイプ(60㎝程度)のものを用意します。深さ20㎝程度の浅型プランターでも大丈夫です。
土は市販の培養土を利用すると便利です。用土は標準のもので可能ですが、酸性を嫌うので苦土石灰で調整します。
鉢底石を敷き詰めて、土は8分目くらい入れてウオータースペースを作って栽培します。

ほうれん草の土作りの基本を読んだあなたにおすすめの記事:



ホウレンソウの土作りの基本