サトイモの追肥(追肥のやり方・時期・回数量)

サトイモの追肥(追肥のやり方・時期・回数量)

1.サトモイモの追肥とは何ですか?

追肥とは何か?

サトモイモなどの作物の生育に応じて、追加で養分になる肥料を与えることを『追肥』といいます。

サトモイモに追肥はしたほうが良いのか、しない方が良いのか悩まれている方も多いですが、追肥は行ったほうが良いです。

サトモイモはカリウムや食物繊維が豊富に含む野菜で、成長には十分な栄養が必要です。
サトモイモは、きちんと栄養を与えて育てると、美味しいイモを収穫することが可能なため、追肥は必須と言えます。

サトモイモは追肥をしないと、小さなサトモイモしか収穫できなくなり、食べれないイモも出て来ると、収穫量が減ってしまいますので、きちんと追肥をしてあげましょう。

2.サトモイモの追肥時期はいつか?

サトモイモの追肥は2~3回行います。

1回目の追肥は、植え付けから約1か月たったら行います。
一般的にサトイモの植え付け時期は、4月~5月なので、5月~6月に追肥を行うと良いです。

2回目の追肥は、梅雨明け前に行います。
追肥時期としては、6月下旬から7月上旬に行うと良いです。

3.サトモイモの追肥方法

追肥方法

サトモイモの追肥は、鶏糞、カリ、硫安、草木灰、液肥、化学肥料など何を使えばいいか悩んでいる方も多いですが、サトモイモの追肥は『化成肥料』を使用します。

サトモイモに適した肥料の成分

インターネットでは『サトモイモに適した肥料』なども購入することができますので、専用肥料を使うのも良いでしょう。
サトモイモに適した肥料の成分比は、チッソ7、リン酸8、カリ6、苦土1.0の割合などです。

サトモイモの追肥におすすめの肥料

1回目の追肥方法

サトイモの1回目の追肥は、植え付けから約1か月たったら、追肥を行います。
化成肥料30g/㎡を株間や畝間にパラパラとまき、土と良く混ぜてクワなどで株元に土寄せをします。
土寄せは、一度に厚くしないで高さ5㎝くらいにします。
土寄せがたりないとイモが細長くなってしまい不良品が多くなるので気をつけましょう。

2回目の追肥方法

サトイモの2回目の追肥は、梅雨明け前に行い、1回目と同様に追肥を施して土寄せをします。
新イモは種イモの上につくため、土寄せが足りないと子イモの芽が地上に伸び、細長くなり、孫イモの数が増えて小型のイモになってしまうので注意しましょう。

プランター栽培の追肥

6月頃に草丈が15㎝前後になったら、株元に化成肥料5gをばらまき、その上に新しい用土を5㎝ほどの厚さで増し土をします。
2回目は、草丈が30㎝前後になったら、1回目と同じように化成肥料を施して増し土を行います。

4.サトモイモの追肥の注意点

サトイモの育て方・栽培方法

サトモイモの追肥は、たくさん肥料を与えればよいというわけではありませんので、注意点に気をつけながら栽培を行いましょう。

肥料の与えすぎに注意

太ったサトモイモを育てるには栄養を切らさないことが重要になりますが、大きく育てようとして肥料を与えすぎるとサトモイモに害虫がつきやすくなったり、葉っぱばかりが茂って、肝心の土の中のイモ部分が育たないなどの問題が起こりますので、肥料の与えすぎには気をつけましょう。

肥料は種芋に触れないように

肥料が種芋に触れると腐る原因になるため、種芋や根っこなどに直接触れないように注意しましょう。
肥料はサトモイモの株から少し離れた場所にまいて、土と軽く混ぜ合わせて土寄せするようにします。

5.サトモイモの栽培ポイント

家庭菜園

サトモイモを栽培する際は、以下の栽培ポイントに気をつけながら育てていきましょう。

サトモイモの栽培ポイント
  1. 種芋:ふっくらとして形が整っていて、芽の傷みがないものを使う。
  2. 連作に気をつける:連作障害を防ぐためには、4~5年休閑させます。
  3. 霜に気をつける:霜に弱いので、秋の初霜で枯死しないようにする。
  4. 追肥をする:追肥と土寄せを2〜3回行う。
  5. 水やり:乾燥に弱いので、水やりをしっかりと行う。

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