1.ヤーコンの追肥とは何ですか?

ヤーコンなどの作物の生育に応じて、追加で養分になる肥料を与えることを『追肥』といいます。
ヤーコンに追肥はしたほうが良いのか、しない方が良いのか悩まれている方も多いですが、追肥は行ったほうが良いです。
ヤーコンはカテキン、ポリフェノール、オリゴ糖、食物繊維などを含む野菜で、成長には十分な栄養が必要です。
ヤーコンは、きちんと栄養を与えて育てると、美味しいイモを収穫することが可能なため、追肥は必須と言えます。
ヤーコンは追肥をしないと、小さなヤーコンしか収穫できなくなり、食べれないイモも出て来ると、収穫量が減ってしまいますので、きちんと追肥をしてあげましょう。
2.ヤーコンの追肥時期はいつか?
ヤーコンの追肥は2回以上行います。
1回目の追肥は、植え付けの2週間後から行います。
ヤーコンの植え付け時期は、4~5月なので、このころに追肥を行います。
その後は、月に1回追肥を行います。
ヤーコンのプランター栽培では、株が大きく育ち、根が肥大し始める前に追肥をします。
3.ヤーコンの追肥方法

ヤーコンの追肥は、鶏糞、カリ、硫安、草木灰、液肥、化学肥料など何を使えばいいか悩んでいる方も多いですが、ヤーコンの追肥は『化成肥料』を使用します。
ヤーコンに適した肥料の成分
インターネットでは『ヤーコンに適した肥料』なども購入することができますので、根野菜用の肥料を使うのも良いでしょう。
ヤーコンに適した肥料の成分比は、チッソ16、リンサン9、カリ11などの割合です。
ヤーコンの追肥におすすめの肥料
1回目の追肥方法
ヤーコンの畑の栽培では、植え付けの2週間後から追肥をします。
株間に化成肥料1㎡当たり30gを施し、土と軽く混ぜ合わせて株元に土寄せをします。
追肥は、株元から離れた場所に施すようにします。
2回目以降の追肥方法
ヤーコンに1回目の追肥を行った後は、1ヶ月に1回追肥を行います。
追肥方法は1回目と同様の方法です。
プランター栽培の追肥
プランター栽培では、株が大きく育ち、根が肥大し始める前に追肥をします。
肥料入りの培養土を増し土し、根が土に埋まるように土寄せをします。
4.ヤーコンの追肥の注意点

ヤーコンの追肥は、たくさん肥料を与えればよいというわけではありませんので、注意点に気をつけながら栽培を行いましょう。
肥料の与えすぎに注意
太ったヤーコンを育てるには栄養を切らさないことが重要になりますが、大きく育てようとして肥料を与えすぎるとヤーコンに害虫がつきやすくなったり、葉っぱばかりが茂って、肝心の土の中のイモ部分が育たないなどの問題が起こりますので、肥料の与えすぎには気をつけましょう。
肥料は種芋に触れないように
肥料が種芋に触れると腐る原因になるため、種芋や根っこなどに直接触れないように注意しましょう。
肥料はヤーコンの株から少し離れた場所にまいて、土と軽く混ぜ合わせて土寄せするようにします。
5.ヤーコンの栽培ポイント

ヤーコンを栽培する際は、以下の栽培ポイントに気をつけながら育てていきましょう。
- 環境:日当たりと水はけの良い場所で栽培する。
- 植え付け:霜や低温に弱いので植え付け適期を守る。
- 連作に気をつける:連作障害を防ぐためには、2~3年休閑させます。
- 追肥をする:追肥と土寄せを行う。
- 害虫に気を付ける:葉脈だけ残して食害するヨトウムシに気を付ける。
ヤーコンの追肥を読んだあなたにおすすめの記事: