園芸店・ホームセンター・インターネットなどで買える農薬をご紹介します。
サトイモのアブラムシに使用できる農薬には、「ベニカベジフル乳剤」「アディオン乳剤」「アドマイヤー1粒剤」などがあります。
商品を購入される場合には、商品名、使用時期、使用方法、使用量、散布間隔などを確認のうえ選ぶようにします。
ベニカベジフル乳剤
ベニカベジフル乳剤をサトイモのアブラムシ対策に使用する場合は、450倍に希釈して使用します。散布液量は100~300m㍑/㎡です。使用頻度は、収穫7日前までに5回以内であれば可能です。
ベニカベジフル乳剤は、野菜、果樹、草花、庭木などの害虫を退治するのに効果的で、速効性と持続性があります。
アディオン乳剤
アディオン乳剤をサトイモのアブラムシ対策に使用する場合は、3000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫7日前までに5回以内であれば可能です。
アディオン乳剤は、広範囲の害虫に効果的で、従来の殺虫剤に対して感受性が低下したアブラムシ類にも高い効果があります。
アドマイヤー1粒剤
アドマイヤー1粒剤をサトイモのアブラムシ対策に使用する場合は、4kg/10aを播溝土壌混和して使用します。使用頻度は、植付時に1回であれば可能です。
アドマイヤー1粒剤は、ネオニコチノイド系の殺虫剤で浸透移行性があり、定植時や播種時などに処理することで、アブラムシ類やミナミキイロアザミウマ、コナジラミ類を長期間防除できます。また、他の薬剤に抵抗性のある害虫に対しても安定した殺虫効果があります。粒剤のため、圃場での散布が容易にできます。
モベントフロアブル
モベントフロアブルをサトイモのアブラムシ対策に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫7日前までに3回以内であれば可能です。
モベントフロアブルは、殺虫・殺ダニ剤で、難防除害虫にも安定した効果があります。
アブラムシ類やタバココナジラミ、ミナミキイロアザミウマなど、感受性の低下した害虫にも高い効果を示し、野菜のアブラムシ類やアザミウマ類、コナジラミ類、ハダニ類、トマトサビダニ、チャノホコリダニなど、幅広い吸汁性害虫に優れた効果があります。
ベニカAスプレー
ベニカAスプレーをサトイモのアブラムシ対策に使用する場合は、原液で使用します。使用頻度は、収穫7日前までに5回以内であれば可能です。
ベニカAスプレーは、植物を食べる虫や群がる虫を効果的に退治することができます。秋冬野菜、春夏野菜、果樹、花、観葉植物、庭木など、様々な作物に使用できるため、一年中利用することができます。
モスピラン粒剤
モスピラン粒剤をサトイモのアブラムシ対策に使用する場合は、3~6kg/10aを植溝土壌混和して使用します。使用頻度は、植付時に1回であれば可能です。
モスピラン粒剤は、定植時に土壌処理をすることで、アブラムシ、コナガ、アオムシ、スリップスの発生を長期間抑えることができます。
また、ミツバチやマルハナバチに対して影響が少なく、有用な昆虫に対する影響も少ない粒剤タイプの薬剤です。
ウララDF
ウララDFをサトイモのアブラムシ対策に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫7日前までに2回以内であれば可能です。
ウララDFは、アブラムシ類やコナジラミ類、カメムシ目害虫やアザミウマ類に対して高い殺虫効果があります。アブラムシの吸汁を阻害して防除し、高い浸透移行性と浸達性により、巻葉を作るアブラムシの防除にも効果的です。
農薬保管庫(鍵付き)
サトイモの農薬は、農薬保管庫を使うことで安心して保管することができます。
農薬を安全かつ適切に保管するためには、キズやサビに強く、鍵のかかる農薬保管庫を利用することが望ましいです。
家庭菜園であれば、小型や中型サイズの農薬保管庫が人気です。
※薬剤使用の留意点
本記事の商品情報などは、2023年5月時点のものです。
薬剤の適用内容については変更されることがありますので、最新の薬剤情報は各メーカーの公式情報をご確認ください。
「サトイモのアブラムシ対策!害虫駆除に効く農薬」を読んだあなたにおすすめの記事: