１．ラッキョウの水やり
ラッキョウの水やり頻度、水やりの時間帯、水やり時の注意点などについて疑問を持たれていませんか？
ラッキョウは、関東などの中間地では8月～9月に種球（球根）を植え付けて栽培します。
植え付け後に、毎日水をあげればよいかどうか悩んでいる方も多いと思いますので、ラッキョウの水やり方法について順番に解説していきます。
２．ラッキョウの栽培と水やり（畑）
ラッキョウの栽培は、関東などの中間地では、8月下旬～9月中旬に種球（球根）植え付けます。
土づくり
ラッキョウは連作障害が出にくい野菜ですが、同じ場所で栽培する場合は1～2年の期間を空けるか、他の場所を選んで栽培します。
日当たりと水はけの良い場所を選び、植え付けの2週間以上前に苦土石灰100g/㎡を全面にまいてよく耕します。
1週間前に完熟堆肥2㎏/㎡、化成肥料100ｇ/㎡を施してよく耕し、幅60㎝、高さ10～15㎝の畝を作ります。
植え付け
植え付けの際は、深さ5㎝ほどの植え穴を掘り、種球の尖った方を上に向けて1か所に2球ずつまとめて置き、先端がわずかに見える程度に土を被せます。
植え付け後は、たっぷりと水やりをします。株間は15～20㎝にします。
水やりは、シャワータイプのジョウロでやさしく水をかけましょう。
シャワータイプでないものは水の勢いが強いため、土が水で流されてしまい、ラッキョウがうまく育たない原因になります。
ラッキョウの水やりにも使えるジョウロが買えるお店
ラッキョウの水やりにジョウロを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう！
お洒落でかわいいジョウロや、水がたくさん入るジョウロなどが豊富にあります。使う頻度が高いジョウロは、いいものを選びたいですね。
家庭菜園では、「自動水やり機」も人気です。
散水したい時刻や曜日などの時間設定ができるので、旅行で家を空けたときにも便利です。
３．ラッキョウの栽培と水やり（プランター）
プランターは65㎝標準タイプ（深さ20㎝以上）や10号鉢（直径30㎝）を用意します。
プランターや鉢は、目詰まりを起こすと排水性や通気性が悪くなります。用土を入れる前に鉢底石などを敷いて、水と空気の通りをよくします。
用土は、ホームセンターなどで野菜用培養土を購入すると、土づくりの手間が省けます。市販の培養土は、排水性、保水性、通気性、保肥性に優れていますのでおすすめです。
植え付け
植え付けの際は、深さ5㎝ほどの植え穴を掘り、種球の尖った方を上に向けて2球ずつまとめて置き、先端がわずかに見える程度に土を被せます。
植え付け後は、たっぷりと水やりをします。株間は10㎝程度にします。
プランターや鉢は、日当たりと風通しが良い場所で管理します。
プランター栽培は、土の容量が限られるので乾燥に注意し、土の表面が乾いたら容器の底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。
十分に水やりすることによって、新鮮な水と酸素を土の中に供給することができ、二酸化炭素や有害物質を排出してくれます。
４．ラッキョウの高温多湿期の水やり
畑栽培は、植え付け後は自然の降雨で足ります。1週間ほど雨が降らない日が続き、土が乾燥していれば水やりをします。
プランター栽培は、土の表面が乾いたらたっぷり水をあげます。土が乾く前に水やりすると過湿になり、球根が腐ってしまうので注意します。
５．ラッキョウの生育障害と水やり
ラッキョウは、痩せた土地でも十分に育ちますが、雑草には弱いため、こまめに草取りを行うようにします。
畑栽培は、自然の降雨で足りますが、雨が少なく乾燥が続くようなときは水やりをします。
プランター栽培は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。冬場の水やりは、気温の高い日中に与えるようにします。
プランター栽培で多い失敗は、水のやりすぎと肥料の与え過ぎですが、特に水のやりすぎに注意します。
ラッキョウは、多湿環境になると球根が腐ることがあります。また、多湿状態になると酸素不足になり、水分や養分が十分に吸収されなくなってしまいます。
６．ラッキョウの病気と予防
ラッキョウは、軟腐病、灰色かび病などに注意します。
軟腐病（なんぷびょう）
軟腐病は、土壌中の細菌による病気で、ラッキョウの葉が軟化腐敗し、強い悪臭を放ちます。病原菌は土壌中の水を通じて移動し、他の株に伝染します。多湿条件で発病しやすいので、水はけを良くし、発症した株は早めに撤去処分します。
灰色かび病
灰色かび病は、カビによる病気で、ラッキョウの葉に灰褐色のカビが密生します。日当たりや風通しが悪い場所や多湿条件で発生しやすくなります。
密植や肥料のやりすぎに注意し、発病した部分は徹底して取り除き、伝染源にならないようにします。
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