ブルーベリーの斑点病対策!予防・治療に効く農薬

病害虫対策

園芸店・ホームセンター・インターネットなどで買える農薬をご紹介します。

ブルーベリーの斑点病に使用できる農薬には、「GFベンレート水和剤」、「ベンレート水和剤」、「サンケイオーソサイド水和剤80」などがあります。

商品を購入される場合には、商品名、使用時期、使用方法、使用量、使用回数などを確認のうえ選ぶようにします。

GFベンレート水和剤

GFベンレート水和剤をブルーベリーの斑点病対策に使用する場合は、3000倍に希釈して使用します。散布液量は200~700mL/㎡です。使用回数は、収穫7日前までに1回であれば可能です。

GFベンレート水和剤は、花・樹木・野菜・果樹の病気に使える殺菌剤です。ばらの黒星病やうどんこ病に対して優れた効果を持ちます。
浸透移行作用により病原菌の侵入を防ぐ予防効果と、侵入した病原菌を退治する治療効果を兼ね備え、病原菌の細胞分裂を阻害して防除します。

ベンレート水和剤

ベンレート水和剤をブルーベリーの斑点病対策に使用する場合は、3000倍に希釈して使用します。散布液量は200~700㍑/10aです。使用回数は、収穫7日前までに1回であれば可能です。

ベンレート水和剤は、幅広い適用を持つ殺菌剤で、浸透性が高く、予防と治療の両方の効果を示します。
茎葉の病害や貯蔵病害、種子伝染性病害、土壌病害などに効果があり、低濃度で使用できるため作物汚染が少なく経済的です。
水稲、野菜、果樹など幅広い作物に使用可能で、浸透移行性にも優れています。

サンケイオーソサイド水和剤80

サンケイオーソサイド水和剤80をブルーベリーの斑点病対策に使用する場合は、500~1000倍に希釈して使用します。散布液量は200~700㍑/10aです。使用回数は、収穫21日前までに2回以内であれば可能です。

サンケイオーソサイド水和剤80は、かび類(糸状菌)によって起こる広範囲の病気に優れた効果を発揮する保護殺菌剤です。
花や庭木、野菜など植物全般に対して広範囲の病気に効果的で、植物への薬害も少ない特徴があります。

オーソサイド水和剤80

オーソサイド水和剤80をブルーベリーの斑点病対策に使用する場合は、500~1000倍に希釈して使用します。散布液量は200~700㍑/10aです。使用回数は、収穫21日前までに2回以内であれば可能です。

オーソサイド水和剤80は、小麦、果樹、野菜、花きなど多くの作物において広範囲の病害に安定した予防効果を示します。
生育期の散布に加えて、種子消毒や幼苗期の土壌灌注などにも使用することで、腐敗病や苗立枯病などの土壌病害にも優れた効果を発揮します。

日曹ストロビードライフロアブル

日曹ストロビードライフロアブルをブルーベリーの斑点病対策に使用する場合は、3000倍に希釈して使用します。散布液量は200~700㍑/10aです。使用回数は、収穫14日前までに2回以内であれば可能です。

日曹ストロビードライフロアブルは、黒星病菌などのりんごやなしの病害に優れた効果を示すだけでなく、かんきつやぶどうなど他の作物の重要な病害にも幅広い活性があります。予防効果が特に高く、胞子形成の阻害効果により二次感染を防ぎます。また、薬剤耐性菌にも効果が認められています。

日産ストロビードライフロアブル

日産ストロビードライフロアブルをブルーベリーの斑点病対策に使用する場合は、3000倍に希釈して使用します。散布液量は200~700㍑/10aです。使用回数は、収穫14日前までに2回以内であれば可能です。

日産ストロビードライフロアブルは、従来の殺菌剤とは異なるストロビルリン系殺菌剤で、他剤耐性菌にも有効です。
予防効果が優れており、各種病害の胞子形成を強く阻害するため、病害の蔓延を効果的に防ぎます。

農薬保管庫(鍵付き)

ブルーベリーの農薬は、農薬保管庫を使うことで安心して保管することができます。
農薬を安全かつ適切に保管するためには、キズやサビに強く、鍵のかかる農薬保管庫を利用することが望ましいです。
家庭菜園であれば、小型や中型サイズの農薬保管庫が人気です。

※薬剤使用の留意点
本記事の商品情報などは、2023年5月時点のものです。
薬剤の適用内容については変更されることがありますので、最新の薬剤情報は各メーカーの公式情報をご確認ください。

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