■目次
1.スティックセニョールの種まき時期
スティックセニョールは、ブロッコリーと中国野菜を掛け合わせた品種で、種苗会社サカタのタネが開発したものです。
スティックタイプのブロッコリーであることから、別名「スティックブロッコリー」や「茎ブロッコリー」とも呼ばれています。
スティックセニョールの種まき時期は、関東などの中間地では春まき栽培は2月中旬~3月中旬、夏まき栽培は7月中旬~8月中旬です。
家庭菜園では夏まき栽培が適していて、8月下旬~9月下旬に苗を植え付けると11月上旬頃から収穫することができます。
スティックセニョールは、1株から15本前後の側花蕾が収穫できるので、家庭菜園初心者にもおすすめの野菜です。
2.スティックセニョールのおすすめ品種
主な品種は以下のとおりで、スティックセニョール、茎ブロッコリーなどの名前で販売されています。
スティックセニョール(サカタのタネ)、グリーンボイス(タキイ種苗)、スティッコリー(トキタ種苗)、紫セニョーラ(サカタのタネ)、スカーレットダンス(丸種)など。
3.スティックセニョールの栽培ポイント
・日当たりと水はけのよい場所で栽培する。
・アブラナ科野菜を2~3年間栽培していない場所を選ぶ。
・早期に防虫ネットを張り、害虫被害を予防する。
・側花蕾を長期間収穫するため、定期的に追肥を施す。
4.スティックセニョールの種まき(畑)
種のまき方には、「直まき」と「ポットまき」があります。
畑栽培
スティックセニョールは、アブラナ科の害虫被害に遭うので、ポリポットに種をまく方法がおすすめです。
①良い種を選ぶ
スティックセニョールの種を購入する際は、地域にあった品種を選び、栽培適期を守るようにします。
種袋には、品種の特徴、栽培時期、栽培方法、発芽・生育適温、発芽率、有効期限などが記載されています。
種には寿命があるので、種袋の裏にある有効期限もチェックします。
スティックセニョールの種は、ホームセンターや園芸店で購入することができます。
種を購入する際は、直射日光の当たる場所に陳列されているものは避けましょう。欲しい品種がない場合は、インターネットで購入すると便利です。
②適温時期に種をまく
スティックセニョールの種まきは、関東などの中間地では春まき栽培は2月中旬~3月中旬、夏まき栽培は7月中旬~8月中旬です。
スティックセニョールの発芽適温は20~25℃です。
種袋に発芽適温・生育適温の記載があるので、適期に種まきをします。
③種のまき方
スティックセニョールは、アブラナ科の害虫被害に遭うので、家庭菜園ではポットに種をまいて、しっかりと苗を育ててから植え付ける方法がおすすめです。
④適切な用土を使う
ポットに種をまく場合は、「種まき専用培養土」がおすすめです。
種まき専用培養土は、発芽しやすいように微粒の各種用土がブレンドされています。保水性・排水性・通気性に優れているため、発芽後も安心です。
⑤種まき後の水やり
ステックセニョールの種をまいた後はたっぷりと水やりをし、発芽するまでの間は用土の表面が乾いたら水やりをします。
種は、水、温度、酸素などの条件がそろうと吸水を始め、蓄えた養分と酸素を使って発芽します。
5.スティックセニョールの苗づくり
スティックセニョールの苗づくりは、ポットまきがおすすめです。ポットまきは温度管理や水やりが簡単で、発芽して丈夫に育った苗を選んで植え付けることができます。
ポットまきの手順は、以下のとおりです。
①3号ポット(直径9㎝)に種まき用土を入れる。
②指先で深さ1㎝ほどの窪みを3~4箇所つくり、1粒ずつ種をまく。
③周りの土を薄く被せて手で軽く押さえ、土と種を密着させる。
④種まき後に、ジョウロでたっぷりと水やりをする。
⑤本葉2~3枚の頃に間引いて1本にし、本葉4~5枚の頃に植え付ける。
6.スティックセニョールの種まき(プランター)
プランターは大型サイズで2株、10号鉢(直径30㎝)で1株が栽培目安となります。
スティックセニョールは連作を嫌うので、用土は新しいものを使うようにします。ホームセンターなどで野菜用培養土を購入すると、土づくりの手間が省けます。
排水性を良くするため、鉢底石をプランターの底に敷き詰めて、野菜用培養土を8分目くらい入れます。
種まき
スティックセニョールは、アブラナ科の害虫被害に遭うので、家庭菜園ではポットに種をまいて、しっかりと苗を育ててから植え付ける方法がおすすめです。
ポットまきの手順は、畑の場合と同じです。
植え付け
ポット苗を植え付ける際は、ポリポットよりも少し大きめの植え穴を作り、根鉢を崩さずに株元が少し高くなるように植え付けます。
植え付け後は、株元に土を寄せて手で軽く押さえて密着させ、たっぷりと水をあげます。
苗が根付くまで1週間ほどかかるので、この間に水切れにならないように注意します。害虫の被害を少なくするため、防虫ネットは植え付け直後に速やかに掛けるようにします。プランターや鉢は、日当たりと風通しの良い場所で管理します。
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