さび病に酢が効果的!酢の濃度と割合は?

さび病に酢が効果的

1.さび病とは?

さび病とは、葉っぱや茎などに赤さびのような赤茶色の斑点がつく病気です。
赤茶色の斑点は、立体的に盛り上がったり、粉を吹いたような状態になり、赤さび病は指で触ると赤茶色の粉が付きます。
さび病は、ネギ・ニラ・玉ねぎ・ニンニク・らっきょうなどネギ類に発生することが多いです。

家庭菜園などで野菜を育てている方であれば一度はこのさび病に悩まされたことが
あるのではないでしょうか?

サビ病

(写真:キュウリのサビ病の葉)

できれば、このさび病を農薬を使わず、無農薬で簡単に解決できるといいですよね。

そこで登場するのが『酢』『焼酎』『果糖』合わせて作るストチュウスプレーです。

酢は、良くお料理に使いますが、お掃除に使ったり、意外と万能で、
家庭菜園でも、この『酢』が使えます!
殺虫剤のような強い効果はありませんが、一定の効果が期待できます。

酢の殺菌成分、焼酎の消毒効果、果糖には、葉に光沢を与える活力効果があるといわれており、この3つを混ぜ合わせることで、作物の病気を予防し、生育も良くしてくれます。

ストチュウは、さび病、うどんこ病、灰色かび病、べと病、炭疽病などの病気を防ぎ、葉にも養分を与えてくて、生育もよくする方法として、古くから家庭菜園でも使用されています。
早速、さび病に効果的なストチュウスプレーを作ってみましょう。

2.さび病に効果的なストチュウの作り方

さび病に効果的な酢

ストチュウスプレーの作り方は簡単です!

酢にはいろいろな種類がありますが、
『穀物酢』を使います。

お家に酢のあるかたは、
『ミツカン 穀物酢』など、ラベルに酢の種類が書いてありますので、
ご自宅の酢の種類を確認してみてください。

穀物酢は、普通のスーパーやコンビニなどで簡単に安価で手に入ります。

原液の材料
・酢 100ml
・焼酎 180ml
・果糖 30g

散布する1週間ほど前から、原液の材料を混ぜ合わせて、直射日光を避けた場所で保管しておきます。

3.さび病に効果的なストチュウの使い方

酢を散布
ストチュウスプレーの材料
・霧吹き
・1週間経過した原液 1ml
・水 150ml
ストチュウの原液を水で150倍程度に薄めて、霧吹きやスプレーボトルに移して、ネギやニラなど、さび病を退治したい作物に散布します。
ストチュウスプレーはまんべんなく振りかけます。
目に見えていない菌も退治するためです。

このとき、ストチュウの使い過ぎには注意してください。
様子を見ながら、
病気発症後は2~3日に1度、病気予防なら1週間に1回位を散布しましょう。

さび病は、早めに手を打てば、病気にかからなかった部分の栽培を続けられますので早めの対策を心がけましょう。

ストチュウは、無農薬農法の一つで一般家庭でも手軽に作れる忌避剤ですので、ぜひ作ってみてください。
もし、自分で作るのが手間だという方は、インターネットからもストチュウを購入することができます。

天然ストチュウは、醸造アルコール、醸造酢、にんにく、唐辛子を乳酸菌、酵母、光合成細菌と糖蜜を加えて発酵させた葉面散布用の農業資材です。
有用微生物の働きにより生成された各種有機酸を多く含んでいますので、植物の生育を補助してくれます。

使用方法としては、500-1000倍に水で薄めて植物に散布します。
500倍より濃い濃度で散布すると障害が発生する恐れがありますので、希釈に気をつけて使いましょう。

ご利用後は、その都度キャップをしっかりと締めて、光の当たらない冷暗所で保存するようにしましょう。

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