1.ジャガイモの後作に植えたほうが良い野菜
ジャガイモの後作に、どんな野菜を植えればよいかわからなかったり、
悩んだりしていませんか?
実は、ジャガイモの後作に良い野菜はいくつかあります。
ジャガイモの後作について、順番にみていきましょう!
ジャガイモの収穫時期は、だいたい5月~7月頃なので、その後植えていけるジャガイモの後作と相性の良い野菜を見ていきましょう。
ジャガイモの次に後作した方が良い野菜には、ネギ、コマツナ、スティックセニョール、エダマメ、キャベツなどの作物があります。
野菜の後作というのは、植える順番を守るのが良いと言われています。
根→葉→実という順番に栽培することで生育不良を防ぐことができ、生長が良くなると言われています。
ジャガイモは『根』にあたりますので、ジャガイモの後作には『葉物』がおすすめです。
ジャガイモの後作の葉物として、代表的なものにネギが挙げられます。
ネギには、葉ネギ(青ネギ)や長ネギ(白ネギ)など色々な種類があります。
中でも人気なのが、ベランダなどの小スペースでも手軽に植えられる葉ネギです。
小口ネギなどともよばれており、味噌汁に入れたり、薬味やトッピングに使ったり
万能なネギになります。
葉ネギは簡単に育てられるので、初心者が栽培するのにもオススメの野菜です。
コマツナは、家庭菜園では人気の野菜です。
ビタミンA、ビタミンB群、カルシウム、カリウムなどが多い栄養豊富な健康野菜で、
失敗することも少なく、1年中栽培することができます。
ジャガイモの後作に良い作物として、少し変わったものといえば、スティックセニョールがあります。
ブロッコリーと同様に栄養価も高い野菜で、ビタミンC、ビタミンE、カロテンなどが多く含まれており、
がんの予防効果にもなるスルフォラファンも含まれており、注目されています。
スティックセニョールは、春と秋の2回栽培することができます。
ジャガイモの後作に良い作物として、初心者向けの作物としてはエダマメがあります。
ビタミンAやタンパク質の成分が豊富で、アミノ酸や糖分がバランス良く含まれることがエダマメの特徴です。
混ぜご飯の具材にしたり、サラダに入れたり、ビールのおつまみにしたりと、
様々な方法で美味しく食べることができます。
2.ジャガイモの後作に植えた方が良い理由
ジャガイモの後作には、葉物がおすすめです。
例えば、後作としてネギを育てた後に再びジャガイモを育てると、「そうか病」などの病気を軽減することができます。
特に長ネギの場合は深く土に埋めて育てますので、病原菌が嫌うネギの成分を深く浸透させられるため、ジャガイモの後作にはおすすめです。
また、葉物全般を後作した方が良い理由として、土中に残った窒素を吸ってくれるからです。
ネギやコマツナなどは、葉物の代表と言える野菜ですので、積極的に後作した方が良いです。
葉物野菜は、種まきから1~2ヶ月もあれば収穫することが出来ますので、ジャガイモを収穫した後にすぐに何か育つものをと考えている際には、葉物を選んでいきましょう。
3.ジャガイモの後作に植えないほうが良い野菜
また、ジャガイモの後作にしない方が良いものとして挙げられるのが、根野菜全般です。ダイコン、ニンジン、ゴボウといったものがあります。
4.ジャガイモの後作に植えないほうが良い理由
ジャガイモの後作しない方が良い理由は、同じ科の野菜を続けて栽培すると連作障害が出やすいためです。
特にナス科は、連作障害が起きやすい野菜と言われているため、特に後作には慎重にならないといけません。
同じ科だけではなく、同じタイプ(根菜類)のものを後作した際にも連作障害は起きてしまいますので、ジャガイモの後作に根野菜は避けた方が良いでしょう。
同じ科のものを連作すると、特定の肥料成分が不足してしまい、生育に影響が出てしまいます。
また、ジャガイモを育てた後に違う野菜を育てると、今までいた病原菌や害虫は違う野菜に取り付くことが出来ないのですが、同じ科や同じタイプのものを連作すると、既にいた病原菌や害虫がすぐに取り付いてしまいます。
このため、ジャガイモの後作には、ネギ、コマツナ、スティックセニョール、エダマメ、キャベツなどの野菜を積極的に取り入れて植えていきましょう。
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