園芸店・ホームセンター・インターネットなどで買える農薬をご紹介します。
ゴボウのアブラムシに使用できる農薬には、「家庭園芸用GFオルトラン水和剤」「家庭園芸用スミチオン乳剤」「日産マラソン乳剤」などがあります。
商品を購入される場合には、商品名、使用時期、使用方法、使用量、散布間隔などを確認のうえ選ぶようにします。
家庭園芸用GFオルトラン水和剤
家庭園芸用GFオルトラン水和剤をゴボウのアブラムシ対策に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300mL/㎡です。使用頻度は、収穫45日前までに1回であれば可能です。
家庭園芸用GFオルトラン水和剤は、広範囲の害虫に効果が持続する優れた浸透移行性殺虫剤です。
植物体内に吸収されるため、葉や茎から隅々まで行きわたり、目につく害虫の退治はもちろんのこと、薬剤散布後に発生したり飛来した害虫にも優れた効果を現します。
アブラムシ、カイガラムシ、アオムシ、ハマキムシなど、様々な害虫に対して優れた防除効果を発揮します。
家庭園芸用スミチオン乳剤
家庭園芸用スミチオン乳剤をゴボウのアブラムシ対策に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300mL/㎡です。使用頻度は、収穫14日前までに2回以内であれば可能です。
家庭園芸用スミチオン乳剤は、草花・庭木・野菜や果樹などを加害する広範囲の害虫に効果のある代表的な園芸用殺虫剤です。
日産マラソン乳剤
日産マラソン乳剤をゴボウのアブラムシ対策に使用する場合は、2000~3000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫7日前までに5回以内であれば可能です。
日産マラソン乳剤は、速効性を有する有機リン系の殺虫剤で、広い適用作物に使えます。使用にあたっては、薬剤を使用量にあわせて調製し、使用後は使い切るようにします。
オルトラン粒剤
オルトラン粒剤をゴボウのアブラムシ対策に使用する場合は、3~6kg/10aを株元散布して使用します。使用頻度は、収穫75日前までに1回であれば可能です。
オルトラン粒剤は、吸汁性害虫(アブラムシ等)及び食害性害虫(ヨトウムシ、アオムシ等)に効果のある浸透移行性殺虫剤です。
ばらまくだけで広範囲の害虫に効果が持続します。
ベニカベジフル乳剤
ベニカベジフル乳剤をゴボウのアブラムシ対策に使用する場合は、450倍に希釈して使用します。散布液量は100~300m㍑/㎡です。使用頻度は、収穫7日前までに5回以内であれば可能です。
ベニカベジフル乳剤は、野菜、果樹、草花、庭木などの害虫を退治するのに効果的で、速効性と持続性があります。
日農スミチオン乳剤
日農スミチオン乳剤をゴボウのアブラムシ対策に使用する場合は、1000~2000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫14日前までに2回以内であれば可能です。
日農スミチオン乳剤は、殺虫スペクトルが広く稲・果樹・果菜・豆類・樹木等の広範囲の害虫に効果を示します。
アディオン乳剤
アディオン乳剤をゴボウのアブラムシ対策に使用する場合は、2000~3000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫7日前までに5回以内であれば可能です。
アディオン乳剤は、広範囲の害虫に効果的で、従来の殺虫剤に対して感受性が低下したアブラムシ類にも高い効果があります。
オルトラン水和剤
オルトラン水和剤をゴボウのアブラムシ対策に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫45日前までに1回であれば可能です。
オルトラン水和剤は、広範囲の害虫に効果がある有機リン系殺虫剤です。
この殺虫剤は、作物の茎や葉から吸収されるため、浸透作用が大きく、効果が安定しています。
アドマイヤー1粒剤
アドマイヤー1粒剤をゴボウのアブラムシ対策に使用する場合、は種時に4kg/10aの播溝土壌混和で1回使用するか、株元に4kg/10aの散布を収穫7日前までに2回以内であれば可能です。
アドマイヤー1粒剤は、ネオニコチノイド系の殺虫剤で浸透移行性があり、定植時や播種時などに処理することで、アブラムシ類やミナミキイロアザミウマ、コナジラミ類を長期間防除できます。また、他の薬剤に抵抗性のある害虫に対しても安定した殺虫効果があります。粒剤のため、圃場での散布が容易にできます。
ベニカAスプレー
ベニカAスプレーをゴボウのアブラムシ対策に使用する場合は、原液で使用します。使用頻度は、収穫7日前までに5回以内であれば可能です。
ベニカAスプレーは、植物を食べる虫や群がる虫を効果的に退治することができます。秋冬野菜、春夏野菜、果樹、花、観葉植物、庭木など、様々な作物に使用できるため、一年中利用することができます。
日産トランスフォームフロアブル
日産トランスフォームフロアブルをゴボウのアブラムシ対策に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫7日前までに3回以内であれば可能です。
日産トランスフォームフロアブルは、野菜や果樹の吸汁性害虫防除に使用できるスルホキシイミン系の殺虫剤です。
アブラムシ類(20種以上)とコナジラミ類、カイガラムシ類に対して、卓越した効果があります。
速効性にも優れ、散布後すぐにストレッチ症状が観察され、数時間後には多数の虫が落下して死亡します(カイガラムシ類を除く)。
ウララDF
ウララDFをゴボウのアブラムシ対策に使用する場合は、2000~4000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫7日前までに2回以内であれば可能です。
ウララDFは、アブラムシ類やコナジラミ類、カメムシ目害虫やアザミウマ類に対して高い殺虫効果があります。アブラムシの吸汁を阻害して防除し、高い浸透移行性と浸達性により、巻葉を作るアブラムシの防除にも効果的です。
農薬保管庫(鍵付き)
ゴボウの農薬は、農薬保管庫を使うことで安心して保管することができます。
農薬を安全かつ適切に保管するためには、キズやサビに強く、鍵のかかる農薬保管庫を利用することが望ましいです。
家庭菜園であれば、小型や中型サイズの農薬保管庫が人気です。
※薬剤使用の留意点
本記事の商品情報などは、2023年5月時点のものです。
薬剤の適用内容については変更されることがありますので、最新の薬剤情報は各メーカーの公式情報をご確認ください。
「ゴボウのアブラムシ対策!害虫駆除に効く農薬」を読んだあなたにおすすめの記事: