ゴーヤのうどんこ病対策!予防・治療に効く農薬

うどん粉病対策・治療に効く農薬一覧

ゴーヤのうどんこ病はカビ(糸状菌)が原因で、5月~11月頃に発生します。
葉の裏や表に、白い粉をまぶしたような被害が出ます。
やや乾燥気味で、曇りの日が続くと発生します。
密植や茎葉の茂りすぎ、日当たりや風通しの悪い環境、窒素肥料の過剰な供給などが発生を促します。

防除策としては、適切な株間を保ち、茎葉を適宜整理し、風通しと日当たりを良くすることが重要です。
病気が進行すると、ゴーヤの収穫量にも悪影響を与えたり、株が弱ってしまうこともあるので、うどんこ病の対策や治療はしておきましょう。

園芸店・ホームセンター・インターネットなどで買える農薬をご紹介します。

ゴーヤのうどんこ病に使用できる農薬には、「STダコニール1000」、「Zボルドー」、「アミスター20フロアブル」などがあります。

商品を購入される場合には、商品名、使用時期、使用方法、使用量、使用回数などを確認のうえ選ぶようにします。

STダコニール1000

STダコニール1000をゴーヤのうどんこ病対策に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに4回以内であれば可能です。

STダコニール1000は、草花、野菜、果樹など様々な植物で、葉が変色するタイプの広範囲の病気に効果がある総合的な園芸用殺菌剤です。
特にもち病や炭そ病、斑点病などのかび類(糸状菌)による病気に効果があります。耐光性と耐雨性に優れ、長期間にわたって植物を病気から守る残効性があります。

Zボルドー

Zボルドーをゴーヤのうどんこ病対策に使用する場合は、500倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用回数に制限はないので、必要に応じて散布してください。

Zボルドーは、軟腐病など有効薬剤が少ない細菌性病害にも優れた予防効果を発揮します。
適用の作物に薬害が少なく、使いやすい銅殺菌剤です。耐性菌の出現リスクが低く、既存の薬剤に対しても効果があります。

アミスター20フロアブル

アミスター20フロアブルをゴーヤのうどんこ病対策に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用回数は、収穫7日前までに3回以内であれば可能です。

アミスター20フロアブルは、各種野菜、畑作物、茶の様々な病害に高い効果を発揮します。
また、雨に強く浸透移行性があり、優れた予防効果があります。収穫前の使用日数が短く、散布の適期が広く、使い勝手が良い特徴も持っています。

パンチョTF顆粒水和剤

パンチョTF顆粒水和剤をゴーヤのうどんこ病対策に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに2回以内であれば可能です。

パンチョTF顆粒水和剤は、キュウリ、カボチャ、トマト、イチゴ、ナスなどのうどんこ病に対して予防と治療の効果があり、既存剤に耐性をもったうどんこ病にも有効です。
浸達性があり、雨にも強く、効きめが長く続きます。

トリフミン水和剤

トリフミン水和剤をゴーヤのうどんこ病対策に使用する場合は、3000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

トリフミン水和剤は予防効果と治療効果に優れ、病斑の拡大や胞子形成を阻止します。
降雨にも影響されず浸透性が高いです。低濃度でも効果が持続し、作物に汚れが少ない安全な薬剤です。また、有用昆虫にも安全です。

アフェットフロアブル

アフェットフロアブルをゴーヤのうどんこ病対策に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

アフェットフロアブルは、野菜、果樹、花きなどの幅広い病害スペクトルに対して効果を発揮する病害防除剤です。
うどんこ病、灰色かび病、菌核病だけでなく、うどんこ病、つる枯病、すすかび病にも優れた効果があります。
また、既存の薬剤耐性菌にも有効で、予防効果も高いです。

パレード20フロアブル

パレード20フロアブルをゴーヤのうどんこ病対策に使用する場合は、2000~4000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

パレード20フロアブルは、菌核病、うどんこ病、灰色かび病などの広範な病害に対して優れた効果を示す殺菌剤です。
天敵や有用昆虫、環境生物への影響が少なく、使いやすい特徴があります。

アミスターオプティフロアブル

アミスターオプティフロアブルをゴーヤのうどんこ病対策に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は100~400㍑/10aです。使用回数は、収穫7日前までに3回以内であれば可能です。

アミスターオプティフロアブルは、アゾキシストロビンとTPNの2つの有効成分を含む殺菌剤で、幅広い範囲でより安定した効果を発揮します。
トマトの葉かび病、キュウリの褐斑病、ナスのすすかび病、メロン・スイカのつる枯病、ピーマンの斑点病、ニンジンの黒葉枯病、ネギのさび病に特に効果があります。
また、殺菌スペクトラムが広いため、他の病害も同時に防除できます。

農薬保管庫(鍵付き)

ゴーヤの農薬は、農薬保管庫を使うことで安心して保管することができます。
農薬を安全かつ適切に保管するためには、キズやサビに強く、鍵のかかる農薬保管庫を利用することが望ましいです。
家庭菜園であれば、小型や中型サイズの農薬保管庫が人気です。

※薬剤使用の留意点
本記事の商品情報などは、2023年5月時点のものです。
薬剤の適用内容については変更されることがありますので、最新の薬剤情報は各メーカーの公式情報をご確認ください。

「ゴーヤのうどんこ病対策!予防・治療に効く農薬」を読んだあなたにおすすめの記事:



うどん粉病対策・治療に効く農薬一覧