キュウリのアブラムシ対策!害虫駆除に効く農薬

害虫駆除

キュウリに付くアブラムシ類は主に5~9月に発生し、小さな虫が葉裏などに数十匹から数百匹で群生します。アブラムシは吸汁を行い、作物の成長を妨げるだけでなく、ウイルス病を媒介する可能性もあります。
ジャガイモヒゲナガアブラムシなどが付くことがあり、吸汁されると葉に黄色い波紋が生じることがあります。

キュウリに付くアブラムシ類は、農薬で対策できます。
園芸店・ホームセンター・インターネットなどで買える農薬をご紹介します。

キュウリのアブラムシに使用できる農薬には、「ベニカXファインスプレー」「家庭園芸用GFオルトラン粒剤」「ベニカベジフルスプレー」などがあります。

商品を購入される場合には、商品名、使用時期、使用方法、使用量、散布間隔などを確認のうえ選ぶようにします。

ベニカXファインスプレー

ベニカXファインスプレーをキュウリのアブラムシ対策に使用する場合は、原液で使用します。使用頻度は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

ベニカXファインスプレーは、花や緑の植物に広範囲に使用できる殺虫殺菌剤です。害虫に対しては速効性と持続性があり、アブラムシに対しては約1ヵ月の効果が続きます。
また、病原菌の侵入を防いで植物の病気も予防する効果があります。

家庭園芸用GFオルトラン粒剤

家庭園芸用GFオルトラン粒剤をキュウリのアブラムシ対策に使用する場合は、3~6g/㎡(1株当り1~2g)を植溝散布又は植穴処理して使用します。使用頻度は、定植時に1回であれば可能です。

家庭園芸用GFオルトラン粒剤は、吸汁性害虫(アブラムシなど)および食害性害虫(ヨトウムシ、アオムシなど)に効果のある浸透移行性殺虫剤です。
散粒容器入りで、ばらまくだけで手軽に使用できます。効果が持続し、広範囲の園芸害虫の防除に適しています。

ベニカベジフルスプレー

ベニカベジフルスプレーをキュウリのアブラムシ対策に使用する場合は、原液で使用します。使用頻度は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

ベニカベジフルスプレーは、幅広い種類の害虫に対して速効性と持続性があり、アブラムシに対しては約1カ月の効果が持続します。
また、成分が葉裏まで浸透するため、葉の中や葉裏に生息する害虫も退治することができます。

ベニカXネクストスプレー

ベニカXネクストスプレーをキュウリのアブラムシ対策に使用する場合は、原液で使用します。使用頻度は、収穫前日までに2回以内であれば可能です。

ベニカXネクストスプレーは、世界初の5種類の成分を組み合わせた殺虫殺菌スプレー剤です。害虫に対しては迅速かつ長期間(アブラムシで約1ヵ月)にわたり効果を発揮します。
さらに、退治が難しいチョウ目の老齢幼虫(ハスモンヨトウ、オオタバコガ)や薬剤抵抗性の害虫(アブラムシ、ハダニ)にも効果的であり、病気の予防や治療にも効果があります。

ベニカXガード粒剤

ベニカXガード粒剤をキュウリのアブラムシ対策に使用する場合は、5~10g/株を株元散布して使用します。使用頻度は、定植後但し、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

ベニカXガード粒剤は、種をまく時や植える時に土に混ぜ込んだり、植付け後に株元にばらまくだけで効果をあらわす殺虫殺菌粒剤です。殺虫成分は根から吸収され、薬効が葉の隅々まで行きわたり、害虫の被害から植物全体を守ります。

家庭園芸用スミチオン乳剤

家庭園芸用スミチオン乳剤をキュウリのアブラムシ対策に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300mL/㎡です。使用頻度は、収穫前日までに5回以内であれば可能です。

家庭園芸用スミチオン乳剤は、草花・庭木・野菜や果樹などを加害する広範囲の害虫に効果のある代表的な園芸用殺虫剤です。

ベニカグリーンVスプレー

ベニカグリーンVスプレーをキュウリのアブラムシ対策に使用する場合は、原液で使用します。使用頻度は、収穫前日までに5回以内であれば可能です。

ベニカグリーンVスプレーは、野菜、草花・観葉植物、花木など幅広い植物の病害虫を防除します。

ダントツ水溶剤

ダントツ水溶剤をキュウリのアブラムシ対策に使用する場合は、2000~4000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

ダントツ水溶剤は浸透移行性に優れ、各種害虫に高い防除効果を発揮します。

カダンプラスDX

カダンプラスDXをキュウリのアブラムシ対策に使用する場合は、原液で使用します。使用頻度は、収穫前日までに2回以内であれば可能です。

カダンプラスDXは、アブラムシを含む多くの害虫や病気に対して効果的な農薬です。1本で害虫と病気の両方に対策でき、予防効果は1ヶ月間続きます。
また、業界初の発生前からの害虫予防効果を持っており、虫が付く前に予防することができます。

ベニカ水溶剤

ベニカ水溶剤をキュウリのアブラムシ対策に使用する場合は、2000~4000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300mL/㎡です。使用頻度は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

ベニカ水溶剤は、有効成分が葉や茎から吸収されて植物体内にゆきわたり、殺虫効果が持続するすぐれた浸透移行性殺虫剤です。アブラムシの場合、およそ1か月間にわたって持続します。
有効成分は葉の表から裏に移行するため、葉裏にいる害虫も効果的に退治します。

トレボン乳剤

トレボン乳剤をキュウリのアブラムシ対策に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

トレボン乳剤は、カメムシ目、コウチュウ目など、チョウ目幼虫、コナジラミ、アブラムシなどの様々な害虫に効果があります。

GFモストップジンRスプレー

GFモストップジンRスプレーをキュウリのアブラムシ対策に使用する場合は、原液で使用します。使用頻度は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

GFモストップジンRスプレーは、野菜・草花・観葉植物のアブラムシやハダニを退治するための殺虫殺菌剤です。
害虫と病気の両方を同時に防ぐことができます。また、害虫に対しては接触と持続効果があります。

農薬保管庫(鍵付き)

キュウリの農薬は、農薬保管庫を使うことで安心して保管することができます。
農薬を安全かつ適切に保管するためには、キズやサビに強く、鍵のかかる農薬保管庫を利用することが望ましいです。
家庭菜園であれば、小型や中型サイズの農薬保管庫が人気です。

※薬剤使用の留意点
本記事の商品情報などは、2023年5月時点のものです。
薬剤の適用内容については変更されることがありますので、最新の薬剤情報は各メーカーの公式情報をご確認ください。

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