トウモロコシのアブラムシ対策!害虫駆除に効く農薬

害虫駆除

トウモロコシに付くアブラムシ類は主に6~8月に発生し、小さな虫が葉裏などに数十匹から数百匹で群生します。アブラムシは吸汁を行い、作物の成長を妨げるだけでなく、ウイルス病を媒介する可能性もあります。
特にトウモロコシアブラムシが問題となり、葉に群生して吸汁しますが、大量発生すると、茎にも群生することがあります。
対策としては、アブラムシの侵入を防ぐために、目の細かい防虫ネットを使用して飛来を防止します。

トウモロコシに付くアブラムシ類は、農薬で対策できます。
園芸店・ホームセンター・インターネットなどで買える農薬をご紹介します。

トウモロコシのアブラムシに使用できる農薬には、「モスピラン顆粒水溶剤」「ベニカベジフル乳剤」「アディオン乳剤」などがあります。

商品を購入される場合には、商品名、使用時期、使用方法、使用量、散布間隔などを確認のうえ選ぶようにします。

モスピラン顆粒水溶剤

モスピラン顆粒水溶剤をトウモロコシ(子実)のアブラムシ対策に使用する場合は、2000~4000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫14日前までに3回以内であれば可能です。

モスピラン顆粒水溶剤は、ネオニコチノイド系の殺虫剤で、優れた浸透移行性により、巻葉性のアブラムシに有効です。
また、ミツバチやマルチハナバチなどの有用昆虫への影響が少ない点も特徴です。

ベニカベジフル乳剤

ベニカベジフル乳剤をトウモロコシのアブラムシ対策に使用する場合は、450倍に希釈して使用します。散布液量は100~300m㍑/㎡です。使用頻度は、収穫14日前までに4回以内であれば可能です。

ベニカベジフル乳剤は、野菜、果樹、草花、庭木などの害虫を退治するのに効果的で、速効性と持続性があります。

アディオン乳剤

アディオン乳剤をトウモロコシのアブラムシ対策に使用する場合は、3000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫14日前までに4回以内であれば可能です。

アディオン乳剤は、広範囲の害虫に効果的で、従来の殺虫剤に対して感受性が低下したアブラムシ類にも高い効果があります。

ベニカAスプレー

ベニカAスプレーをトウモロコシのアブラムシ対策に使用する場合は、原液で使用します。使用頻度は、収穫14日前までに4回以内であれば可能です。

ベニカAスプレーは、植物を食べる虫や群がる虫を効果的に退治することができます。秋冬野菜、春夏野菜、果樹、花、観葉植物、庭木など、様々な作物に使用できるため、一年中利用することができます。

農薬保管庫(鍵付き)

トウモロコシの農薬は、農薬保管庫を使うことで安心して保管することができます。
農薬を安全かつ適切に保管するためには、キズやサビに強く、鍵のかかる農薬保管庫を利用することが望ましいです。
家庭菜園であれば、小型や中型サイズの農薬保管庫が人気です。

※薬剤使用の留意点
本記事の商品情報などは、2023年5月時点のものです。
薬剤の適用内容については変更されることがありますので、最新の薬剤情報は各メーカーの公式情報をご確認ください。

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