チンゲンサイのアブラムシ対策!害虫駆除に効く農薬

害虫駆除

園芸店・ホームセンター・インターネットなどで買える農薬をご紹介します。

チンゲンサイのアブラムシに使用できる農薬には、「ベニカベジフルスプレー」「ダントツ水溶剤」「ベニカ水溶剤」「モスピラン顆粒水溶剤」などがあります。

商品を購入される場合には、商品名、使用時期、使用方法、使用量、散布間隔などを確認のうえ選ぶようにします。

ベニカベジフルスプレー

ベニカベジフルスプレーをチンゲンサイのアブラムシ対策に使用する場合は、原液で使用します。使用頻度は、収穫7日前までに3回以内であれば可能です。

ベニカベジフルスプレーは、幅広い種類の害虫に対して速効性と持続性があり、アブラムシに対しては約1カ月の効果が持続します。
また、成分が葉裏まで浸透するため、葉の中や葉裏に生息する害虫も退治することができます。

ダントツ水溶剤

ダントツ水溶剤をチンゲンサイのアブラムシ対策に使用する場合は、2000~4000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫7日前までに3回以内であれば可能です。

ダントツ水溶剤は浸透移行性に優れ、各種害虫に高い防除効果を発揮します。

ベニカ水溶剤

ベニカ水溶剤をセルリーのアブラムシ対策に使用する場合は、2000~4000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300mL/㎡です。使用頻度は、収穫3日前までに3回以内であれば可能です。

ベニカ水溶剤は、有効成分が葉や茎から吸収されて植物体内にゆきわたり、殺虫効果が持続するすぐれた浸透移行性殺虫剤です。アブラムシの場合、およそ1か月間にわたって持続します。
有効成分は葉の表から裏に移行するため、葉裏にいる害虫も効果的に退治します。

モスピラン顆粒水溶剤

モスピラン顆粒水溶剤をチンゲンサイのアブラムシ対策に使用する場合は、4000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫7日前までに1回であれば可能です。

モスピラン顆粒水溶剤は、ネオニコチノイド系の殺虫剤で、優れた浸透移行性により、巻葉性のアブラムシに有効です。
また、ミツバチやマルチハナバチなどの有用昆虫への影響が少ない点も特徴です。

アルバリン顆粒水溶剤

アルバリン顆粒水溶剤をチンゲンサイのアブラムシ対策に使用する場合は、3000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫3日前までに2回以内であれば可能です。

アルバリン顆粒水溶剤は、アブラムシ類、カメムシ類、コナジラミ類、コナカイガラムシ類、ハモグリガなど、広範囲の害虫に優れた効果を発揮する殺虫剤です。
また、高い浸透移行性があり、速効性と残効性にも優れています。

ダントツ粒剤

ダントツ粒剤をチンゲンサイのアブラムシ対策に使用する場合は、は種時には6kg/10aの播溝処理土壌混和を、定植時には6kg/10aの作条処理土壌混和を行います。使用回数は各1回です。

ダントツ粒剤は、広範囲の害虫に高い効果を発揮する浸透移行性のある農薬です。
アブラムシ、コナジラミ、アザミウマなどの吸汁性害虫だけでなく、マメハモグリバエなどの難防除害虫にも効果的で、定植時の植穴処理や生育期の株元処理に使用すると、効果が長期間持続します。

アクタラ顆粒水溶剤

アクタラ顆粒水溶剤をチンゲンサイのアブラムシ対策に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫3日前までに2回以内であれば可能です。

アクタラ顆粒水溶剤は、優れた浸透移行性により、作物の隅々まで行き渡る予防効果で、隠れた害虫も逃さない殺虫剤です。
アブラムシには安定した効果と長い残効性があり、コナジラミ、ショウジョウバエ、カメムシ類など幅広い害虫を防除することができます。

アルバリン粒剤

アルバリン粒剤をチンゲンサイのアブラムシ対策に使用する場合は、6kg/10aを播溝土壌混和して使用します。使用頻度は、は種時に1回であれば可能です。

アルバリン粒剤は、広範囲の野菜害虫に効果がある殺虫剤で、アブラムシ類、コナジラミ類、ハモグリバエ類、アザミウマ類、キスジノミハムシなどを防除できます。
また、速効性や残効性に優れ、植物体内に速やかに取り込まれるため浸透移行性が高いです。

モスピラン粒剤

ダントツ粒剤をチンゲンサイのアブラムシ対策に使用する場合は、は種時には3kg/10aの播溝土壌混和を、定植前日~定植当日には0.5g/株の株元散布を行います。使用回数は各1回です。

モスピラン粒剤は、定植時に土壌処理をすることで、アブラムシ、コナガ、アオムシ、スリップスの発生を長期間抑えることができます。
また、ミツバチやマルハナバチに対して影響が少なく、有用な昆虫に対する影響も少ない粒剤タイプの薬剤です。

三井東圧アルバリン粒剤

三井東圧アルバリン粒剤をチンゲンサイのアブラムシ対策に使用する場合は、6kg/10aを播溝土壌混和して使用します。使用頻度は、は種時に1回であれば可能です。

三井東圧アルバリン粒剤は、作物登録が広く、コナジラミやハモグリバエなどの重要害虫を防除することができます。
高い浸透移行性を持ち、育苗期や生育期の処理にも適しています

農薬保管庫(鍵付き)

チンゲンサイの農薬は、農薬保管庫を使うことで安心して保管することができます。
農薬を安全かつ適切に保管するためには、キズやサビに強く、鍵のかかる農薬保管庫を利用することが望ましいです。
家庭菜園であれば、小型や中型サイズの農薬保管庫が人気です。

※薬剤使用の留意点
本記事の商品情報などは、2023年5月時点のものです。
薬剤の適用内容については変更されることがありますので、最新の薬剤情報は各メーカーの公式情報をご確認ください。

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