ネギの種が発芽しない原因と対策
ネギを種から植えた場合に
種が発芽しないという事があります。
スーパーや100円ショップ、ホームセンターの種コーナーで
ネギの種を買って植えた場合、
待てど暮らせど発芽しないという状況になることがあります。
あなたも
本当にこの種は無事に発芽してくれるのだろうか…
と、ちょっと心配になった経験はありませんか?
種が発芽しないのには理由がありますので、
発芽しない原因を1つずつ見て解決していきましょう。
種が発芽しない原因は大きく分けて5つあります。
①発芽しないネギの種を植えている
②種を水につけすぎている
③種の寿命が過ぎている
④発芽の温度が適温ではない
⑤光を与え過ぎている
①発芽しないネギの種を植えている
野菜の種には、良い種と悪い種があり、
植える前に選別を行う必要があります。
良い種:力強く芽を出して、ぐんぐん元気に育ってくれます。
悪い種:中身がスカスカで、うまく発芽しません。植える時点で選別して省きます。
良い種と悪い種の見分け方は簡単です!
コップに水を入れ、種を入れます。
このとき、下に沈む種と、水の上に浮いてくる種とに分かれます。
沈む種:中身が詰まっており、元気に育ってくれる可能性高い良い種です。
浮く種:中身がスカスカで、植えても発芽しない悪い種です。
下に沈んだ良い種だけを取り出して、植えていきましょう!
種の中身が詰まっているので、発芽確率が高く元気に育ってくれる可能性が高いです。
②ネギの種を水につけすぎている
種を水につけたままで発芽する水耕栽培用のものもありますが、
多くの種は水につけたままにしておくとうまく発芽しません。
水から取り出して、土に植えましょう。
またこのときに、水を頻繁にあげすぎると
種が水につかったままのような状態になり
酸素不足に陥りうまく発芽しない場合があります。
水分量を調節して、あげすぎず乾燥しすぎず、
安定した水分補給を行ってください。
③ネギの種の寿命が過ぎている
採取した種には寿命があります。
種のまま持っていればいつ植えてもよいというわけではありません。
種の中の養分を消耗してしまうと種は死んでしまい、発芽できない種となります。
特にネギの種は短命の種子であり、
ネギ、タマネギ、ニラなどは、1~2年以内に発芽条件を満たし、
芽を出してあげないと死んでしまいます。
種子の寿命は、高温多湿など悪条件の中などではもっと短くなる場合もあるので注意が必要です。
新鮮なうちに種を土にまいて水を与えてあげましょう!
④発芽の温度が適温ではない
発芽するには、温度管理も大切な要素の1つになります。
多少の温度変化は大丈夫ですが、大きく温度が異なる寒い地域や暑い地域などの場合は、
温度管理が重要です。
発芽温度は、種を購入した袋の裏側に書いてあることが多いので、
参考にしてみてください。
ネギや、タマネギはやや低温でも発芽し、逆に20度以上の高温になってくると
発芽しにくくなります。
ネギの夏まきは発芽しにくくなりますので注意が必要です。
⑤光を与え過ぎている
野菜など、植物を植える際には、光も重要な要素です。
このとき大事なのは、すべての植物には光を与えればよいという間違った考えです。
植物に光は大切ですが、中には光を嫌い、暗い方が発芽する野菜があります。
それが『ネギ』です。
ネギやタマネギの種は、嫌光性種子(けんこうせいしゅし)にあたります。
土をしっかりとかけて、暗めにして育ててあげてください。
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