リンゴのアブラムシ対策!害虫駆除に効く農薬

害虫駆除

家庭菜園で一般的なアブラムシ類は4~11月に発生し、小さな虫が葉や茎などに数十匹から数百匹で群生します。アブラムシは新しい芽や茎、花から吸汁を行い、作物の成長を妨げるだけでなく、ウイルス病を媒介する可能性もあります。

リンゴに付くアブラムシ類は、農薬で対策できます。
園芸店・ホームセンター・インターネットなどで買える農薬をご紹介します。

リンゴのアブラムシに使用できる農薬には、「家庭園芸用スミチオン乳剤」、「ダントツ水溶剤」、「ロハピ」などがあります。

商品を購入される場合には、商品名、使用時期、使用方法、使用量、使用回数などを確認のうえ選ぶようにします。

家庭園芸用スミチオン乳剤

家庭園芸用スミチオン乳剤をリンゴのアブラムシ対策に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は200~700mL/㎡です。使用回数は、収穫30日前までに3回以内であれば可能です。

家庭園芸用スミチオン乳剤は、草花・庭木・野菜や果樹などを加害する広範囲の害虫に効果のある代表的な園芸用殺虫剤です。

ダントツ水溶剤

ダントツ水溶剤をリンゴのアブラムシ対策に使用する場合は、2000~4000倍に希釈して使用します。散布液量は200~700㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

ダントツ水溶剤は浸透移行性に優れ、各種害虫に高い防除効果を発揮します。

ロハピ

ロハピをリンゴのアブラムシ対策に使用する場合は、原液で使用します。使用回数に制限はなく、発生初期に必要に応じて散布してください。

ロハピは、食品原料の99.9%で作られた殺虫殺菌剤で、人と環境にやさしい製品です。
食品原料を使用しているにも関わらず、効果が強く、効果が早いため、安心な成分で、病害虫対策をしっかりとしたい方におすすめです。

ベニカ水溶剤

ベニカ水溶剤をリンゴのアブラムシ対策に使用する場合は、2000~4000倍に希釈して使用します。散布液量は200~700mL/㎡です。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

ベニカ水溶剤は、有効成分が葉や茎から吸収されて植物体内にゆきわたり、殺虫効果が持続するすぐれた浸透移行性殺虫剤です。アブラムシの場合、およそ1か月間にわたって持続します。
有効成分は葉の表から裏に移行するため、葉裏にいる害虫も効果的に退治します。

モスピラン顆粒水溶剤

モスピラン顆粒水溶剤をリンゴのアブラムシ対策に使用する場合は、2000~4000倍に希釈して使用します。散布液量は200~700㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

モスピラン顆粒水溶剤は、ネオニコチノイド系の殺虫剤で、優れた浸透移行性により、巻葉性のアブラムシに有効です。
また、ミツバチやマルチハナバチなどの有用昆虫への影響が少ない点も特徴です。

ベニカベジフルVスプレー

ベニカベジフルVスプレーをリンゴのアブラムシ対策に使用する場合は、原液で使用します。使用回数は、収穫7日前までに3回以内であれば可能です。

ベニカベジフルVスプレーは、野菜と果樹の害虫と病気に効果があります。月に一回散布するだけで、害虫のアブラムシから植物を守ることができます。

日産マラソン乳剤

日産マラソン乳剤をリンゴのアブラムシ対策に使用する場合は、2000~3000倍に希釈して使用します。散布液量は200~700㍑/10aです。使用回数は、収穫14日前までに5回以内であれば可能です。

日産マラソン乳剤は、速効性を有する有機リン系の殺虫剤で、広い適用作物に使えます。使用にあたっては、薬剤を使用量にあわせて調製し、使用後は使い切るようにします。

家庭園芸用マラソン乳剤

家庭園芸用マラソン乳剤をリンゴのアブラムシ対策に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は200~700mL/㎡です。使用回数は、収穫14日前までに5回以内であれば可能です。

家庭園芸用マラソン乳剤は、植物への薬害が少なく、広範囲の害虫に効果を発揮する代表的な園芸用殺虫剤です。

アルバリン顆粒水溶剤

アルバリン顆粒水溶剤をリンゴのアブラムシ対策に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は200~700㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

アルバリン顆粒水溶剤は、アブラムシ類、カメムシ類、コナジラミ類、コナカイガラムシ類、ハモグリガなど、広範囲の害虫に優れた効果を発揮する殺虫剤です。
また、高い浸透移行性があり、速効性と残効性にも優れています。

ベストガード水溶剤

ベストガード水溶剤をリンゴのアブラムシ対策に使用する場合は、1000~2000倍に希釈して使用します。散布液量は200~700㍑/10aです。使用回数は、収穫14日前までに3回以内であれば可能です。

ベストガード水溶剤は、アブラムシ、コナジラミ、アザミウマなどの難防除害虫に対して効果的な農薬です。また、葉裏などに隠れた害虫にも効きます。
水によく溶けるため、作物が汚れにくいという利点があります。計量カップも付属しているので、簡単に計量できます。

日農スミチオン乳剤

日農スミチオン乳剤をリンゴのアブラムシ対策に使用する場合は、1000~2000倍に希釈して使用します。散布液量は200~700㍑/10aです。使用回数は、収穫30日前までに3回以内であれば可能です。

日農スミチオン乳剤は、殺虫スペクトルが広く稲・果樹・果菜・豆類・樹木等の広範囲の害虫に効果を示します。

コルト顆粒水和剤

コルト顆粒水和剤をリンゴのアブラムシ対策に使用する場合は、3000~6000倍に希釈して使用します。散布液量は200~700㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

コルト顆粒水和剤は、昆虫の行動を制御するタイプの新しい殺虫剤で、害虫の吸汁行動に速やかに影響を与え、高い摂食阻害活性を示します。
カメムシ目害虫のアブラムシ類、コナジラミ類、カイガラムシ類などや、アザミウマ目害虫のチャノキイロアザミウマなどに対して高い効果を発揮します。
従来の殺虫剤にはない作用を持ち、有機リン剤、カーバメート剤、合成ピレスロイド剤、ネオニコチノイド剤などの薬剤に対して感受性の低下した害虫に対しても有効です。

農薬保管庫(鍵付き)

リンゴの農薬は、農薬保管庫を使うことで安心して保管することができます。
農薬を安全かつ適切に保管するためには、キズやサビに強く、鍵のかかる農薬保管庫を利用することが望ましいです。
家庭菜園であれば、小型や中型サイズの農薬保管庫が人気です。

※薬剤使用の留意点
本記事の商品情報などは、2023年5月時点のものです。
薬剤の適用内容については変更されることがありますので、最新の薬剤情報は各メーカーの公式情報をご確認ください。

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