１．ゴボウの特性
ゴボウは、食物識維の多い香りのよい野菜です。
ゴボウは、根の長さにより、長根種と短根種（ミニゴボウ）に分けられます。
根が長いほど栽培期間も長いため、家庭菜園では短い品種が人気があります。
ゴボウの種まき時期は、春の種まきは5～6月です。
ゴボウは、畑やプランターにゴボウの種や苗を植えて、家庭菜園でも育てることができる野菜なので、ぜひチャレンジしてみてください。
２．ゴボウのおすすめ品種
ゴボウのおすすめ品種は、「渡辺早生」「山田早生」「サラダむすめ」「ダイエット」「百日一尺」などがあります。
３．ゴボウの栽培ポイント
植え場所が狭い場合には、仕上がりの短い品種を選ぶようにします。
ゴボウの種子は発芽しにくいので、あらかじめ一晩水につけてから種をまきます。
ゴボウは好光性種子なので、覆土はあまり厚くならないよう注意します。
間引きを適時に行い、株間を広くとります。
４．ゴボウの種まきの基本
ゴボウの栽培は、畑にすじまきや点まきにして植え付ける方法があります。
ゴボウのタネは、大きさは大きく、色は茶色をしていて、厚みがあり、縦長い丸い形をしています。
まず、ゴボウの種まきの基本からみていきましょう。
ゴボウの種まきの基本は、良いタネを選び、5～6月の適期にまいて覆土と水やりをすることです。
ゴボウの発芽をよくするにはこれらをきちんと守る必要があります。
①良いゴボウの種を使う
ゴボウの種まきをするには、まず良い種を手に入れます。
ゴボウのタネはホームセンターや園芸店で購入することができます。
近くで購入できない場合や、欲しい品種のタネがない場合はインターネットで購入すると便利です。
購入する際は、日当たりのよい場所に陳列されていたり、古いタネは避けましょう。
ゴボウの種子は寿命が決まっていますので、種袋の裏にある種まき期限も確認しておきましょう。
また、発芽率、病気への抵抗性、薬剤処理の有無なども記載されているので、チェックしておきましょう。
②ゴボウの適温時期にまく
ゴボウの種にはそれぞれ発芽適温がありす。
ゴボウの発芽適温は一般的に20～25℃で、生育適温は20～25℃です。
種袋の裏に適温の記載があるので、ゴボウの栽培時期に合わせて種まきをしましょう。
ゴボウは、地温が上昇してから種をまきます。
③ゴボウの種に適切な用土を使う
ゴボウの種まき用土は、「タネまき専用用土」を使用すると、発芽しやすく、育てやすいです。
タネまき専用用土は、発芽しやすいように微粒の各種用土がブレンドされており、ゴボウの種まきにも良い用土です。
保水性・排水性・通気性に優れている為、ゴボウの生育を安定させてくれます。
すじまき
ゴボウは、間引きをしながら育てるので、すじまきが一般的です。
支柱などを使って、深さ0.5～1㎝のまき溝を作り、1㎝間隔で種が重ならないように溝にまきます。
まいたタネにかける土を覆土といいます。
覆土が厚すぎたり逆に薄すぎたらすると発芽しにくくなるため、覆土の厚さは、種子の性質に合った覆土の厚さにします。
ゴボウの種は好光性ですので、土は薄くかぶせるようにします。
種をまいたら、まき溝の両側の土を薄く被せて表面を軽く手で押さえます。
土の底面は凸凹がないように平らにすることを心がけると、発芽がそろってよく育ちます。
点まき
ゴボウを点まきにする場合は、ビンの底などを使って深さ0.5～1㎝の窪みを作り、1箇所に3～4粒ずつ等間隔にまきます。
株間は15㎝にします。土を薄く被せて、表面を手で軽く押さえます。
④きちんと水やりをする
ゴボウのタネをまいたら、発芽するまでは、乾かさないように水やりをします。
５．ゴボウのプランター栽培
ゴボウのプランター栽培では、短根種のミニゴボウが適しています。容器は、深型（30㎝以上）のものを用意します。
土は市販の培養土を利用すると便利です。鉢底石を敷き詰めて、土は8分目くらい入れてウオータースペースを作ります。
ゴボウは、育苗をして植付けることはできないので、プランターへ直接種をまきます。
点まきの場合は、ビンの底などを利用して深さ1㎝ほどのくぼみを作り、種が重ならないように4～5粒まいて、土を軽くかぶせます。
手で土を上から押さえ、土と種を密着させ、水をたっぷりやります。
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