１．ゴマの水やり
ゴマの水やり頻度、水やりの時間帯、水やり時の注意点などについて疑問を持たれていませんか？
ゴマは、春にタネをまいて簡単に育てることができます。
梅雨の時期や乾燥期に、毎日水をあげればよいかどうか悩んでいる方も多いと思いますので、ゴマの水やり方法について順番に解説していきます。
２．ゴマの栽培と水やり（地植え）
ゴマは、5月～6月にタネをまいて育てます。
土づくり
日当たりと水はけの良い場所を選び、種まきの2週間以上前に苦土石灰を施します。
1週間前に完熟堆肥と化成肥料を施し、幅60㎝、高さ10㎝～15㎝の畝を作っておきます。
種まき
ゴマのタネは、株間を15～20㎝程度あけて点まきにします。
空き缶などを土に押し付けて、直径5㎝、深さ1㎝ほどのまき穴を作り、タネが重ならないようにして、1穴に5～6粒のタネをまきます。
タネをまいたら、土を1㎝ほど被せて、表面を軽く手で押さえて土と密着させ、たっぷりと水やりをします。
発芽するまでは、土が乾燥しないように水やりをします。
水やりの際は、シャワータイプで水が出るジョーロでやさしくかけてあげましょう。
シャワータイプでないものは水の勢いが強いため、土やタネが水で流されてしまい、ゴマがうまく育たない原因になります。
ゴマの水やりにも使えるジョーロが買えるお店
ゴマの水やりにジョーロを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう！
お洒落でかわいいジョーロや、水がたくさん入るジョーロなどが豊富にあります。
使う頻度が高いジョーロは、いいものを選びたいですね。
３．ゴマの栽培と水やり（プランター）
プランターや鉢は、深さ30㎝程度のものを用意します。
用土は、市販の野菜用培養土を利用すると便利です。
種まき
種まきは、地植えの場合と同じように点まきにします。
空き缶などを土に押し付けて、直径5㎝、深さ1㎝ほどのまき穴を作り、タネが重ならないようにして、1穴に5～6粒のタネをまきます。
土を1㎝ほど被せて、表面を軽く手で押さえて土と密着させ、たっぷりと水やりをします。
発芽するまでは、土の表面が乾燥しないように水やりをします。
発芽後は、土の表面が乾いたら、プランターの底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。
土の表面が軽く濡れただけでは水が浸透しないため、水不足になってしまいます。
プランターや鉢はたっぷりと水やりすることで、新鮮な水と空気を土の中に供給することができます。
４．ゴマの高温多湿期の水やり
地植えの場合は、発芽するまでは土が乾燥しないように水やりをします。
その後は自然の降雨で足りるので、基本的に水やりの必要はありません。
土がひどく乾いているときは、午前中に水やりをします。
プランターの場合は、発芽するまでは土の表面が乾燥しないように水やりをします。
その後は、土の表面が乾いたら、プランターの底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。
水やりの基本は１日１回、早朝にたっぷりと与えます。
ゴマは多湿環境に弱いので、梅雨の時期は水やりを控えます。
５．ゴマの生育障害と水やり
ゴマは寒さに弱いので、地温が十分に上がってから種をまきます。
地温が低いと発芽や初期生育が悪くなるので、18℃以上になってから種まきをします。
ゴマは、連作障害が起こるため、同じ場所で栽培する場合は、最低でも2～3年の期間を空けるようにします。
また、土壌が酸性の場合も生育不良になるので、種まきの2週間以上前に苦土石灰をまいてよく耕しておきます。
地植えの場合は、根付いた後は毎日の水やりは必要ありませんが、土がひどく乾いているときは水やりをします。
プランター栽培では、土の表面が乾いたら水やりをしますが、多湿状態にならないように注意します。
６．ゴマの病気と予防
ゴマは比較的病気に強い植物ですが、青枯病に注意します。
青枯病（あおがれびょう）
青枯病は、土の中の病原菌によって起こる病気です。
病原菌が根から侵入して導管内で増殖するため、養分の上昇が遮断されて、株が青いまま枯れてしまいます。
夏の高温期や雨が続く多湿でよく発生し、連作障害で株が弱っている時も発病しやすくなります。水はけを良くし、適度な水やりを心掛けます。
発病した場合は、根をなるべく残さないようにして、株ごと抜き取って撤去処分します。
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