園芸店・ホームセンター・インターネットなどで買える農薬をご紹介します。
キャベツのヨトウムシに使用できる農薬には、「家庭園芸用GFオルトラン粒剤」、「家庭園芸用GFオルトラン水和剤」、「ベニカXネクストスプレー」などがあります。
商品を購入される場合には、商品名、使用時期、使用方法、使用量、使用回数などを確認のうえ選ぶようにします。
家庭園芸用GFオルトラン粒剤
家庭園芸用GFオルトラン粒剤をキャベツのヨトウムシ対策に使用する場合は、3～6g/㎡(1株当り1～2g)を植穴処理して使用します。使用回数は、定植時に1回であれば可能です。
家庭園芸用GFオルトラン粒剤は、吸汁性害虫（アブラムシなど）および食害性害虫（ヨトウムシ、アオムシなど）に効果のある浸透移行性殺虫剤です。
散粒容器入りで、ばらまくだけで手軽に使用できます。効果が持続し、広範囲の園芸害虫の防除に適しています。
家庭園芸用GFオルトラン水和剤
家庭園芸用GFオルトラン水和剤をキャベツのヨトウムシ対策に使用する場合は、1000～1500倍に希釈して使用します。散布液量は100～300mL/㎡です。使用回数は、収穫30日前までに1回であれば可能です。
家庭園芸用GFオルトラン水和剤は、広範囲の害虫に効果が持続する優れた浸透移行性殺虫剤です。
植物体内に吸収されるため、葉や茎から隅々まで行きわたり、目につく害虫の退治はもちろんのこと、薬剤散布後に発生したり飛来した害虫にも優れた効果を現します。
アブラムシ、カイガラムシ、アオムシ、ハマキムシなど、様々な害虫に対して優れた防除効果を発揮します。
ベニカXネクストスプレー
ベニカXネクストスプレーをキャベツのヨトウムシ対策に使用する場合は、原液で使用します。使用回数は、収穫7日前までに2回以内であれば可能です。
ベニカXネクストスプレーは、世界初の5種類の成分を組み合わせた殺虫殺菌スプレー剤です。害虫に対しては迅速かつ長期間（アブラムシで約1ヵ月）にわたり効果を発揮します。
さらに、退治が難しいチョウ目の老齢幼虫（ハスモンヨトウ、オオタバコガ）や薬剤抵抗性の害虫（アブラムシ、ハダニ）にも効果的であり、病気の予防や治療にも効果があります。
STゼンターリ顆粒水和剤
STゼンターリ顆粒水和剤をキャベツのヨトウムシ対策に使用する場合は、1000～2000倍に希釈して使用します。散布液量は100～300mL/㎡です。使用回数に制限はなく、発生初期 但し､収穫前日までに必要に応じて散布してください。
STゼンターリ顆粒水和剤は、有機農産物栽培に適した天然成分の殺虫剤です。野菜類、果樹類、いも類、豆類に使用でき、アオムシやヨトウムシなどのチョウ目害虫に効果的です。
さらに、従来のBT剤では効果が低かったヨトウムシや他の殺虫剤に抵抗性のあるコナガにも高い効果を発揮します。
カダンプラスDX
カダンプラスDXをキャベツのヨトウムシ対策に使用する場合は、原液で使用します。使用回数は、収穫14日前までに3回以内であれば可能です。
カダンプラスDXは、アブラムシを含む多くの害虫や病気に対して効果的な農薬です。1本で害虫と病気の両方に対策でき、予防効果は1ヶ月間続きます。
また、業界初の発生前からの害虫予防効果を持っており、虫が付く前に予防することができます。
トレボン乳剤
トレボン乳剤をキャベツのヨトウムシ対策に使用する場合は、1000～2000倍に希釈して使用します。散布液量は100～300㍑/10aです。使用回数は、収穫3日前までに3回以内であれば可能です。
トレボン乳剤は、カメムシ目、コウチュウ目など、チョウ目幼虫、コナジラミ、アブラムシなどの様々な害虫に効果があります。
ベニカS乳剤
ベニカS乳剤をキャベツのヨトウムシ対策に使用する場合は、200倍に希釈して使用します。散布液量は100～300mL/㎡です。使用回数は、収穫3日前までに5回以内であれば可能です。
ベニカS乳剤は、ケムシ退治に効果的な殺虫剤です。庭木、果樹、野菜などに幅広く使用でき、ケムシやアオムシなどのチョウ目害虫に優れた効果を発揮します。速効性と持続性があり、害虫を効果的に退治します。
フェニックス顆粒水和剤
フェニックス顆粒水和剤をキャベツのヨトウムシ対策に使用する場合は、2000～4000倍に希釈して使用します。散布液量は100～300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。
フェニックス顆粒水和剤は、害虫の筋肉を収縮させる作用を持ち、幅広いチョウ目害虫に高い効果を示します。特に幼虫に対して強力な活性を持ち、効果は長期間持続し、散布後も安定した効果が得られます。
アファーム乳剤
アファーム乳剤をキャベツのヨトウムシ対策に使用する場合は、1000～2000倍に希釈して使用します。散布液量は100～300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。
アファーム乳剤は速効性と広範な殺虫効果を持ち、作物の成長段階に関係なく害虫対策に利用できます。大型チョウ目のハスモンヨトウやオオタバコガに対しては速効性を発揮し、同時にコナガ、アザミウマ、ダニ、ハモグリバエなど複数の害虫を防除します。さらに、アファーム乳剤は迅速に分解されるため、残留物の心配もありません。
有効成分は自然由来で、作物、環境、散布者にとって安全です。
ゼンターリ顆粒水和剤
ゼンターリ顆粒水和剤をキャベツのヨトウムシ対策に使用する場合は、1000～2000倍に希釈して使用します。散布液量は100～300㍑/10aです。使用回数に制限はなく、発生初期 但し､収穫前日までに必要に応じて散布してください。
ゼンターリ顆粒水和剤は、野菜類・果樹類・いも類・豆類などに幅広く使用できます。抵抗性を持つコナガにも安定した効果を発揮し、従来のBT剤では活性の低かったヨトウムシ、ハスモンヨトウに対しても高い効果を示します。
さらに、マルハナバチやミツバチ、天敵への影響が少なく、環境に優しい薬剤です。
農薬保管庫（鍵付き）
キャベツの農薬は、農薬保管庫を使うことで安心して保管することができます。
農薬を安全かつ適切に保管するためには、キズやサビに強く、鍵のかかる農薬保管庫を利用することが望ましいです。
家庭菜園であれば、小型や中型サイズの農薬保管庫が人気です。
※薬剤使用の留意点
本記事の商品情報などは、2023年5月時点のものです。
薬剤の適用内容については変更されることがありますので、最新の薬剤情報は各メーカーの公式情報をご確認ください。
「キャベツのヨトウムシ対策！害虫駆除に効く農薬」を読んだあなたにおすすめの記事：
