園芸店・ホームセンター・インターネットなどで買える農薬をご紹介します。
セロリの斑点病に使用できる農薬には、「トップジンM水和剤」、「STダコニール1000」、「アミスター20フロアブル」などがあります。
商品を購入される場合には、商品名、使用時期、使用方法、使用量、使用回数などを確認のうえ選ぶようにします。
トップジンM水和剤
トップジンM水和剤をセロリの斑点病対策に使用する場合は、1500倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用回数は、収穫60日前までに2回以内であれば可能です。
トップジンM水和剤は、既に植物体に感染した病原菌に対しても効果を発揮する、浸透移行性に優れた殺菌剤です。
STダコニール1000
STダコニール1000をセロリの斑点病対策に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用回数は、収穫21日前までに2回以内であれば可能です。
STダコニール1000は、草花、野菜、果樹など様々な植物で、葉が変色するタイプの広範囲の病気に効果がある総合的な園芸用殺菌剤です。
特にもち病や炭そ病、斑点病などのかび類(糸状菌)による病気に効果があります。耐光性と耐雨性に優れ、長期間にわたって植物を病気から守る残効性があります。
アミスター20フロアブル
アミスター20フロアブルをセロリの斑点病対策に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用回数は、収穫3日前までに4回以内であれば可能です。
アミスター20フロアブルは、各種野菜、畑作物、茶の様々な病害に高い効果を発揮します。
また、雨に強く浸透移行性があり、優れた予防効果があります。収穫前の使用日数が短く、散布の適期が広く、使い勝手が良い特徴も持っています。
トリフミン水和剤
トリフミン水和剤をセロリの斑点病対策に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに2回以内であれば可能です。
トリフミン水和剤は予防効果と治療効果に優れ、病斑の拡大や胞子形成を阻止します。
降雨にも影響されず浸透性が高いです。低濃度でも効果が持続し、作物に汚れが少ない安全な薬剤です。また、有用昆虫にも安全です。
アフェットフロアブル
アフェットフロアブルをセロリの斑点病対策に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。
アフェットフロアブルは、野菜、果樹、花きなどの幅広い病害スペクトルに対して効果を発揮する病害防除剤です。
うどんこ病、灰色かび病、菌核病だけでなく、葉かび病、つる枯病、すすかび病にも優れた効果があります。
また、既存の薬剤耐性菌にも有効で、予防効果も高いです。
ヨネポン水和剤
ヨネポン水和剤をセロリの斑点病対策に使用する場合は、500倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用回数は、収穫7日前までに3回以内であれば可能です。
ヨネポン水和剤は、銅イオンによる殺菌効果があり、細菌や糸状菌性の病気に効果的です。また、耐性が生じにくい特徴があります。
農薬保管庫(鍵付き)
セロリの農薬は、農薬保管庫を使うことで安心して保管することができます。
農薬を安全かつ適切に保管するためには、キズやサビに強く、鍵のかかる農薬保管庫を利用することが望ましいです。
家庭菜園であれば、小型や中型サイズの農薬保管庫が人気です。
※薬剤使用の留意点
本記事の商品情報などは、2023年5月時点のものです。
薬剤の適用内容については変更されることがありますので、最新の薬剤情報は各メーカーの公式情報をご確認ください。
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