ローズマリーの育て方・栽培方法

ローズマリーの育て方・栽培方法

1.ローズマリー栽培の特徴と時期


ローズマリーの育て方手順に沿って、畑やプランターでローズマリーを栽培してみましょう!
ローズマリーは簡単に育てられるので、初心者が栽培するのにもオススメのハーブです。

ローズマリーの栽培データ
■ローズマリーの栽培難易度:★★☆☆☆

■ローズマリーの旬:春から冬の4月~翌年2月

■連作障害:出にくい

■栽培時期:春植え・秋植え

■春の種まき:3月
 春植え:3月~5月
 収穫時期:4月~9月

■秋の種まき:9月
 秋植え:9月~10月
 収穫時期:10月~翌年2月

■ローズマリーの苗や種が買えるお店
ローズマリーの苗や種を買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
こちらから購入するとポイント還元があります。

ローズマリーは年2回栽培することができるハーブで、ローズマリーの旬は、春から冬の4月~翌年2月です。

「海の雫」という異名を持つローズマリー。爽やかな香りと一年を通して緑にあふれる特徴を持ち、多くの人から愛されているハーブです。

ローズマリーの品種には、3つの種類があります。代表的な上へ伸びる、立性(たちせい)。立性の品種は『マリンブルー』『トスカナブルー』『マジョリカピンク』『シッシングハースト』『セイレム』『クリスマスツリー』などがあります。
下へ這うように伸びていく匍匐性(ほふくせい)。匍匐性の品種は『プロストラータス』があります。
横に伸びた後、上に伸びていく半匍匐性(はんほふくせい)もあります。半匍匐性の品種としては、『モーツアルト』があります。

ローズマリー爽やかな香りをしていることから、お肉料理や魚料理のアクセントとして重宝されます。さらには酸化防止作用や消化促進作用があって身体にもとてもいいハーブです。
ローズマリーの栄養素としては、ビタミンA、ビタミン1、ビタミン2、ビタミン3、ビタミンC、葉酸、カルシウム、カリウム、鉄分、リン、マグネシウム、フラボノイド、タンニンなどが含まれます。

そんなローズマリーを栽培するときには、どのような点に気をつければいいでしょうか。

栽培のポイントを説明する前に、まずはローズマリーの簡単な特徴を抑えるところから説明します。
ローズマリーの科目はシソ科で、マンネンロウに属しています。

ローズマリー

ローズマリーは成長すると2m近くにもなる植物で、草丈も30cmほどまで成長する植物です。鉢に植えてからもどんどんと成長するので、一年を通して緑を楽しめます。
ハーブに使ってもいいですが、観葉植物として鑑賞するにもピッタリです。

1年を通して活躍してくれる植物ですが、栽培時期として最適なのは3月~5月頃です。もしくは、9月~10月頃に植え付けを行ってください。

ローズマリーは、寒さや暑さに強い特徴を持っていますが、さすがに真夏や真冬の時期だと、葉や根が傷んでしまい、最悪の場合は枯れてしまうことがあります。

そのため、球根の段階では比較的気温が安定している時期を選ぶことをおすすめします。ある程度成長してしまえば、あとは普段の水やりなどで力強く育ってくれるため、栽培はしやすいでしょう。

好適土壌pHはとくにありません。
日当たりがよく、水はけのいい場所に植えてください。

ほとんどのハーブは、アルカリ性の土壌を好む傾向にありますが、ローズマリーも同じで、苦土石灰や粒状石灰を埋め込むといいでしょう。

連作障害についてもとくにありません。
それでもやはり連作は成長を十分に発揮してくれないことがあるため、できるだけ避けたほうがいいでしょう。

ローズマリーを植えるまでのポイントが分かったら、いよいよ土作りから種まきの説明をします。

2.ローズマリーの栽培基本(畑・プランター)

肥料

種から育てるならば、まずは育苗箱を用意するか、3号ポットを用意して、そこに2粒~3粒ほどまいていきます。

種まきから植え付け、発芽までにはだいたい15日~30日ほどです。
この時期は、新聞紙などで覆いをかぶせて土壌が乾かないようにする必要があります。発芽したら、1本立ちにして育苗をしていきましょう。

苗から育成すると、だいたい数ヶ月で料理に使えるまでに育ちます。
いますぐに使いたいならば、株を購入するといいでしょう。

苗の選び方ですが、病気や虫つきのもの、下葉が枯れているものは避けてください。
葉色が濃く、株元がしっかりとしたものなら元気よく育ってくれます。

苗を見るときは立性か匍匐性化どうかもチェックしてください。
鑑賞に使いたい場合は、花の色が何色かもチェックするといいでしょう。

土作りのポイントとしてはハーブを育てる場合は通気性と水はけのいい土壌を作ることが大切です。
とくに宅地で育成するときは水はけが悪く、痩せた土地になりやすい欠点があります。

腐葉土や完熟堆肥などを混ぜ込むことで通気性と水はけの良い土に改良できます。
それでも水はけが悪い場合は、くん炭や赤玉土を混ぜ込むといいでしょう。

鉢やプランターで育てるときは、同じく通気性と水はけの良さが求められます。土のブレンド例を挙げると、花や野菜用の土を50%、赤玉土と腐葉土をそれぞれ15%、そして堆肥とくん炭をそれぞれ10%の比率で加えてください。

ただ、このブレンドはあくまでも例で、自分の生育環境を考慮して、自分なりにアレンジしていくといいでしょう。

肥料は、ローズマリーが健康に育つためにはなくてはならないものです。
ただ、ローズマリーは水と日光と二酸化炭素があれば、自ら光合成を行い成長してくれます。

肥料はその成長を助けるものと認識しているといいでしょう。
肥料のやりすぎは逆効果です。

さて、ローズマリーの肥料には、3つの要素をおさえる必要があります。
それが、窒素とリン酸、そしてカリです。ハーブを育てるときは、この三大要素がバランスよく配合されているといい肥料になります。

窒素は葉の生育に必要ですが、多すぎると葉を付けすぎてしまい、病気にかかりやすくなります。リン酸は花や種を作るのに必要です。こちらも多すぎるのは逆効果になります。

花用の肥料はリン酸が多い傾向にあるので避けてください。カリは茎と根の成長に必要で、ローズマリーの組織を丈夫にして、病気の抵抗力も高めます。

有機を使いたい場合はどうでしょうか。
ハーブを食用として使うなら、できるだけ健康に育てたいと考える人も多いです。

その場合、有機は天然のものを使っているのでピッタリです。有機を使う場合は、与えすぎるのはいいですが、あまり栄養素を含んでいないものだと栄養不足になってしまいます。

また、タネバエというハーブに天敵の虫は有機にひきつけられるので、土壌にしっかりと埋め込んで有機の匂いを感じさせないようにしましょう。

種植えから土作り、そして肥料の使い方まで説明してきました。
次の項目ではローズマリーの定期的な手入れのやり方を説明します。

ここを疎かにすると、元気よく育たないこともあるのでしっかりと手入れは行うようにしてください。

3.ローズマリーの栽培手入れ

水やり

ローズマリーを育てるときは、水やりはとても大切です。水やりを上手に行えば、ローズマリーはすくすくと育ってくれるでしょう。
水やりのタイミングや時間帯を説明します。

鉢植えの場合、土の表面が乾いていると給水したくなりますが、葉の色艶がいい場合は水をやらなくて大丈夫です。
土の中に指を入れてみると水分がまだ残っているからです。

水を与えすぎると、植物にとっては酸素不足になるため逆効果になります。
給水のタイミングは、土の表面が完全に乾いて、葉がしなっていたらあげるようにしましょう。

水を与える時間帯は季節によって最適な時間帯が異なります。
夏は朝や夕方の涼しい時間に、冬は午前中の土の温度が上がった時間帯にするといいでしょう。

ローズマリーは給水によって多くの葉を付けます。
葉は付けすぎると病気の原因にもなるので剪定を行ってください。

剪定のタイミングは開花の時期です。花が開花したらなるべく早く剪定を始めます。種子をつけると元気がなくなってしまうからです。
ただし、夏や冬の時期は、剪定をすることで株を痛めることがあるので、なるべく避けます。

枝が伸びてきたら、こちらも剪定します。枝をカットすると脇から新しい枝が生えてきますから、また伸びてきたらカットしてあげてください。

伸びたらカットを繰り返すことで、いい形に育ちます。枝のカットは風通しをよくする効果もあります。

間引きについては、まず1回目の間引きは発芽してすぐの時期です。
苗が多すぎると栄養を奪い合ってしまうので、双葉になったころに間引きをします。

次に株が3~4cmまで成長すると葉が重なって成長を阻害するので、この時期にも間引いてください。10cmの高さになれば1株ごとに鉢に植え替えていきましょう。

鉢に雑草が生えてきたら、その都度抜いていくことが好ましいですが、除草剤を使う方法もあります。
ローズマリーの除草剤は葉にかけるものがあり、水でうすめて使うと雑草を根から枯らします。

4.ローズマリーの収穫時期について

ローズマリーの収穫

ローズマリーは、常緑のハーブなので、一年を通して収穫できるメリットがあります。ただ、もっとも香りが高いのは開花前です。
この時期に収穫して、乾燥保存しておくと料理に使いやすいでしょう。

また、朝方は収穫するのに一番いい時間帯で、もっとも良い香りがします。
ちなみに、花の開花はローズマリーが枯れる原因にもなるので、花が咲いたらすぐに収穫してください。

ローズマリーの開花時期は、だいたい4月~6月にかけてで、生育環境を変えることにより、秋に開花をずらすこともできます。
いつ頃開花するかは、つぼみの有無や枝をチェックすることで、ある程度分かるでしょう。

収穫するときは、枝先から必要な分だけ摘み取ります。ひとつの枝から取れる収穫量の限度は、だいたい10cm~15cmほどです。
あまり長い量を収穫するとローズマリーがこぢんまりとした形になってしまうので、観賞用にもしているなら注意してください。

収穫に必要な道具は、ハサミがあれば十分です。
ただし、清潔なものを使ってください。不潔なものを使用すると、切り口から雑菌が入って病気になることがあるからです。

収穫後の手入れについては特に必要がありません。
風通しの良い場所で元気に育ててください。

5.ローズマリーに発生しやすい病気と害虫

ローズマリー

ローズマリーを育てるときに注意したいのが「うどんこ病」です。

うどんこ病は、葉や茎にうどんの粉がふりかかったようになる病気で、一箇所から始まり、放置すると葉が虫食い状になります。
早期発見すれば害は少ないので、普段から粉のようなものがついていないかチェックしましょう。

うどんこ病になりやすい環境としては、高温多湿が挙げられます。
風通しが良くないとローズマリーは蒸れて、うどんこ病が発生しやすくなります。
管理する際は風通しの良い場所を確保して、涼しい場所に置きましょう。

もし、うどんこ病になっているのを発見したら、早めにその部分をカットしてください。
切り取った部分はすぐに処分します。うどんこ病が広がってしまうと薬剤を使う必要も出てきます。

ローズマリーを育てる上で注意したい害虫は、「ヨトウムシ」と「メイガ」の二つです。ヨトウムシはヨトウガの幼虫で、一年の間に2回ほど発生します。

ヨトウムシは、昼間は土の中に隠れて、夜に活動する厄介な虫で、見つけるのが難しいです。ヨトウムシはローズマリーに食害をもたらし、対処しないと枯れることにもなります。

メイガは成虫になると蛾になる虫です。発生時期は春から秋にかけて、こちらも食害をもたらします。見分けるポイントは葉っぱにつく黒い点々です。
これを見つけたらメイガのフンの可能性があります。

ヨトウムシとメイガを防止するには、防虫ネットをかけることをおすすめします。
駆除するときは割り箸やピンセットで捕殺するといいでしょう。

ヨトウムシは、日中は土の中に隠れているので、株の根元を少し掘り返して発見したり、夜の活動する時間帯に駆除するといいでしょう。

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