サツマイモの追肥(追肥のやり方・時期・回数量)

サツマイモの追肥(追肥のやり方・時期・回数量)

1.サツマイモの追肥とは何ですか?

追肥とは何か?

サツマイモなどの作物の生育に応じて、追加で養分になる肥料を与えることを『追肥』といいます。

サツマイモに追肥はしたほうが良いのか、しない方が良いのか悩まれている方も多いですが、基本的に追肥の必要はありません。
普通の畑の肥沃度(ひよくど)であれば、ほぼ無肥料で大丈夫です。

高温乾燥等で葉が黄色くなっているような場合は追肥を行います。
また、葉色が淡すぎるときには少量の追肥を行います。

2.サツマイモの追肥時期はいつか?

サツマイモは、元肥だけで十分に育つので、基本的に追肥の必要はありません。
また、植え付け後1カ月間は、つるボケの原因となるため追肥を控えます。

サツマイモは植え付け40日後ぐらいから、吸収根と、肥大根が分化し、植え付け90日後ぐらいからイモの肥大が盛んになってきます。
つるの伸びが悪く、葉色が淡すぎるときには追肥を行いましょう。

高温乾燥等で葉が黄色くなっているような場合も、追肥を行います。
7月~9月の高温になる時期は葉っぱが黄色くなっていないか確認し、生育状況をみて追肥を行いましょう。

プランター栽培の場合も、生育状況を確認し、もし生育が悪ければ追肥を行いましょう。

3.サツマイモの追肥方法

追肥方法

サツマイモの追肥は、鶏糞、カリ、硫安、草木灰、液肥、化学肥料など何を使えばいいか悩んでいる方も多いですが、サツマイモの追肥は『化成肥料』を使用します。

サツマイモに適した肥料の成分

インターネットでは『さつまいも専用肥料』なども購入することができますので、こちらの肥料を使うのも良いでしょう。
サツマイモに適した肥料の成分比は、チッソ5、リンサン8、カリ12、クド1の割合などです。

サツマイモの追肥におすすめの肥料

畑栽培の追肥方法

高温乾燥等で葉が黄色くなっているような場合は、畝の脇に化成肥料10~20g/㎡をまいて、周りの土と軽く混ぜ合わせて土寄せします。

プランター栽培の追肥方法

サツマイモのプランター栽培の場合は、生育が悪ければ少量の化成肥料や薄い液肥を施します。
土が減って根や芋が露出する場合は、増し土を行って日が当たらないようにします。

4.サツマイモの追肥の注意点

さつまいもの収穫時期

サツマイモの追肥は、いつでも肥料を与えればよいというわけではありませんので、注意点に気をつけながら栽培を行いましょう。

肥料の追肥時期に注意

植え付け後1カ月間は、追肥を控えます。この時期に追肥をすると、茎葉だけが伸びて「つるボケ」の原因となります。
窒素分が多い肥料もつるボケを起こして芋が肥大しないので、窒素肥料の与えすぎに注意しましょう。

5.サツマイモの栽培ポイント

畑で収穫したさつまいも

サツマイモを栽培する際は、以下の栽培ポイントに気をつけながら育てていきましょう。

サツマイモの栽培ポイント
  1. 環境:水はけと通気性のよい環境を好むため、高さ30㎝ほどの高畝にする。
  2. 肥料:窒素肥料は控えめにして、つるボケを防ぐ。
  3. 成長:イモの肥大には耕土が深く、通気性が良いことが重要。
  4. 追肥:葉色が淡すぎるときは少量の追肥をする。
  5. 収穫:早どり、多収を行いたい場合は植え付け前にマルチングを行う。

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