1.サツマイモの追肥
サツマイモの栽培は、関東などの中間地では5月~6月に苗を植え付けると、9月~11月に収穫することができます。
サツマイモは、栽培初心者でも育てやすい野菜ですが、葉の色が悪いような場合は追肥が必要です。
サツマイモの栽培時期
春まき栽培:植え付け5月中旬~6月中旬、収穫9月下旬~11月中旬
サツマイモの追肥時期
サツマイモは、葉の色が悪い場合は追肥をします。
畑栽培:6月上旬~6月下旬
プランター栽培:6月中旬~7月下旬
2.サツマイモに適した肥料
サツマイモは、酸性土壌に比較的強いので、通常は苦土石灰をまく必要はありません。植え付けの1週間前に、完熟堆肥2~3kg/㎡、化成肥料20~30g/㎡をまいてよく耕します。
元肥用の肥料
サツマイモは、土づくりの段階で完熟堆肥と緩効性化成肥料を施します。
化成肥料は「8-8-8」のタイプがおすすめで、肥料の三要素(窒素・リン酸・カリ)がそれぞれ100g中に8gずつ含まれていて、どんな野菜にも使うことができるので便利です。また、臭いも少なく、粒状で取り扱いやすいという利点があります。
化成肥料や堆肥は、ホームセンターや園芸店のほか、インターネットでも購入できます。
追肥用の肥料
サツマイモの追肥には、「マイガーデンベジフル」などがあります。
サツマイモ専用の肥料を使用することも効果的です。
3.サツマイモの追肥と土寄せ
サツマイモは、元肥だけで十分育つので、肥沃な場所では追肥の必要はありません。乾燥等で葉の色が悪いようであれば、少量を追肥します。
畑栽培の追肥方法
畑栽培は、畝の肩口付近に化成肥料10~20g/㎡を施し、土と軽く混ぜ合わせます。また、つるが繁茂しないうちに、除草を兼ねて株元に土を寄せて畝を高くしておきます。
プランター栽培の追肥方法
プランター栽培の場合は、生育が悪ければ少量の化成肥料や薄い液肥を施します。土が減っていて根や芋が露出する場合は、増し土を行います。
4.サツマイモの生育不良
サツマイモは、低温に弱いので、気温が十分に上がってから苗を植え付けるようにします。肥料分が多いと、つるぼけが起きてイモが大きくならないので、窒素肥料の与え過ぎにも注意します。
連作障害
サツマイモは連作障害が出にくい野菜ですが、同じ場所でヒルガオ科の野菜を栽培する場合は、最低でも1~2年の期間を空けるようにします。
プランター栽培では、新しい用土を使うことをおすすめします。
窒素肥料
サツマイモは、窒素肥料を与え過ぎると茎葉だけが成長してつるぼけを起こすので、窒素肥料の与え過ぎに注意します。
5.サツマイモの追肥まとめ
サツマイモの追肥のポイントをまとめると以下になります。
・サツマイモの栽培は、肥料を多く与えない。
・追肥は、生育の様子を見て葉の色が悪いときに施す。
・窒素肥料の与え過ぎは、つるぼけを起こす。
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