サツマイモの土作りの基本(畑・プランター)

サツマイモの土作りの基本

1.サツマイモの土作り下準備

サツマイモの土作り方法は、サツマイモに適した栽培環境を選び、土中のゴミをきちんと処理し、好適土壌pH調整を行い、苗を植え付ける2週間以上前までに、土作りを行います。
堆肥、化成肥料を撒いて土を作ります。

家庭菜園でサツマイモ栽培を行う場合には、事前にサツマイモに適した栽培環境にあった場所で土づくりをしてから始めましょう。

サツマイモの栽培データ
■サツマイモの栽培難易度:★☆☆☆☆
■分類:ヒルガオ科サツマイモ属
■原産地:中央アメリカ
■主な旬:9月~11月
■栽培時期:春植え
植え付け:5月~6月、収穫時期:9月~11月
■連作障害:出にくい(1~2年あける)
■好適土壌pH:5.5~6.0
■発芽適温:20~30℃
■生育適温:25~30℃
■土作り時期:苗を植え付ける2週間以上前

サツマイモに適した栽培環境

木漏れ日の半日陰

サツマイモは、中央アメリカが原産地で、野菜の中では最も高温性で強光を好みます。
乾燥にもよく耐え成長してくれます。
耕土が深く、やせた土壌の通気性、排水性が良いことが良いイモが育つ条件です。

日当たり

サツマイモ栽培を行う上で、日当たりは重要です。
サツマイモの葉が日光を浴びて元気よく育ちそうな日当たりの良い栽培場所を選びましょう。

周囲に木や建物がある場合、栽培場所が長時間日陰にならないか調べましょう。
日陰になる場合は、光合成が足りず、果菜類はうまく育たないことがあります。

また、日陰の状態にもよりますが、草丈の低い葉菜類や根菜類なら、栽培することが可能です。

土中のゴミ処理

畑の畝づくり

サツマイモの土づくりをする前に、土の中にゴミが混じっていないかもチェックします。

庭や畑などでは、ビニール、マルチフィルム、ガラス片、コンクリート片、金属片などが土に混ざっていることがあります。

こうしたゴミが土の中に混ざっていると、耕うん機の刃に当たってケガをしたり、絡まったりするとケガや故障の原因になりとても危険です。

また、ゴミが障害になって、サツマイモが成長する過程で根っこの成長に影響を及ぼす場合もありますのでこれらのゴミは、丁寧に取り除きましょう。

ネズミ・モグラ対策

庭や畑でサツマイモなどの作物を栽培すると、ネズミやモグラの被害にあう場合があります。
種や苗を植えた土が掘り返されて荒らされたり、野菜をかじられたりして、サツマイモの株が枯れる原因になることもありますので、ネズミやモグラがいる場合には対策をしましょう。

置くだけで敷地を守ってくれる「ネズミガード」や、土に埋めるだけで簡単に使用できる「モグラン」がおススメです。

ネズミガードは電池を入れてすぐに使用することができるネズミ撃退グッズです。
モグランは、電池を入れてモグラ被害のある場所に差すだけで使えます。

2.サツマイモの好適土壌pH調整

家庭菜園でサツマイモを植える際には、土のpHを調べて、栽培場所の土のpHをサツマイモに合わせます。

日本では酸性土壌が多いのですが、畑によっては、石灰資材の入れすぎで、アルカリ性に傾いている畑もあります。
また、pHは作物をつくるごとに変わるため、同じ畑であっても、野菜の作付け前と収穫後では、pHは異なります。

pHがサツマイモに合っているかどうかを調べるためには、測定キットや測定器で測ります。
土に差すだけで測れる測定器が簡単なのでおすすめです。

サツマイモの好適土壌pHは、5.5~6.0です。
サツマイモは酸性土を好むので石灰は散布しません。

3.サツマイモの土作りの基本(畑栽培)

畑

サツマイモを上手に栽培するためには、土作りが重要です。
日当たりと風通しが良く、水はけのよい場所を選んで、サツマイモの苗を植え付ける2週間以上前までに、土作りを行います。
サツマイモの植え付けは5月~6月ですので、植え付け時期から逆算して土作りをはじめましょう。

4.完熟堆肥を撒いて耕す

畑に石灰を撒く

ダイコンやイモ類は、「堆肥」を土に混ぜて土作りを行います。

堆肥を土に入れると、堆肥の分だけ土が軽くなり、土の中に隙間ができます。
さらに堆肥に含まれる繊維分自体にも隙間があるため、土がふかふかになります。
その結果、通気性、保水性、排水性がよくなり、サツマイモが良く育ちます。

サツマイモの植え付け場所に、完熟堆肥2~3kg/㎡を全面に撒いて、すぐに深さ20~30cmを目安に十分に耕して、土となじませます。
まいたまま放置すると、完熟堆肥がかたまり土となじまなくなり、十分な効果が得られないので注意します。

5.化成肥料を撒いて耕す

畑の土作り

1週間前に化成肥料20~30g/㎡を均等にまいて、深さ20~30cmを目安に十分に耕して、土と良くなじませます。

土は鍬で耕しても良いですが、鍬で耕すのが大変な場合は、小型の耕うん機などで耕すと便利です。
家庭菜園では、充電式のコンパクトな家庭用耕うん機が人気です。

6.畝を作る

畝を作る

土をよく混ぜたら、サツマイモ栽培用の畝を作ります。
畝をつくる部分にロープ(さくり縄)を張って目印にすると、初心者でも容易にまっすぐな畝をつくれます。

幅40~60㎝、高さ30cmの畝を作ります。
排水の良くない畑では、できるだけ畝を高くします。

その後、マルチシートを施します。

7.マルチシートを敷く

畑のマルチシート

サツマイモ栽培では、畝にマルチシートを敷きます。

マルチを敷く際は、マルチの両端を持って引き出します。
片足をマルチの端にのせて踏み、しわ、たるみを伸ばしながら、クワで土をかけてマルチを押さえて広げて敷いていきます。

マルチシートは、地温を上げるとともに、梅雨時の過剰な湿気を防ぎ、泥はねによる病気の予防にもなります。
また、土の乾燥を防ぎ、雑草防除にも効果があります。

8.サツマイモの土作りの基本(プランター栽培)

プランター野菜

プランターは深型サイズ(65㎝、深さ30cm以上)で、2~3株植えられます。
野菜用培養土は、新しい用土を使用することをおすすめします。

気温が十分に上がった頃に、株間を広めにとって植え付けます。プランターの底に鉢底石を敷き、野菜用培養土を7分目ほど入れます。
サツマイモの植え付け方法は、「斜め植え」にします。

植え付け後に、プランターの底から水が流れ出るくらいたっぷりと水をあげます。
苗が根付くまでの約1週間は、毎日朝に水やりをします。

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