1.パッションフルーツの土作り下準備
家庭菜園でパッションフルーツ栽培を行う場合には、事前にパッションフルーツに適した栽培環境にあった場所で土づくりの下準備をしてから始めましょう。
■パッションフルーツの旬:6月~8月
■栽培適地:暖地以外は鉢植え。暖地では庭植え可能。
■栽培方法:鉢植え、庭植え
■植え付け時期:4月~6月
■収穫時期:6月~10月
■土作り時期:苗を植え付ける2週間以上前
パッションフルーツに適した栽培環境

パッションフルーツは、ブラジル南部原産の植物で、生育適温は20℃~30℃前後で栽培することができます。
パッションフルーツは南国の植物ですが、関東地域などでも耐寒性の高い紫色種を「鉢植え」で育てることができ、無霜地帯では冬越しが可能です。
栽培環境は、日当たり、風通し水はけが良い場所を選んで育てましょう。
日当たり
パッションフルーツ栽培を行う上で、日当たりは重要です。
パッションフルーツの葉が日光を浴びて元気よく育ちそうな日当たりの良い栽培場所を選びましょう。
周囲に木や建物がある場合、栽培場所が長時間日陰にならないか調べましょう。
日陰になる場合は、光合成が足りず、果菜類はうまく育たないことがあります。
また、日陰の状態にもよりますが、草丈の低い葉菜類や根菜類なら、栽培することが可能です。
土中のゴミ処理

パッションフルーツの土づくりをする前に、土の中にゴミが混じっていないかもチェックします。
庭や畑などでは、ビニール、マルチフィルム、ガラス片、コンクリート片、金属片などが土に混ざっていることがあります。
こうしたゴミが土の中に混ざっていると、ゴミが障害になって、パッションフルーツが成長する過程で根っこの成長に影響を及ぼす場合もありますのでこれらのゴミは、丁寧に取り除きましょう。
ネズミ・モグラ対策
庭や畑でパッションフルーツなどの作物を栽培すると、ネズミやモグラの被害にあう場合があります。
苗を植えた土が掘り返されて荒らされたり、果物をかじられたりして、パッションフルーツの株が枯れる原因になることもありますので、ネズミやモグラがいる場合には対策をしましょう。
置くだけで敷地を守ってくれる「ネズミガード」や、土に埋めるだけで簡単に使用できる「モグラン
」がおススメです。
ネズミガードは電池を入れてすぐに使用することができるネズミ撃退グッズです。
モグランは、電池を入れてモグラ被害のある場所に差すだけで使えます。
2.パッションフルーツ苗を購入
パッションフルーツの苗を準備しましょう!
こちらから購入すると、届けてくれるので便利です。
3.パッションフルーツの土作り方法(庭植え)

パッションフルーツを上手に栽培するためには、土作りが重要です。
パッションフルーツを庭植えする場合は、日当たりと水はけがよく、強い風が当たらない場所を選びます。
根が肥料やけを起こさないように、パッションフルーツの苗を植え付ける2週間以上前までに、土作りを行います。
パッションフルーツの植え付けは4月~6月なので、植え付け時期から逆算して土作りをはじめましょう。
穴掘り・肥料を混ぜる
植え付ける際は、直径、深さとも50cm程度の植え穴を掘り、掘り上げた土の半分に腐葉土を混ぜ込みます。
腐葉土を混ぜた土はさらに半分に分け、有機質肥料などの元肥を混ぜ込んでから穴に埋め戻します。
その後に、腐葉土だけを混ぜた土を厚さ5cmほど敷いて、根鉢が直接肥料に触れないようにします。
パッションフルーツの苗木は、根鉢の表面が地面よりやや高くなる程度に据えて、残りの土を穴に埋め戻します。
水やり
植え付けが終わったら苗の周りに水鉢を作り、水をたっぷりとあげます。
支柱立て
パッションフルーツ苗木は、風で揺らぐと生長が遅れてしまうため、苗木の側に支柱を立てて20cmおきに麻ひもなどで幹を固定します。
4.パッションフルーツの土作り方法(鉢植え)

パッションフルーツをプランターや鉢植えで栽培する場合は、1つの容器に1株を植え付けます。
鉢植えの場合は、8号鉢(直径24cm)などに、鉢底石を敷いてから用土を入れます。
用土は、市販の培養土を使用すると手軽で、川砂を混ぜると排水性が良くなります。
用土を自分で作る場合は、鹿沼土7、腐葉土3などの割合で配合し、緩効性肥料を施します。
用土は容器の縁から2~3cm下のところまで入れます。
苗木は、根鉢の表面が1cmほど隠れる程度に浅めに植えます。
植え付けが終わったら、たっぷりと水をあげ、庭植えの場合と同じように支柱を立てて苗木を固定します。
仕立て方は、あんどん仕立てやトレリス仕立てが一般的です。
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