ニンジン(人参)の水やり頻度や時間帯は?

ニンジンの水やり頻度や時間帯は?

1.ニンジンの水やり

ニンジンの水やり頻度、水やりの時間帯、水やり時の注意点などについて疑問を持たれていませんか?
ニンジンの水やり頻度や水やりの時間帯を間違えるとニンジンが枯れてしまったり、うまく育たない場合がありますので、水やりは非常に大切です。

ニンジンは、春と夏にタネをまいて育てることができます。
梅雨や乾燥時期に、毎日水をあげればよいかどうか悩んでいる方も多いと思いますので、ニンジンの水やり方法について順番に解説していきます。

2.ニンジンの栽培方法と水やり(地植え)

ニンジンの種まきをする子供

ニンジンは中央アジア原産で、短根性の「西洋種」と長根性の「東洋種」があり、日本では西洋系が多く栽培されています。

ニンジンは、春まき(3月~4月)と、夏まき(7月~8月)ができます。品種や地域によって種まき時期は様々ですが、家庭菜園では病害虫被害が少ない「夏まき」がおすすめです。主に7月下旬~8月中旬頃に種まきを行い、秋冬季に収穫します。

畑の準備は種まきの2週間以上前に行い、苦土石灰と肥料を施して高さ10㎝ほどの畝を作っておきます。

ニンジンは、「発芽させれば半分は成功」と言われていますので、種まきがとても大事です。
水はけの良い畑であれば、雨が降った翌日に種まきをするか、土が乾いていたら畝全体に水やりをして土を十分湿らせてから種をまきます。

ニンジンは移植すると根を痛めるため、畑に「直まき」にします。
畝に浅いまき溝を作り、少し厚めにすじまきにします。タネは向光性(光が当たらないと発芽しない)のため、土を5㎜ほどかぶせます。
コーティング種子の場合はやや深くまいた方がよく、覆土は1㎝ほどにします。
種をまいたら、手や板などで上からしっかり押さえて土と密着させ、タネが流れないようにやさしく水やりをします。

ニンジンのタネは、覆土が厚かったり、土が乾くとうまく発芽しないため、発芽までは土を乾燥させないように毎日水やりをします。

通常は、7~10日で発芽します。種をまいた直後に、不織布や切りワラなどを被せておくと、土の乾燥を防いで発芽を促すことができます。水やりは、不織布や切りワラなどの上から与えます。

発芽した後は、土の表面が乾いたら水やりをします。夏の乾燥が続くようなときは、朝夕水やりをします。
また、株が小さいうちは雑草に栄養を取られてしまうので、除草と間引きをしっかり行うことも大切です。

ニンジンは生育後期に入ると過湿を嫌うため、生育後期は水やりの必要はほとんどありません。ただし、乾燥の日が続いたときは水やりをします。

水やりの際は、シャワータイプで水が出るジョーロでやさしくかけてあげましょう。
シャワータイプでないものは水の勢いが強いため、土や種が水で流されてしまい、ニンジンがうまく育たない原因になります。

■ニンジンの水やりにも使えるジョーロが買えるお店
ニンジンの水やりにジョーロを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
お洒落でかわいいジョーロや、水がたくさん入るジョーロなどが豊富にあります。
使う頻度が高いジョーロは、いいものを選びたいですね。

3.ニンジンの栽培方法と水やり(プランター)

ニンジンの種まき時の水やり

ニンジンは直根性のため、土の中に真っすぐ根を伸ばします。このため、プランターなら横幅60cm以上、深さ25cm以上あるものが適しています。

容器の底に鉢底石を敷き、市販の野菜用培養土を入れたら、種をまく前に水やりをして土を湿らせておきます。土の表面を平らにしてから、棒などを使って深さ1cmのまき溝を作り、1cm間隔でタネをまきます。

ニンジンは好光性種子なので、土を5㎜ほどかぶせて、上から板や手で押さえて土と密着させます。その後に水やりをしますが、タネが流れないようにやさしく水やりをします。

発芽までは7~10日かかりますが、土が乾燥すると発芽しないので、発芽するまでは水やりを続けます。土の乾燥防止のため、容器の上に不織布や新聞紙などをかけておくとよいでしょう。

発芽後は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。ただし、土の表面が常に湿っていると、窒息状態となって根が呼吸できなくなるので注意が必要です。
また、土の表面が軽く濡れただけでは水が浸透しないため、水不足になってしまいます。プランターや鉢はたっぷりと水やりすることで、新鮮な水と空気を供給することができます。

ニンジンの水やりは、朝方の涼しい時間帯に行い、真夏には土の乾き具合を見ながら、必要なら朝夕2回の頻度で水やりをします。夕方の水やりは、地温が低下してから行うようにします。

4.ニンジンの高温多湿期の水やり

ニンジンのプランター栽培

ニンジンは、失敗の少ない「夏まき」がおすすめです。
地域や品種にもよりますが、夏まきの場合は7月中旬以降の種まきがおすすめです。

7月中旬に梅雨が明けますが、土が湿っている状態で種まきができるので、タネがまきやすく発芽も揃いやすくなります。

ニンジンの種まき時期を早くすると収穫期も早まりますが、生育不良や病気の原因となるので、タネ袋の注意事項を読んで、タネをまくようにします。

発芽するまでは、毎日水やりをします。ニンジンのタネは水分を吸収する力が弱いため、土が乾燥すると発芽が悪くなるので、こまめに水やりが必要です。

発芽後は毎日の水やりは必要ありませんが、梅雨明けから8月上旬にかけては、気温が急上昇して土が乾燥しやすくなるため、土の表面が乾燥したら水やりをします。

真夏は高温によって乾燥しやすくなるため、土の乾燥状態を見ながら朝夕2回の水やりをします。また、暑い日中の水やりは避けて、涼しい時間帯に行うようにします。
過湿状態になると根腐れの原因となるので、水のやりすぎにも注意します。

5.ニンジンの生育障害と水やり

夏まきニンジンの種まきは、梅雨明け後の気温が上がる時期ですので、土が乾燥しないように水やりをします。
種まき時期を早くすれば収穫時期も早まりますが、品質のよいものが少なく、変形や寸詰まりのものができてしまいます。
また、収穫の際に、「裂根」「又根」ニンジンができることもあります。

裂根(れっこん)
ニンジンの根が割れるのは、「裂根」といわれる生理障害です。
ニンジンの根が太り始める頃に、急な雨で土の水分が増え、大量に水を吸ったときに発生します。日照りが続いた後に、大雨が降ると発生しやすいので、極端な乾燥と過湿状態にならないように水やりをします。
また、間引くときに株間をいきなり広くすると根が早く肥大してしまい、裂根の原因となります。収穫期に乾燥させてしまい、その後にたっぷりと水を与えてしまった場合や、収穫適期を過ぎた場合も割れることがあるので注意します。

又根(またね)
ニンジンの根が二股などに分かれものを「又根」とよびます。根の先端部が、石などの障害物にあたると発生しますので、畝を深く耕し、障害物は除去しておきます。

6.ニンジンの病虫害と予防

ナスの葉モザイクウイルス病

ニンジンの畑栽培では、乾燥や多湿状態になると病害虫が発生しやすくなります。
プランターや鉢などは、雨が当たらない場所に移動し、病害虫の発生を予防します。

黒葉枯病(くろはがれびょう)
カビによる病気で、葉や葉柄などに黒褐色の斑点が発生し、やがて斑点が大きくなって葉先から枯れてしまいます。高温、乾燥期に発病が多く、晴天と曇雨天の日が交互に続いたり、日照りが続いたときに多発します。
畑の排水を良くし、連作、肥料切れに注意し、タネは消毒済みの無病のものを使用します。発病した葉は、切り取って畑の外に撤去処分します。

うどんこ病
カビによる病気で、外側の葉や葉柄に白い粉をまぶしたようなカビが斑点状に発生します。病気が進行すると葉がカビで覆われ、光合成ができなくなって葉が枯れてしまいます。空梅雨の年や雨が少ない乾燥した年に多発します。
窒素過多になると株が軟弱に育つため、窒素肥料を少なめにし、日当たりと風通しをよくします。発病した葉は、切り取って畑の外に撤去処分します。

軟腐病
細菌(バクテリア)が原因の病気で、葉、茎、根などの傷口から病原菌が侵入し、葉は萎れ、根の部分が軟化・腐敗して独特の悪臭を放ちます。高温多湿で発生し、特に梅雨期~初夏、または秋季に病気が増加します。
畑の排水を良くし、連作に注意し、害虫防除に努めます。発病した株は、抜き取って畑の外に撤去処分します。

キアゲハ
蝶の幼虫で、ニンジン、ミツバ、パセリなどのセリ科植物の葉を食害します。新芽を食害することは、あまりありません。葉の食害が進むと生育不良や根部が肥大しなくなります。成熟幼虫は、緑と黒の縞模様が目立つので、葉の食害に気付いたら幼虫を見つけて捕殺します。

ネコブセンチュウ
土の中にいる体長1㎜以下の細長い糸クズのような虫で、肉眼では見つけることができません。ニンジンの根の先端部から侵入し、ひげ根にコブを作ったり、又根を引き起こします。輪作を避け、完熟たい肥を使ってネコブセンチュウの天敵を増やすようにします。

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