溝施肥(みぞせひ)

溝施肥(みぞせひ)

野菜栽培において、元肥を施す方法には「溝施肥」と「全面施肥」があります。
溝施肥は、畝の中央にクワなどを使って溝を掘り、堆肥や化成肥料を入れる方法です。

溝施肥は、収穫までの期間が長く、栄養分を多く必要とする野菜や、根が深く張る野菜に適しています。トマト、ナス、ピーマン、シシトウ、キャベツ、ブロッコリーなどが該当します。溝施肥は、根に直接栄養分を与えるため、肥料もちが良く、肥料焼けしにくいという利点があります。

溝施肥の方法は、畝の中央に深さ20~30cm、クワの幅(約15㎝)の溝を切り、その溝に堆肥を均等にまき、化成肥料を均等にまいて、掘り上げた土を埋め戻します。そして、周りの土を盛り上げて畝を作ります。畝を作ることで、肥料が均等に分散され、水はけもよくなり、野菜の根が丈夫に育ちます。

マルチを張る場合は、植え付けの1週間前に溝施肥を行うと、肥料がよく分解して根に栄養分が行き渡ります。マルチを張らない場合は、植え付け当日に溝施肥を行うのが一般的です。


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