遅霜(おそじも)

遅霜(おそじも)

遅霜(おそじも)は、4月から5月上旬にかけて降りる霜のことであり、晩霜(ばんそう)とも呼ばれます。
遅霜による農作物の被害は大きいため、気象庁では最低気温が2℃以下になると霜注意報を発表し、注意喚起を行っています。
ただし、気象庁の発表は地上から1.5mの高さで計測されたものであり、地表面はさらに気温が低くなることがあります。そのため、野菜は特に遅霜の被害を受けやすくなります。

植え付けた苗が霜にあたると凍結してしまい、枯れる可能性があります。
一般的には野菜の苗は地温が15℃以上になってから植え付けることが推奨されますが、市販の苗は早い時期から出回ることもあります。
したがって、苗を早めに購入した場合は、植え付けの適切な時期まで暖かい場所で管理する必要があります。

遅霜対策として、不織布をかけたり、肥料袋などで苗を覆うことがあります。
これにより苗を保護し、霜の影響を軽減します。ただし、不織布を使用する場合は通気性を確保し、日中の気温上昇時には通気させることも重要です。
家庭菜園においては、気温が十分に上昇してから苗を植え付けることが基本です。


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