ビーツの種まきと苗づくり方法

ビーツの種まきと苗づくり方法

1.ビーツの特性

ビーツは、アカザ科フダンソウ属の根菜で切り口は年輪のような美しい模様が入っています。
ロシア料理のボルシチに欠かせない野菜です。
ピーツは皮つきのままやわらかくなるまでゆで、冷めてから皮をむいてスープなどにしますが、皮つきで煮ていても真っ赤な色が出てきます。
この赤い色はべシアニンという色素によるものです。
べシアニンには、抗酸化作用があり、老化に効果があると言われています。

ビーツの種まき時期は、春の種まきは3~5月、秋の種まきは9月です。
品種によって種まき時期は様々ですが、ビーツは暑さに弱いので、家庭菜園では「秋まき」がおすすめです。

ビーツは、畑やプランターにビーツの種や苗を植えて、家庭菜園でも育てることができる野菜なので、ぜひチャレンジしてみてください。

2.ビーツのおすすめ品種

ビーツのおすすめ品種は、「デトロイトダークレッド」「ルナ」「エジプト」「ソーレ」「ゴルゴ」などがあります。

3.ビーツの栽培ポイント

ビーツは冷涼な気候を好み、夏の暑さには弱い野菜です。
酸性土に弱いので、植えつけ前に必ず石灰を施してよく耕して育てます。
ビーツは根野菜のため、株間が狭いと根の肥大が悪くなるので十分間隔をあけて育てます。
収穫が遅れると繊維分が多くなり食味が落ちるため適期に収穫します。

4.ビーツの種まきの基本

畑での種まき

ビーツの栽培は、タネをポットまきして育苗して畑に植え付ける方法と、市販の苗を購入して畑に植え付ける方法があります。
ビーツのタネは、大きさは大きく、色は茶色をしていて、小石のような形をしています。

まず、ビーツの種まきの基本からみていきましょう。
ビーツの種まきの基本は、良いタネを選び、春の種まきは3~5月、秋の種まきは9月の適期にまいて覆土と水やりをすることです。
ビーツの発芽をよくするにはこれらをきちんと守る必要があります。

①良いビーツの種を使う

ビーツの種まきをするには、まず良い種を手に入れます。
ビーツのタネはホームセンターや園芸店で購入することができます。
近くで購入できない場合や、欲しい品種のタネがない場合はインターネットで購入すると便利です。

購入する際は、日当たりのよい場所に陳列されていたり、古いタネは避けましょう。
ビーツの種子は寿命が決まっていますので、種袋の裏にある種まき期限も確認しておきましょう。
また、発芽率、病気への抵抗性、薬剤処理の有無なども記載されているので、チェックしておきましょう。

②ビーツの適温時期にまく

ビーツの種にはそれぞれ発芽適温がありす。
ビーツの発芽適温は一般的に15~30℃で、生育適温は15~20℃です。
種袋の裏に適温の記載があるので、ビーツの栽培時期に合わせて種まきをしましょう。

ビーツのタネは、種球といって2~3粒の種子が集まって1粒のタネになっています。
ビーツのタネは皮が固いので、一昼夜ほど水に浸けてからまくと発芽が揃いやすくなります。

③ビーツの種に適切な用土を使う

ビーツの種まき用土は、「タネまき専用用土」を使用すると、発芽しやすく、育てやすいです。
タネまき専用用土は、発芽しやすいように微粒の各種用土がブレンドされており、ビーツの種まきにも良い用土です。
保水性・排水性・通気性に優れている為、ビーツの生育を安定させてくれます。

畝の表面を平らにしてから、深さ1㎝ほどのまき溝を作り、2㎝~3㎝間隔ですじまきをします。

まいたタネにかける土を覆土といいます。
覆土が厚すぎたり逆に薄すぎたらすると発芽しにくくなるため、覆土の厚さは、種子の性質に合った覆土の厚さにします。
ビーツは嫌光性種子ですので覆土を厚くします。

土の底面は凸凹がないように平らにすることを心がけると、発芽がそろってよく育ちます。

④きちんと水やりをする

ビーツのタネをまいた後は、タネが水で流れないように注意し、たっぷりと水やりをします。
ビーツのタネは、土が乾くとうまく発芽しないため、発芽までは土を乾燥させないように毎日水やりをすると、通常は、10日くらいで発芽します。
種まき後に、切りワラなどを被せておくと、土の乾燥を防いで発芽を促すことができます。

5.ビーツの苗づくり手順

苗づくり(セルトレイ)

ビーツをタネから育てる場合は、3~5月、9月に作業を行います。
セルトレイ、育苗箱などで育てます。

ビーツの苗づくり(セルトレイ)

セルトレイは仕切りがあるため、苗を取り出しやすく、植え替えもしやすいのが特徴です。
セルトレイまきの手順は、以下の通りです。

①セルトレイまき:まき溝を作る

セルトレイに種まき用の土を入れ、土を平らにならした後に、指先で浅いくぼみをつける。

②セルトレイまき:タネをまく

それぞれのくぼみの中に、ビーツのタネを一粒ずつまく。

③セルトレイまき:土をかける

ビーツのタネが隠れるように土をかぶせ、軽く手で押さえてタネと土を密着させる。

④セルトレイまき:水やり

セルトレイに種まき後、ジョウロでたっぷりと水やりをする。
発芽までは、水を切らさないように管理する。

ビーツの苗づくり(育苗箱)

育苗箱にまくと、たくさんタネをまくことができるため、間引きながら育てます。
育苗箱まきの手順は、以下の通りです。

①育苗箱まき:培養土を入れる

育苗箱に種まき用の土を入れ、土を平らにならす。

②育苗箱まき:タネをまく

育苗箱に条間10cm、種子間隔5cmでビーツのタネをまく。

③育苗箱まき:土をかける

ビーツのタネが隠れるように土をかぶせ、軽く手で押さえてタネと土を密着させる。

④育苗箱まき:水やり

育苗箱に種まき後、ジョウロでたっぷりと水やりをする。
発芽までは、水を切らさないように管理する。

6.ビーツのプランター栽培

プランターでの種まき

ビーツをプランター栽培する際は、土の表面を平らにしてから、棒などを使って深さ1cmほどのまき溝を作り、タネがなるべく重ならないように2~3cm間隔ですじまきにします。

ビーツは好光性種子なので土を5㎜ほどかぶせて、上から板や手で軽く押さえて土と密着させます。
1粒のタネから複数の芽が出てくるので、2列にまく場合は条間を10㎝にします。

その後に水やりをしますが、タネが流れないようにやさしく水やりをします。
ビーツは発芽まで10日ほど要しますが、土が乾燥すると発芽しないので、発芽するまでは毎日水やりを続けます。
プランターは、風通しの良い日なたに設置し、日照不足にならないように気をつけます。

7.ビーツの良い苗の条件

ポット苗

ビーツの苗は、良い苗と悪い苗がありますので、元気に育ちそうな良い苗を選んで栽培していきましょう。
良いビーツの苗には下記の特徴があります。
葉っぱが枯れていなく、虫食いなどもない、草丈5~6cmのしっかりした苗を選びます。

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