ビーツの土作り方法(畑・プランター)

ビーツの土作りの基本

1.ビーツの土作り下準備

ビーツの土作り方法は、ビーツに適した栽培環境を選び、土中のゴミをきちんと処理し、好適土壌pH調整を行い、苗を植え付ける2週間以上前までに、土作りを行います。
苦土石灰や、堆肥、化成肥料を撒いて土を作ります。

家庭菜園でビーツ栽培を行う場合には、事前にビーツに適した栽培環境にあった場所で土づくりをしてから始めましょう。

ビーツ(テーブルビート)の栽培データ
■ビーツの栽培難易度:★★☆☆☆
■分類:アカザ科フダンソウ属
■原産地:地中海沿岸
■主な旬:春5月~7月、秋11月~12月
■栽培時期:春まき・秋まき
春の種まき:3~5月、収穫時期:5~7月
秋の種まき:9月、収穫時期:11~12月
■連作障害:あり(1~2年あける)
■好適土壌pH:6.0~7.0
■発芽適温:15~30℃
■生育適温:15~20℃
■土作り時期:種まきの2週間以上前

ビーツに適した栽培環境

木漏れ日の半日陰

ビーツは、アカザ科フダンソウ属の根菜で、地中海沿岸が原産地です。
涼な気候を好み、夏の暑さには弱く、冬の寒さにあてると品質が損なわれるため、栽培は春と秋を中心に行う。

ビーツは、酸性土壌に弱いので、あらかじめ苦土石灰をまいて土壌酸度を調整します。

日当たり

ビーツ栽培を行う上で、日当たりは重要です。
ビーツの葉が日光を浴びて元気よく育ちそうな日当たりの良い栽培場所を選びましょう。
ビーツを植えたプランターや鉢は、日当たりと風通しの良い場所で管理します。

周囲に木や建物がある場合、栽培場所が長時間日陰にならないか調べましょう。
日陰になる場合は、光合成が足りず、果菜類はうまく育たないことがあります。

また、日陰の状態にもよりますが、草丈の低い葉菜類や根菜類なら、栽培することが可能です。

土中のゴミ処理

畑の畝づくり

ビーツの土づくりをする前に、土の中にゴミが混じっていないかもチェックします。

庭や畑などでは、ビニール、マルチフィルム、ガラス片、コンクリート片、金属片などが土に混ざっていることがあります。

こうしたゴミが土の中に混ざっていると、耕うん機の刃に当たってケガをしたり、絡まったりするとケガや故障の原因になりとても危険です。

また、ゴミが障害になって、ビーツが成長する過程で根っこの成長に影響を及ぼす場合もありますのでこれらのゴミは、丁寧に取り除きましょう。

ネズミ・モグラ対策

庭や畑でビーツなどの作物を栽培すると、ネズミやモグラの被害にあう場合があります。
種や苗を植えた土が掘り返されて荒らされたり、野菜をかじられたりして、ビーツの株が枯れる原因になることもありますので、ネズミやモグラがいる場合には対策をしましょう。

置くだけで敷地を守ってくれる「ネズミガード」や、土に埋めるだけで簡単に使用できる「モグラン」がおススメです。

ネズミガードは電池を入れてすぐに使用することができるネズミ撃退グッズです。
モグランは、電池を入れてモグラ被害のある場所に差すだけで使えます。

2.ビーツの好適土壌pH調整

家庭菜園でビーツを植える際には、土のpHを調べて、栽培場所の土のpHをビーツに合わせます。

日本では酸性土壌が多いのですが、畑によっては、石灰資材の入れすぎで、アルカリ性に傾いている畑もあります。
また、pHは作物をつくるごとに変わるため、同じ畑であっても、野菜の作付け前と収穫後では、pHは異なります。

pHがビーツに合っているかどうかを調べるためには、測定キットや測定器で測ります。
土に差すだけで測れる測定器が簡単なのでおすすめです。

ビーツの好適土壌pHは、6.0~7.0です。
ビーツを育てる土のpHを測って、必要に応じて石灰資材を施用して調整しましょう。

3.ビーツの土作り方法(畑栽培)

畑

ビーツを上手に栽培するためには、土作りが重要です。
日当たりと風通しの良い場所を選んで、根が肥料やけを起こさないように、ビーツの種まきの2週間以上前までに、土作りを行います。
ビーツの春の種まきは3~5月、秋の種まきは9月なので、種まきの時期から逆算して土作りをはじめましょう。

4.苦土石灰を撒いて耕す

畑に石灰を撒く

多くの野菜は、強い酸性土壌では生育が悪くなりますので、石灰資材を施用して調整します。

石灰資材にはいくつか種類がありますが、家庭菜園で使いやすいのは「苦土石灰」です。
比較的ゆっくり効果が現れるため、障害が起きにくいうえに、確実な効果が得られるメリットがあります。
また、野菜の生長に必要な苦土の補給にもなるため、おすすめです。

ビーツの種まき場所に、苦土石灰150~200g/㎡を全面に撒いて、すぐに深さ20~30cmを目安に十分に耕して、土となじませます。
まいたまま放置すると、石灰がかたまり土となじまなくなり、十分な効果が得られないので注意します。

5.堆肥・化成肥料を撒いて耕す

畑の土作り

ビーツの種まきの1週間前になったら、完熟堆肥2㎏/㎡、化成肥料100g/㎡をまいて、深さ20~30cmを目安に十分に耕して、土と良くなじませます。

土は鍬で耕しても良いですが、鍬で耕すのが大変な場合は、小型の耕うん機などで耕すと便利です。
家庭菜園では、充電式のコンパクトな家庭用耕うん機が人気です。

6.畝を作る

畝を作る

土をよく混ぜたら、ビーツ栽培用の畝を作ります。
畝をつくる部分にロープ(さくり縄)を張って目印にすると、初心者でも容易にまっすぐな畝をつくれます。

ビーツの畝立ては、畝は幅60㎝、高さ10~15㎝程度の高畝にします。

7.マルチシートを敷く

畑のマルチシート

ビーツ栽培では、畝にマルチシートを敷きます。
畝にマルチシートを張ると、地温効果を高めることができます。

マルチを敷く際は、マルチの両端を持って引き出します。
片足をマルチの端にのせて踏み、しわ、たるみを伸ばしながら、クワで土をかけてマルチを押さえて広げて敷いていきます。

マルチシートは、地温を上げるとともに、梅雨時の過剰な湿気を防ぎ、泥はねによる病気の予防にもなります。
また、土の乾燥を防ぎ、雑草防除にも効果があります。

8.ビーツの土作り方法(プランター栽培)

プランター野菜

ビーツをプランターや鉢植えで栽培する場合は、ビーツは根を浅く張るため、プランターサイズは横幅60cm~65㎝、深さ20cm以上が適しています。

容器の底に鉢底石を敷き、市販の野菜用培養土(pH調整済み、元肥入り)を8分目ほど入れます。

用土を自分で作る場合は、種まきの2週間前に、赤玉土5、バーミキュライト3、川砂2の割合で配合し、苦土石灰を施します。
種まきの1週間前に、化成肥料を混ぜておきます。

用土を自分で作らない場合は、市販の野菜用培養土を利用すると便利です。

ビーツの土作り方法を読んだあなたにおすすめの記事:



ビーツの土作りの基本