ショウガの植え付け方法(植え付け時期:4月~5月)

ショウガの植え付け方法

1.ショウガの植え付け時期

ショウガの植え付け

ショウガの栽培は、種ショウガを植え付けます。関東などの中間地では、植え付け時期は以下のとおりです。

種ショウガの植え付け:4月下旬~5月中旬
葉ショウガの収穫時期:7月下旬~8月中旬
根ショウガの収穫時期:10月下旬~11月上旬

2.ショウガの主な品種

ショウガ

ショウガは、根茎の大きさによって3つに分類されています。
大ショウガはスーパーでよく見かける根ショウガで、小ショウガや中ショウガは葉ショウガの収穫に向いています。

大ショウガ:『近江』『土佐』『お多福』など。
中ショウガ:『三州』『房州』など。
小ショウガ:『金時』『谷中』など。

3.種ショウガの選び方

種ショウガは、前年の秋に収穫した根ショウガを保存して寝かせたもので、4月になると園芸店やホームセンターなどで販売されます。

店頭で選ぶ際は、外皮がみずみずしく、色つやがよくて肉づきの良い硬いものを選ぶのがコツです。また、芽が出るコブの部分が多く付いていて、病気のないものを選ぶようにします。
種ショウガは、植え付け適期を逃がすと入手が難しいので、余裕をもって購入するようにします。

4.ショウガの植え付け方法

畑のショウガの植え付け

ショウガは寒さに弱いので、種ショウガは地温が15℃以上になってから植え付けるようにします
大きな種ショウガは、芽を2~3個つけて50g程度の大きさに分割し、2~3日日光に当てて切り口を乾かしてから植え付けます。

種ショウガの芽出し

種ショウガは、畑に直接植え付けることもできますが、発芽するまで1か月以上の期間を要するので、「芽出し」をしてから植え付けると安心です。
芽出しは必ずしも必要ではありませんが、芽出しをすると生育が早まります。

種ショウガの芽出し方法は、いろいろあります。
発泡スチロ-ルの箱や育苗ポットを使う場合は、野菜用培養土を入れて種ショウガを置き、地表に少し出る程度に土を被せ、暖かい場所で管理します。
また、新聞紙やキッチンペーパーなどで種ショウガを1個ずつ包み、段ボール箱などに入れて室内で管理する方法もあります。

畑栽培の場合

日当たりと水はけの良い場所を選び、植え付けの2週間前までに苦土石灰100g/㎡を全面にまいてよく耕します。
植え付けの1週間前に完熟堆肥2㎏/㎡、化成肥料100g/㎡を施してよく耕し、幅60~70㎝、高さ10㎝の畝を作ります。
植え付け当日に、畝の中央にクワなどを使って深さ10㎝ほどの溝を掘り、種ショウガを30㎝間隔で置いていきます。植え付けが終わったら、掘り起こした土を種ショウガに被せながら溝に土を埋め戻し、平らにならしておきます。

プランター栽培の場合

プランターは大型(深型)サイズで2~3株、10号鉢(直径30㎝)で1株を栽培目安にします。
ショウガは連作を嫌うので、用土は新しいものを使うことをおすすめします。プランターの底に鉢底石を敷き詰めて、野菜用培養土を6~7分目くらい入れます。

種ショウガを植え付ける際は、芽を上に向けて植え付けます。種ショウガの間隔は10~20㎝ほどにします。植え付けが終わったら、土を5㎝ほど被せてたっぷりと水やりをします。
プランターや鉢は、発芽するまでは半日陰などで土が乾かないように管理します。

5.ショウガの乾燥防止対策

敷き藁

ショウガは、乾燥防止のために株元に敷きわらを施すようにします。
畑栽培は、梅雨明け後の乾燥に特に注意し、雨が降らない日が続いて土が乾燥していれば水やりをします。
プランター栽培は土が乾燥しやすいので、夏場は朝と夕方に水やりが必要です。

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