モーウィ(赤毛瓜)の育て方・栽培方法

モーウィ(赤毛瓜)の育て方・栽培方法

1.モーウィの特徴、栽培時期


モーウィの育て方手順に沿って、畑やプランターでモーウィを栽培してみましょう!
モーウィは沖縄でよく食べられている野菜で、高温長期でも安定して節成性がある野菜です。

モーウィ(赤毛瓜)の栽培データ
■モーウィの栽培難易度:★★★☆☆
■分類:ウリ科キュウリ属
■原産地:インド西部
■モーウィの旬:6~9月
■栽培時期:春まき・春植え
 春の種まき:4~6月、植え付け:5~7月、収穫時期:6~9月
■好適土壌pH:6.0~6.5
■発芽適温:25~30℃
■生育適温:20~25℃

モーウィの苗や種が買えるお店

モーウィの苗や種を買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
暑さや病害虫に強く、作りやすいモーウィの苗や種が購入できます。

モーウィの特徴

モーウィは年1回栽培することができる野菜で、モーウィの旬は6~9月です。モーウィは、インド西部が原産地と言われ、日本には15世紀頃に中国南部から伝わってきました。
現在は、沖縄県が主な産地となっており、沖縄の家庭料理でよく使われている野菜です。

モーウィは、長さ20~30cm、太さ7~10cm程、重さ900g前後あるので、1本で普通のキュウリの3~4本分ぐらいに相当します。
皮は茶色で、皮を剥くと実は白く、種はキュウリに種に似ていて、種周辺は少し黄緑がかっています。
種はゼリー質と一緒に並んでおり、キュウリよりもやや大きくて硬いので、スプーンで取ってから料理します。
味はキュウリによく似ていてサッパリしており、シャキシャキとした歯ごたえがあります。
クセもなく、キュウリのような青臭さもあまりないので食べやすい野菜です。

モーウィは、春に苗を植えて6~9月に収穫します。モーウィはネット栽培、棚栽培、地這栽培ができます。
モーウィは、スーパーで買おうと思ってもなかなか売っていないので、家庭菜園では人気の高い野菜になっています。

モーウィ(赤毛瓜)の育て方

モーウィの品種

モーウィの品種には、『沖縄赤毛瓜』『F1節成赤毛瓜』などの品種があり、モーウィは重さ900g前後ありますが、従来品種と比較して果が小さく使いきりサイズが実のる品種も市販されています。

モーウィの栄養価

モーウィは、90%以上が水分で構成されていますが、ビタミンC、カリウム、カルシウム、リン、マグネシウムなどが含まれています。
利尿作用、高血圧に効果があるとされています。

モーウィ栽培のポイント

モーウィは、①日当たりと水はけのよい場所で栽培する、②追肥を定期的に施す、③摘芯を行うことです。

モーウィ栽培

モーウィの栽培時期

モーウィの栽培時期は、地域や品種によって違いがありますが、関東地域では4月上旬~6月上旬に種まきを行い、5月上旬~7月上旬に植え付けをします。
モーウィの発芽適温は25~30℃、生育適温は20~25℃とされていますので、地温が十分に上がってから種まきや植え付けをするようにします。
モーウィの収穫は、植え付けしてから約2か月後となります。

モーウィの好適土壌pH

モーウィの好適土壌pHは、6.0~6.5とされています。植え付けの2週間以上前までに苦土石灰2握りをまき、土壌pHを適切に調整しておきます。

2.モーウィの栽培基本(畑・プランター)

肥料

モーウィの栽培は、種をポットまきして育苗して畑に植え付けます。

モーウィの種まき

モーウィの種をポリポットにまく場合は、4月上旬~6月上旬に作業を行います。3号ポット(直径9cm)を使用すると、苗の植え付けの際に便利です。
モーウィの種は撒く前に、一昼夜水に浸しておきます。
ポリポットに野菜用培養土を入れ、直径3cm、深さ1cmほどの窪みを作り、2~3粒の種を離れるように点まきし、土を被せます。ポリポットに指先で3箇所の窪みを作り、種を1粒ずつ入れて土を被せる方法でも構いません。種をまいた後は水やりを行い、室内の暖かい場所で25℃前後で管理します。

モーウィの間引き

種まきから約1週間後に双葉が開き、本葉が出始めます。本葉が2~3枚出てきたら、形や生育の悪いものをハサミで切り取り、1ポット1株にして植え付け時期まで育てます。

モーウィの土づくり

モーウィを栽培するためには、畑の土作りが重要です。日当たりと排水性の良い場所を選び、植え付けの2週間以上前までに土作りを行います。苦土石灰1㎡当たり2握りを全面に撒いてよく耕します。
元肥として完熟御堆肥2㎏と市販の肥料3握りを施して土とよく混ぜたら、畝を作ります。1列で作る場合は畝幅60㎝、高さ10~15㎝の平畝にします。その後、マルチシートを施します。モーウィは、低温や土壌水分の不足によって生育不良を起こしやすいので、黒色のマルチシートが適しています。

家庭菜園の土づくり

モーウィの植え付け

モーウィを畑に植え付ける時期は、5月上旬~7月上旬が最適となります。ポリポットで育てた苗は、本葉3~4枚の丈夫な苗を畑に植え付けます。ポット苗の根と土が塊になっているものを「根鉢」と呼びますが、根鉢より大きめの植え穴を掘ります。根鉢を崩さないように苗を取り出して植え穴に入れ、土を被せて軽く押さえます。その後、たっぷりと水やりをします。植え付けの際は、株間を2m~3mあけます。

プランターでの栽培方法

モーウィをプランターで栽培する場合は、大型で、深さ30㎝以上のものを用意にします。水はけを良くするために、鉢底石や砕いた発泡スチロールを網に入れて底部に敷きつめます。土は市販の野菜用培養土を利用すると便利です。土はプランターの高さ8分目まで入れ、ウオータースペースを作ります。モーウィは大きく成長しますので、一つのプランターに1株が栽培目安となります。
モーウィの植え付けの際は、苗の株元を2本の指で挟み、ポリポットを逆さにして根鉢を崩さないように苗を取り出して植え穴に入れ、土を被せて軽く押さえます。根元を強く押さえつけず、浅く植えるようにします。その後、たっぷりと水やりをします。仮支柱を立てる場合は、根を傷めないように斜めに挿します。植え付け後は、風の弱い日当たりのよい場所で育てるようにします。

3.モーウィの栽培手入れ

モーウィの水やり

モーウィの水やり

モーウィは、土が乾燥すると水分不足になってしまいます。畑栽培でも、乾燥がひどい時は水やりが必要です。土の表面が乾いたら、株元にたっぷりと水やりをします。
水やりは、朝早くか夕方に行うようにします。夏場の暑い時期は、気温が下がってから水やりをします。株元に敷きワラを施すと、乾燥や雨による泥はねを防ぐことができます。プランター栽培では、土が乾いたら水やりをします。

モーウィの追肥

モーウィの追肥は、液肥500倍を月に2~3回施します。
実の成り数が多いことを考慮して追肥は早めに行い草勢を維持するように注意します。

モーウィの摘芯

モーウィはツル性の作物なので、主茎を「親づる」、親づるから発生したわき芽を「子づる」、子づるから発生したわき芽を「孫づる」と呼びます。
モーウィ栽培では、親づるが1m程度伸びたら摘心を行います。

モーウィの摘果

モーウィは、一つの株に雌花と雄花を咲かせますが、人工受粉をしなくても実をつけるため、人工授粉の必要はありません。

4.モーウィの収穫時期と生理障害

モーウィの収穫適期

モーウィの収穫時期は、6~9月頃が適期で、種まきから70日ぐらいで収穫ができます。
実が赤茶色に変色し、表面に細かいヒビが入ったら収穫の目安になります。
収穫が極端に遅れると苦味がでるので注意して下さい。

モーウィの収穫時期

モーウィの生理障害

モーウィは生育が早いので、水不足と肥料不足に注意し、水はけと日当たりを良くします。
生育不良によって、尻細り果などができることがあります。尻細り果は、果実の先端部が細くなる症状で、樹勢の衰えで発生します。追肥、水やりを励行し、樹勢を回復させるようにします。

5.モーウィに発生しやすい病気

モーウィの葉の病気

モーウィに発生しやすい主な病気についてご紹介します。

うどんこ病

うどんこ病は、主に葉に発生し、モーウィの葉の表面にうどん粉を振りかけたような白い斑点を生じ、症状が進むと葉全体や株全体が白くなります。白い粉の正体はカビで、下葉から発病して株全体に広がります。湿度が低く、乾燥気味の時に発生しやすくなります。
モーウィの葉やつるが繁茂してきたら、摘葉や摘芯を行い、日当たりと風通しを良くして対処します。窒素肥料が多いと発病しやすいので、追肥に気をつけます。発病したモーウィの葉は切り取って畑の外に持ち出して処分します。持ち出す際は、健全な葉に粉が飛散しないように注意します。

6.モーウィに発生しやすい害虫

モーウィに発生しやすい主な害虫についてご紹介します。

アブラムシ類

アブラムシは、体長1~4㎜ほどの害虫で、モーウィの新芽や葉裏などに寄生し、汁液を吸って加害します。集団で吸汁するため、植物の生育が著しく悪くなり、寄生した植物を食べ尽くすと、健康な植物に移動して吸汁加害します。ウイルス病に感染している植物を吸汁するとウイルスを体内に保毒し、健康な植物にウイルス病を感染させます。また、アブラムシの甘露(排泄物)に菌が付着し、葉が黒くなるすす病を引き起こすことがあります。すす病が発生すると、光合成ができなくなり葉が枯れてしまいます。
アブラムシは、土壌中の窒素成分が多いと発生しやすいので、窒素肥料のやりすぎに注意します。アブラムシはウイルス病を媒介するため、早期発見と駆除に努めます。アブラムシの飛来を防ぐには、0.8㎜以下の目の細かい防虫ネットで覆うか、キラキラテープを張って飛来を防御する方法も効果があります。周りにムギなどのイネ科植物を植えて侵入防壁にし、そこに寄生させる方法も効果があります。繁殖力が非常に旺盛なため、早急に発見して捕殺するか、殺虫剤を株全体に散布して駆除します。

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