1.ミョウガの追肥とは?
ミョウガなどの作物の生育に応じて、追加で養分になる肥料を与えることを『追肥』といいます。
ミョウガに追肥はしたほうが良いのか、しない方が良いのか悩まれている方も多いですが、追肥は行ったほうが良いです。
ミョウガはビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、カリウム、葉酸などを含む野菜で、成長には十分な栄養が必要です。
ミョウガは、きちんと栄養を与えて育てると、美味しいミョウガを収穫することが可能なため、追肥は必須と言えます。
ミョウガは追肥をしないと、小さなミョウガしか収穫できなくなり、食べれないミョウガも出て来ると、収穫量が減ってしまいますので、きちんと追肥をしてあげましょう。
2.ミョウガの追肥時期はいつか?
ミョウガの追肥は2回以上行います。
ミョウガは萌芽してから追肥を行います。
ミョウガは宿根草なので、植えた翌年の4月頃に、新芽が発芽しはじめます。
追肥タイミングとしては、花芽が分化した後の5月下旬頃が良いです。
追肥のタイミングは1ヶ月に1回行います。
3.ミョウガの追肥方法
ミョウガの追肥は、鶏糞、カリ、硫安、草木灰、液肥、化学肥料など何を使えばいいか悩んでいる方も多いですが、ミョウガの追肥は『完熟牛ふん堆肥』と『化成肥料』を使用します。
ミョウガに適した肥料の成分
インターネットでは『完熟牛ふん堆肥』を購入することができますので、こちらを使うのも良いでしょう。
牛糞にミネラル、アミノ酸等が配合されており、発酵プラント内で1年以上熟成させた微量要素いっぱいの完熟牛糞堆肥です。
さらさらで土と見間違うほど、とても使いやすい完熟牛糞堆肥です。
ミョウガの追肥におすすめの肥料
1回目の追肥方法
ミョウガの1回目の追肥は、芽が出てから追肥を始めますが、肥料が多いと葉が茂り過ぎて倒れることがあります。
そういった時は間引きが有効です。
手を入れるタイミングは一般的に2年目で、本葉が6枚~7枚展開した時が狙い目です。
時期は5月下旬頃の花芽が分化した後が最適です。
追肥時には乾燥を防ぐために、株元に敷わらを行います。
敷わらは花蕾の緑化防止にも有効で、ミョウガの栽培を助けてくれます。
追肥は、完熟牛ふん堆肥1㎡あたり3kg、化成肥料1㎡あたり30gをまいて、土と軽く混ぜ合わせて株元に土を寄せます。
2回目の追肥方法
追肥のタイミングは1ヶ月に1回で、株のまわりに1株あたり化成肥料2~3gをまいて土と軽く混ぜ合わせて株元に土を寄せます。
4.ミョウガの追肥の注意点
ミョウガの追肥は、たくさん肥料を与えればよいというわけではありませんので、注意点に気をつけながら栽培を行いましょう。
肥料の与えすぎに注意
太ったミョウガを育てるには栄養を切らさないことが重要になりますが、大きく育てようとして肥料を与えすぎるとミョウガに害虫がつきやすくなったり、葉っぱばかりが茂って、肝心のミョウガが育たないなどの問題が起こりますので、肥料の与えすぎには気をつけましょう。
肥料は根に触れないように
肥料が根に触れると腐る原因になるため、根っこなどに直接触れないように注意しましょう。
肥料はミョウガの株から少し離れた場所にまいて、土と軽く混ぜ合わせて土寄せするようにします。
5.ミョウガの栽培ポイント
ミョウガを栽培する際は、以下の栽培ポイントに気をつけながら育てていきましょう。
- 栽培場所:半日陰のやや湿った環境が最適で、乾燥や強い光は嫌います。
- 土壌:好適土壌pHは6.0~6.5です。
- 温度:発芽適温は15℃~25℃、生育適温は20℃~23℃です。
- 土づくり:畑に植え付ける2週間前までに耕し終えます。
- 追肥をする:追肥と土寄せを1ヶ月に1回行う。
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