スイスチャード(フダンソウ)の育て方・栽培方法

スイスチャード(フダンソウ)の育て方・栽培方法

1.スイスチャードの特徴と栽培時期


スイスチャードの育て方手順に沿って、畑やプランターでスイスチャードを栽培してみましょう!
スイスチャードは簡単に育てられるので、初心者が栽培するのにもオススメの野菜です。

スイスチャードの栽培データ
■スイスチャードの栽培難易度:★★☆☆☆
■分類: アカザ科フダンソウ属
■原産地:地中海沿岸
■主な旬:5月~11月
■栽培時期:春~秋まき
種まき:4月~9月、収穫時期:5月~11月
■連作障害:あり(1~2年あける)
■好適土壌pH:6.5~7.0
■発芽適温:20~28℃
■生育適温:15~25℃

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スイスチャードの特徴

スイスチャードは、地中海沿岸が原産地で、ホウレンソウと同じアカザ科の仲間です。
和名をフダンソウ(不断草)といい、暑さや寒さに強く、暖地では周年栽培が可能です。

主に流通しているものは明治以降に導入された西洋種で、見た目はホウレン草に似ています。
茎の色は、赤、白、黄色などがあり、栄養も豊富で、サラダや炒め物、スープなどによく利用されています。

スイスチャードは、プランターでも簡単に育てることができるので、家庭菜園向きの野菜です。

スイスチャードの栄養素

スイスチャードには、β-カロテン、ビタミンE、カルシウム、鉄分などが多く含まれています。
β-カロテンは、活性酸素を抑えてガンや生活習慣病の予防効果があり、目や粘膜の健康を保ちます。
ビタミンEは動脈硬化などの生活習慣病の予防、カルシウムは骨粗鬆の予防に効果があると言われています。

スイスチャードの主な品種

スイスチャードは丈夫な野菜ですので、どの品種を選んでも失敗が少ない野菜です。
『ブライトライト』『アイデアル』『ビエトラ・トリコローレ』など。

スイスチャードの栽培ポイント

・酸性土壌の場合は、苦土石灰を多めに施してよく耕す。
・タネの皮が硬いので、一晩水につけてから種まきをする。
・アカザ科(ヒユ科)野菜の連作をしない。

スイスチャードの栽培時期

種まきの適期は4月~9月で、収穫時期は5月~11月です。
大株で収穫する場合は、種まきから40~50日頃が目安となります。

スイスチャードの連作障害

スイスチャードは、連作障害が起こる野菜です。
毎年、同じ場所に同じ科の野菜を栽培することを「連作」と言いますが、連作すると生育障害や病害虫が発生しやすくなります。

スイスチャードを栽培した場所やアカザ科野菜の跡地で栽培する場合は、最低でも1~2年の期間をあけるようにします。
プランター栽培では、常に新しい土を使うことをおすすめします。

スイスチャードの好適土壌pH

スイスチャードの好適土壌pHは6.5~7.0です。酸性土壌に弱いので、苦土石灰を多めにまいて土壌酸度を調整します。

2.スイスチャードの栽培方法(畑・プランター)

肥料

スイスチャードの栽培は、種まきと苗の植え付けの両方ができます。苗は、ホームセンターなどで購入できます。
種まきから始める場合は、直まき(畑に直接タネをまく)と、ポットまき(ポットで育苗する)ができます。家庭菜園初心者の場合は、直まきがおすすめです。

畑栽培の場合

土づくり

畑で栽培するときは、日当たりと水はけの良い場所を選びます。
種まきの2週間以上前までに、苦土石灰150~200g/㎡を全面にまいてよく耕します。
1週間前に、完熟堆肥2kg/㎡、化成肥料100g/㎡をまいてよく耕します。
畝立ては、幅60㎝、高さ10~15㎝にして、土の塊を取り除いて表面を平らにします。

種まき

タネは皮が硬いので、一晩水に浸けておきます。
種まき方法はいくつかありますが、通常はすじまきにして間引きを数回行うようにします。
棒や板を土に押し付けて、深さ1㎝ほどのまき溝を作り、2㎝間隔でタネが重ならないようにまいていきます。

タネをまいたら土を1㎝ほど被せ、手で軽く押さえて土と密着させて、たっぷりと水やりをします。
発芽するまでは、土の表面が乾かない程度に水やりをします。
発芽までの日数は、3~6日です。

間引き・追肥

スイスチャードは、成長を促すために間引きを数回行います。間引きを行って、株間を十分に確保することで大きく育つようになります
1回目は本葉1~2枚のときに株間5㎝にします。生育の良いものを残して、周囲の土を軽くほぐして根元に土寄せをします。

2回目は本葉3〜4枚のときに株間10㎝にします。
2回目の間引き後に、株の様子を見て追肥します。条間に化成肥料30g/㎡を施し、表面の土と軽く混ぜて根元に土寄せします。
3回目は本葉5〜6枚までに株間20㎝にします。
間引き菜は、サラダなどに利用できます。

プランター栽培の場合

基本的な育て方は、畑の場合とほとんど同じです。

種まき

プランターは、標準タイプ(深さ15㎝以上)を用意します。
用土は市販の培養土を利用すると便利です。鉢底石を敷き詰めて、土を8分目くらい入れます。
細い棒を土に押し付けて、深さ1㎝程度のまき溝を作り、1㎝間隔ですじまきにします。
土を1㎝ほど被せ、手で軽く押さえて土と密着させ、たっぷりと水やりをします。

発芽するまでは、土の表面が乾く前に水やりをします。
発芽後は、土の表面が乾いたら1日1回、たっぷりと水やりをします。

間引き・追肥

1回目の間引きは、本葉2~3枚のときに株間5㎝にします。生育の良いものを残して、周囲の土を軽くほぐして根元に土寄せをします。

2回目は、本葉4〜5枚のときに株間15㎝程度にします。
2回目の間引き後に、株の様子を見て追肥します。プランター全体に化成肥料10g程度を施し、表面の土と軽く混ぜて根元に土寄せします。

3.スイスチャードの栽培手入れ

水やり

スイスチャードの水やり

畑の場合は、発芽するまでは土の表面が乾かないように水やりをします。
その後は自然の降雨で足りるので、基本的に水やりの必要はありません。土がひどく乾燥しているときは、午前中に水やりをします。

プランターの場合は、発芽するまでは土の表面が乾かないように水やりをします。
その後は、土の表面が乾いたら、プランターの底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。

除草

栽培期間中は、除草を行うようにします。雑草に養分が取られてしまうと、生育に影響が出て、病害虫の発生にもつながります。
除草は適度に行っていくのが無難です。数日おきに除草を行えば、その手間もさほどかかりません。

4.スイスチャードの収穫時期

スイスチャードの収穫時期

スイスチャードは、草丈が15~20㎝になったら収穫適期です。サラダなどには、15㎝前後の小さな株が向いています。
収穫の際は、株元からハサミで切り取って収穫します。

大株に育てたい場合は、さらに間引いて株間を広げ、外葉をかき取って収穫します。
あまり大きくし過ぎると、アクやえぐみが出て品質が落ちるので、収穫時期を逃がさないようにします。

5.スイスチャードに発生しやすい病気

スイスチャードに発生しやすい病気

スイスチャードは、水はけの良い場所を好むので、多湿状態に注意します。
梅雨明け後は、温度が急上昇して株が蒸れやすくなるので、水はけや風通しをよくします。

べと病

べと病は、カビによる病気で、葉に黄色い病斑が現れ、やがて下の方から枯れてしまう病気です。
梅雨の時期や秋の長雨など、水分が多くて蒸れやすい環境で発生します。
多湿に注意し、水はけをよくします。胞子が飛散して伝染するため、発病した株は撤去処分します。

6.スイスチャードに発生しやすい害虫

スイスチャードは、ヨトウムシなどに注意します。

ヨトウムシ

ヨトウムシはヨトウガの幼虫で、夜間に集団で葉を食害します。日中は土の中に潜り込んでいます。
こまめに葉の裏を観察し、卵の段階で駆除するのが効果的です。窒素過多にも注意します。

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