セロリ(セルリー)の育て方・栽培方法

セロリの育て方・栽培方法

1.セロリ栽培の特徴と時期


セロリの育て方手順に沿って、畑やプランターでセロリを栽培してみましょう!
セロリは簡単に育てられるので、初心者が栽培するのにもオススメの野菜です。

セロリの栽培データ
■セロリの栽培難易度:★★★☆☆

■セロリの旬:秋から冬11月~12月

■連作障害:あり

■栽培時期:春まき

■春の種まき:5月~6月
 収穫時期:11月~12月

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セロリは年1回栽培することができる野菜で、セロリの旬は、秋からの冬11月~12月です。

セロリは地中海沿岸地方で採れる香味野菜で食物繊維が豊富で香りがよく歯ごたえがあります。生のままサラダにして用いる他、スープなどの具材として調理すると美味しく頂くことができます。

セロリの栄養素としては、ビタミンCやB1、B2、カルシウムなどが含まれています。

セロリの品種としては、『コーネル619』『ハイセロセルリー』『ベストセルリー』『グリーンセルリー』『ミニセルリー』『セルリーアック』『サラダセルリー』『イエローキングセロリー』など様々な品種があります。

セロリの科目はセリ科で40cm~60cmまで成長します。発芽は15℃~20℃が適温なのですが、25℃を過ぎると発芽率が低下し、30℃ではほとんど発芽しません。15℃以下は発芽するまでに時間がかかり過ぎるので種まきの時期には注意が必要です。

セロリの栽培時期は、発芽に適した温度になるのが5月~6月の時期ですので、この時期に種まきを行い、収穫は11月~12月の時期に行うようにしましょう。

栽培のポイントは、セロリは栽培期間が長いため、わき芽の摘み取りを行ったり、追肥などの手入れが必要になります。セロリは乾燥に弱いため、夏の時期など乾燥しやすくなるため、水やりはたっぷり行うようにしましょう。

セロリの好適土壌pHは6.0~6.5ぐらいですので、セロリの種を植える前に酸性度の調整を行います。

畑のセロリ

連作障害を防ぐには、2年~3年ほど畑を休ませるか、同じ科の野菜を同じ場所に植えないようにすることで連作障害を減らすことが出来るでしょう。

連作障害の対策方法は、異なる野菜を作って輪作を行ったり、複数の野菜を一緒に植える間作や混植を行う方法があります。

間作はセロリとの間に他の作物を植える方法で、混植は株間に他の作物を混ぜて栽培する方法なのですが、この方法でセロリを栽培すると病害虫の発生を防いだり、生育が良くなるなどの良い影響を与えてくれますので、使う農薬の量を減らすことが出来るでしょう。

セロリはアブラムシがつきやすいので、殺虫剤で駆除するよりも、粘着テープでアブラムシを取り除いた方がよいです。防虫ネットを使用すれば、アブラムシがつくのを予防することが出来、農薬を使わなくて済みます。
温度管理が重要なので、適温かどうかを毎日チェックすることも大切です。

2.セロリの栽培基本(畑・プランター)

肥料

セロリの種まきの時期は気温を見ながら植え付けを行っていかなければなりませんので、16℃~21℃の間で種まきを行っていきましょう。

植え付けは、プランター植えでも畑植えでも行うことが出来ます。育苗ポットや育苗箱を使用して種まきから苗まで育てていくことも可能です。

植え付けはよく育った色や形のよいもの、健全な苗を選んで植え付けを行うようにするとよいでしょう。植え付けを行う時は、深く植えてしまうと株が腐るので深すぎないように植え付けの深さに気をつかう必要があります。

セロリの土作りは、育苗箱を使用する場合は、最初に赤玉土を育苗箱に敷き、その上に3cm~5cm間隔でまき溝をつけて筋蒔きにするか、種をばら撒きます。種に土をたくさん被せず、薄くのせてから、たっぷりの水を上げましょう。

乾燥し過ぎると発芽しにくくなるため、土の表面を不織布か新聞紙で覆い、乾燥を防ぎます。
乾燥しないように水やりを行い、日当たりの良い場所で発芽するまで待ち、発芽は10日~15日ぐらいで発芽しますので、本葉が2枚~3枚生えたら、大きくしっかり育ったものを選んで植え替えます。

植え付けの2週間前から土壌pHの調整を行い、畑を30cmの深さまで耕した後、苦土石灰を混ぜ合わせて1週間ほど土を寝かせます。その後に野菜用化成肥料と堆肥を混ぜたものを土の中に混ぜ込んでいき、畝を作りましょう。

畝は高さ20cm、幅は60cm~70cm程度にすると水はけのよい畝を作ることが出来ます。畑にたっぷりと水をかけた後は、土の表面に黒マルチをかけて覆っていくと、虫害から守ることが出来るでしょう。

セロリの水やりは、少し湿った環境を好むため、たっぷりめにあげるとよいです。土の表面をマルチングしてあるのなら乾燥しにくいので、水やりは乾燥した時だけにしても構いませんので様子を見ながら適宜上げる必要があります。

セロリは肥料を与えるとよく育っていってくれますので、成長に合わせて何度か上げるようにした方がよいです。
肥料の時期は苗植えの1週間後の6月~9月の時期が適しています。液体肥料の場合は1週間に1度、化学肥料や油粕は2週間に1度のペースであげるとよいでしょう。肥料が切れてしまうと、成長が止まりますので、注意しましょう。

収穫は丈が30cm~40cmになった時期で、10月~12月頃です。気温が低くなってしまうと、花が咲き、セロリの茎葉が固くなってしまうため、収穫時期に注意する必要があります。

セロリの茎を白くしたい場合は、草丈が15cmに伸びてきた時に、セロリの株の根本部分を遮光フィルムや新聞紙で覆った状態で育てていくと、茎を白くすることが可能です。

しかし、見た目が綺麗になるのですが、栄養価が低くなってしまうというデメリットがあります。
家庭菜園の場合はしっかりと太陽に当てて、栄養満点なセロリに育てた方がメリットが大きいでしょう。

栽培中は害虫のアブラムシに注意しながら育てていく必要があります。大量に発生した場合は野菜に使うことが出来る殺虫剤を利用してアブラムシを退治する必要があります。普段から株の根本を観察して育てていきましょう。

3.セロリの栽培手入れ

水やり

セロリの栽培の管理の仕方は、温度に気を付けながら行うことが大切です。
特に冷涼な気候をセロリは好むため、生育適温は15℃~21℃の時期に育てるようにしましょう。

気象の変化で低温が続いた後、高温や日が長くなってしまうと、成長を止めてしまうとう立ちが起こりますので、セロリを育てる時期は春まきよりも夏まきの方が育てやすくなります。

乾燥した日が続いてしまったり、肥料がなくなってしまうと生育が悪くなり、セロリの茎が伸びなくなりますので注意しましょう。

間引きは発芽後、混み合っている所を抜いていきます。株間を3cm~4cmぐらいにしてから苗を育てていきます。間引きした苗は、スープやみそ汁の具として使うことが出来ます。

本葉が9枚~10枚以上になったら、外側の葉からハサミで切り取りながら収穫を行うことが出来ますので、家庭菜園の場合、長期間育てていくことが出来るでしょう。

中心から新芽が伸びてきますので、葉の色が悪ければ肥料を追加して育てていくと、さらに成長し続けることが出来ますので収穫時期が長くなります。

プランター栽培を行う場合は追肥が必要ですので、追肥、油粕、鶏糞、化学肥料などを土に混ぜ込んで与えるとよいでしょう。

寒い時期は成長が止まりやすくなりますので、株が30cm~40cmになったら、すぐに収穫していきます。
収穫は株ごと根本からナイフで切り、セロリの余分な根はしっかり切っておくと長持ちさせることができます。

成長するとわき芽や下葉が増え、栄養分がそちらにまわっていきますので、かき取り、かきとったわき芽、下葉は料理に使うことが出来るでしょう。

雑草も生えやすいので、除草も適度に行いながらセロリを育てていきます。
除草はまめに行い、土を綺麗に保つことでセロリが育ちやすい環境を作ることが出来ますし、清潔な土壌になりますので害虫対策にもなります。
マルリングを行うと土の乾燥を防ぎますので、乾燥を嫌うセロリが育ちやすくなるでしょう。

4.セロリの収穫時期について

セロリ

セロリは温度管理が難しく、栽培期間が長い野菜ですが、栽培のポイントに気を付ければある程度の収穫量を望むことが出来ます。

夏場は日陰を作り、冬場は気温が下がり過ぎる前に収穫するようにするとよいです。
枯れる原因として株の風通しの悪さがあります。

素人の場合は収穫時期を逃すと、知らぬ間にすが入ってしまうことがありますので、外側の葉をはぎ取りながら育てていくと、生育具合も観察することが出来ますので、収穫時期を逃がしません。

他にも同じセリ科の野菜を植えると枯れやすくなりますので、ニンジンやパセリを連作するのは避けた方がよいです。

梅雨や秋雨の時期は低温になり湿度も上がるため、枯れる原因がカビというケースもあります。
葉が褐色になったり、しおれてしまったり、葉の表面に黄色い斑点が現れ、葉に穴があくなどの症状が出てきたら、病気の可能性がありますので、放置しておくと株ごと全滅してしまうことがありますので注意しましょう。

セロリの収穫量を上げるには、花を咲かせて種を採取することによって次回の採取量を増やすことができます。連作障害がありますので、同じ場所で育てることが出来ませんので、種は地面に落とすと無駄になりますので、しっかりと採取しておくとよいでしょう。

5.セロリに発生しやすい病気と害虫

セロリ

セロリはアブラムシがつきやすいので、日頃から株の根本にアブラムシがついていないかこまめにチェックしておきましょう。

畑の水はけが悪い環境で育てると、土の中にいる細菌が原因で葉が暗褐色になってしまう腐敗病や、高温多湿の時期には葉枯病になることもあります。

また、高温多湿の時期には、悪臭がする軟腐病に感染することもあるでしょう。
これは、根の部分や根の切口から菌が侵入し、株全体が軟腐病に侵されていき、放置しておくと畑全体に広がる場合もありますので、注意する必要があります。

セロリの生育環境には高温多湿は特に大敵で、株が経ったまま枯れてしまう苗立ち枯れ病などの病気になることもあります。

セロリの葉が黄色く変色し、ねじれたり葉の形が奇形してしまう萎黄病は、7月~9月の時期にかかりやすい病気です。
薬を散布すると改善することが出来ますが、菌が土の中で生き続けていますので、最終的には薬剤を散布して土すべてを殺菌していくしか方法がありません。

セロリの病気の発生は暑く湿った土地が原因であることが多いので、植え付け場所は出来るだけ撥水性が高い場所が重要です。

夏場は特に病気になりやすく、カビが発生しやすいため、土の中の環境も悪くなり、土中で菌が繁殖し続けていきます。

一度病気が発生してしまった土壌は翌年も同じ病気が発生しやすくなりますので、病気になった株はすべて処分し、土は殺菌処分を行うか、2年~3年休ませるか、別の種類の野菜を植えるとよいです。

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