■目次
7月に植えられる人気野菜
7月は、夏の本格的な家庭菜園シーズンです。
定番野菜を植える時期でもあり、ニンジン、コマツナ、キャベツ、トウモロコシ、オクラ、シソなどの野菜が人気です。
7月は野菜苗も販売されていますので、初心者の方は苗から育てるものおすすめです。
7月に植えられる家庭菜園で人気の野菜をまとめてみました!
7月に植えられる野菜は、ニンジン・スイスチャード・コマツナ・キャベツ・葉ネギ・シソ・ミズナ・インゲン・ブロッコリー・ササゲ・モロヘイヤ・オクラ・ゴボウ・エダマメ・トウモロコシ・コールラビ・クウシンサイ・メキャベツ・カリフラワーなど色々ありますので、ぜひ、家庭菜園で育てて楽しんでみてください。
7月に植える野菜①ニンジン
ニンジンは、7月に種を植えることができます。
7月に種まきできるニンジンの品種としては『時なし五寸』など色々あります。
時なし五寸
時なし五寸は、病気にも強く作りやすい品種です。
やわらかく良く味も良い、15cmぐらいのきれいな円筒形に育ちます。
発芽適温は15~25℃で、発育適温は15~25℃です。
種まきは、約1cmの深さにすじまきをして、薄く土をかけて手のひらで軽く押さえます。
生育に応じて間引き、本葉3~5枚ごろまでに約10cmの株間に揃えます。
発芽まで、10日位かかるため、その間は乾燥しないように注意しましょう。
株間を一定にすることと、初期の雑草防止に気をつけて育てましょう。
7月に植える野菜②スイスチャード
スイスチャードは、7月に種を植えることができます。
7月に種まきできるスイスチャードの品種としては『アイデアル』など色々あります。
アイデアル
葉の軸が、赤、白、黄色、中間色に分かれ、色を楽しめる作りやすい品種です。
葉類が不足する夏にも収穫できます。
発芽適温は25℃前後で、発育適温は15~20℃です。
発芽までの日数は3~6日です。
1m幅の畝に条間30cmでスジまき、またはバラまきをします。
発芽後は、混みあっている箇所を間引きます。
本葉2~3枚で、株間15~20㎝になるようにし、栽培をします。
7月に植える野菜③コマツナ
コマツナは、トンネルやハウスで防寒対策を行えば、7月に種を植えることができます。
7月に種まきできるコマツナの品種としては『はるな小松菜』など色々あります。
はるな小松菜
白サビ病に強い小松菜品種です。
しっかりとした軸のため折れにくく収穫や調理が容易です。
コマツナは間引きをしながら育てるので、すじまきにします。
棒や板を土に押し付けて、深さ1㎝ほどのまき溝を作り、1㎝間隔でタネが重ならないようにまいていきます。
タネをまいたら土を薄く被せ、手で軽く押さえて土と密着させて、たっぷりと水やりをします。
発芽するまでは、土の表面が乾かない程度に水やりをします。コマツナは、3~4日で発芽します。
7月に植える野菜④キャベツ
キャベツは、7月に種を植えることができる野菜です。
7月に種まきできるキャベツの品種としては『味星』など色々あります。
味星
春・夏・秋まきができ、周年利用できる便利な品種です。
生育旺盛で作りやすく、ボリュームのある大玉キャベツが収穫できます。
発芽適温は15~30℃で、発育適温は15~25℃です。
水はけを良くするために、高畝にして株元に水がたまらないようにします。
畑に、1㎡あたり、堆肥3㎏、苦土石灰100g、化成肥料70gを施します。
ポットに種を3~5粒まき、発芽後1本に間引きます。
本葉5~6枚で定植して栽培します。
7月に植える野菜⑤葉ネギ
葉ネギは、7月に種を植えることができます。
7月に種まきできる葉ネギの品種としては『浅黄系九条』など色々あります。
浅黄系九条
葉・軟白部ともに柔らかい手軽に作れる細ネギです。
香気があるので薬味にもピッタリです。
種まきは、苗床に10㎝位の間隔でスジまきします。
発芽までは、土が乾燥しないように潅水します。
発芽したら、株間1.5㎝に間引いて栽培します。
7月に植える野菜⑥シソ
シソは、7月に苗を植えることができる野菜です。
シソは育てやすいので、家庭菜園でも人気の野菜です。
青しそ
シソの苗は、風のない穏やかな日の午前中に植え付けます。植え付け直後の苗は、強い風や雨が当たると大きなストレスとなるので、天気の良い日を選んで植え付けます。
日当たりと水はけの良い場所を選び、植え付けの2週間前までに苦土石灰100g/㎡を全面にまいてよく耕します。
1週間前に完熟堆肥2㎏/㎡、化成肥料100g/㎡を施してよく耕し、幅60㎝、高さ10~15㎝の畝を作ります。
植え付け当日になったら、畝にポリポットよりも少し大きめの植え穴を作ります。
植え穴に根鉢を入れ、株元に周りの土を寄せて、手で軽く押さえて苗を土と密着させます。
7月に植える野菜⑦ミズナ
ミズナは、7月に植える野菜です。
7月に栽培できるミズナの品種としては『みずみずしい菜』などがあります。
みずみずしい菜
葉柄細く、純白で小束出荷に適した早生種です。
収穫までの期間が短く、柔らかくて豊富な収量が期待できます。
ミズナは間引きをしながら育てるので、すじまきにします。
深さ1㎝ほどのまき溝を作り、1㎝間隔でタネが重ならないようにまいていきます。
発芽するまでは、土が乾かないように水やりをすると、ミズナは、3~5日で発芽します。
7月に植える野菜⑧インゲン
インゲンは、7月に種を植えることができる野菜です。
7月に種まきできるインゲンの品種としては『グリーンマイルド』など色々あります。
グリーンマイルド
作りやすいつるなしインゲンです。
鮮やかな緑色で、極めてやわらかな品種で、一度にたくさん収穫できます。
菜園に直接まき、2㎝くらい土をかけます。
畑には、1㎡あたり、堆肥2㎏、苦土石灰120g、化成肥料40gを施します。
本葉3~4枚の頃までに間引いて1か所に1本にして栽培します。
7月に植える野菜⑨ブロッコリー
ブロッコリーは、7月に種を植えることができる野菜です。
7月に種まきできるキャベツの品種としては『ピクセル』など色々あります。
ピクセル
粒が細やかで歯触りが良く、春・夏まきができる作りやすい早生種です。
初心者でも育てやすく、病害虫や台風のリスクが少ないので、家庭菜園におすすめです。
発芽適温は20~25℃で、発育適温は15~20℃です。
発芽までの日数は4~6日です。
セルトレーなどに種まきするか、育苗箱に10㎝間隔でスジまきします。
本葉1.5枚~2枚でポットに植え替えます。
その後、本葉5~6枚でうね間70㎝、株間40㎝で植え付けて栽培します。
7月に植える野菜⑩ササゲ
ササゲは、7月に種を植えることができる野菜です。
7月に種まきできるササゲの品種としては『三尺ささげ』など色々あります。
三尺ささげ
暑さに強く、非常に作りやすい品種です。
莢は太くて、緑が濃く、長さは50㎝にもなります。
発芽適温は25℃前後で、発育適温は20~30℃です。
菜園に直接まき、2㎝くらい土をかけます。
暑さに強いので、早まきせずに地温の上がるのを待ってからまきます。
畑には、1㎡あたり、堆肥2.5㎏、苦土石灰120g、化成肥料50gを施します。
生育につれて支柱を立ててツルを絡ませて栽培します。
7月に植える野菜⑪モロヘイヤ
モロヘイヤは、7月に苗を植えることができる野菜です。
7月に植え付けができるモロヘイヤの品種としてはてしまの苗の『モロヘイヤ』など色々あります。
ビタミン・カリウム・カルシウムなどを豊富に含んでいます。
モロヘイヤ
手軽に作れるスタミナ夏野菜です。
栄養価抜群で、先端から3~4枚葉を付けて摘むと次々と収穫できます。
モロヘイヤは、わき芽を伸ばして大きく成長するので、植え付け時の株間は30~50㎝にします。
根鉢を崩さずに、根鉢の肩が地表面から少し出る程度の浅植えにします。
植え付け後は、株元に土を寄せて苗を安定させ、株元にたっぷりと水やりをします。
7月に植える野菜⑫オクラ
オクラは、寒冷地では7月から植え付けをして育てることができる野菜です。
7月に植え付けできるオクラの品種としては『ヘルシエ』など色々あります。
ヘルシエ
密植可能で作りやすい五角形のオクラです。
肉厚ですぐれた品質です。
果実がつくまでは株元をやや乾かし気味に管理をして立枯病を防ぎます。
果実がついてからは草勢を見ながら多めに水やりします。
追肥は1~2果収穫したころから行い、月3~4回を目安として施します。
開花後4~5日、果実の長さ10cmまでを目安として、若莢を収穫します。
7月に植える野菜⑬ゴボウ
ゴボウは7月に植えることができる野菜です。
7月に栽培できるゴボウの品種としては『うまいごぼう』など色々あります。
うまいごぼう
発芽適温は20~25℃で、発育適温は20~25℃です。
100日で長さが40cmぐらいになり、早太りで短く掘りやすいごぼうです。
耕土の浅井畑でも作れます。
他種には1㎡あたり、堆肥2㎏、苦土石灰100~150g、化成肥料100gを施し、深く耕しておきます。
さらに、水はけと収穫がしやすいように高うねにします。
畑をよく湿らせて、幅70cm、株間10cmぐらいにまき、薄く土をかけます。
発芽したら、順次間引いて、本葉3枚の頃に1本にし、50gの化成肥料を追肥します。
7月に植える野菜⑭エダマメ
エダマメは、7月に種を植えることができます。
7月に種まきできるエダマメの品種としては『おいしい枝豆』など色々あります。
おいしい枝豆
エダマメに適する黒豆で、中生品種です。
作りやすく、黒豆特有の甘味があります。
草丈70cm位で、約90日で収穫できます。
発芽適温は、20℃~30℃で、生育適温は20℃~30℃です。
菜園に直接まくか、ポットにまいて定植します。
種をまいた後、2㎝ぐらい土をかぶせます。
畑に、1㎡あたり、堆肥2㎏、苦土石灰120g、化成肥料40gを施します。
本葉3~4枚の頃までに間引いて、1ヵ所1本にして栽培します。
7月に植える野菜⑮トウモロコシ
トウモロコシは、7月に種を植えることができます。
7月に種まきできるトウモロコシの品種としては『おおもの』など色々あります。
おおもの
約88日で収穫できる、中晩生品種です。
鮮やかな黄色で糖度が高く、食べ応えがあります。
育てる場所は日当たりの良い場所が好ましいです。
土の種類には特にこだわりませんが、肥料をよく吸収するために完熟堆肥などを使用し、土壌の肥沃度を高めることが重要です。
より大きなサイズを狙うためには、肥料を多めにして出穂期までに強めの草勢を作ります。
7月に植える野菜⑯コールラビ
コールラビは7月に植える野菜です。
7月に栽培できるコールラビの品種としては『ラビオとラビコ』など色々あります。
ラビオとラビコ
コールラビは、キャベツやブロッコリーと同じアブラナ科の植物で、肥大した茎の部分を食べます。
生育が早く、そろいの良い早生・多収種です。
発芽適温は15~30℃で、発育適温は20℃前後です。
発芽までの日数は4~6日です。
ポットかセルトレイなどを用いて育苗します。
発芽までは、適温を保ち、本葉5枚程度の苗に育てます。
7月に植える野菜⑰クウシンサイ
クウシンサイは7月に植える野菜です。
7月に栽培できるクウシンサイの品種としては『エンサイ』など色々あります。
エンサイ
ビタミンや、ミネラルを含む緑黄色夏野菜です。
油炒め、おひたし、スープなど料理に重宝します。
発芽適温は25℃前後で、発育適温は20℃~35℃前後です。
発芽までの日数は7~10日です。
種まきは、畝に30cm間隔で、2~3粒づつまきます。
ツルが旺盛に伸びるため、間引きを行い栽培します。
7月に植える野菜⑱メキャベツ
メキャベツは7月に植える野菜です。
7月に栽培できるメキャベツの品種としては『早生子持』など色々あります。
早生子持
早どりできるメキャベツです。
倒れにくくつくりやすいので家庭菜園に最適です。
メキャベツは、ポットに種をまいて育苗します。
3号ポット(直径9㎝)に培養土を入れ、指先で深さ1㎝ほどの窪みを3~4箇所作り、1粒ずつ種をまきます。
周りの土を薄く被せて手で軽く押さえ、土と種を密着させて水をたっぷり与えます。
発芽したら本葉2枚の頃までに間引き、1ポット1株にして育苗します。
本葉5~6枚になったら、畑やプランターなど植え付けて栽培します。
7月に植える野菜⑲カリフラワー
カリフラワーは7月に植える野菜です。
7月に栽培できるカリフラワーの品種としては『スノークラウン』など色々あります。
スノークラウン
生育旺盛で、育てやすい早生種です。
純白・肉厚の大玉花蕾です。
発芽適温は15~30℃で、発育適温は20℃前後です。
発芽までの日数は4~6日です。
ポットかセルトレイなどで育苗をします。
発芽までは適湿を保ち、本葉5枚程度の苗に育てます。
花蕾がピンポン玉サイズになるまでに、十分な大きさの株になるように仕上げます。
7月に植える野菜⑳ワケギ
ワケギは7月に植える野菜です。
7月に栽培できるワケギの品種としては『20日わけぎ』など色々あります。
20日わけぎ
香り豊かで植えてから、20~30日で収穫できます。
植え付け場所に、深さ5㎝ほどのくぼみを作り、2~3球ずつまとめて置いていきます。球根の頭の部分を上にして、球根の先端が地上に少し出るようにして植え付けます。
株間は15~20㎝にし、密植にならないようにします。
植え付け後は、株元に土を寄せて水やりをします。
7月に植える野菜㉑ハクサイ
ハクサイは7月に植える野菜です。
7月に栽培できるハクサイの品種としては『タイニーシュシュ』など色々あります。
タイニーシュシュ
耐厚、耐雨性に非常にすぐれ、遅まき早どりもできる万能ハクサイです。
肉質も柔らかくてとてもおいしいです。
発芽適温は20~25℃で、発育適温は20℃前後です。
発芽日数は3~5日です。
セルトレーなどに種をまいて、本葉が3~4枚に成長したら、またはポットに種をまいて、本葉が5~6枚に成長したら、うね間を60㎝、株間を25㎝にして植え付けます。
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