1月に植える野菜一覧(種・苗)

1月に植える野菜一覧(種・苗)

1月に植えられる人気野菜

1月と言えば雪が降ったりすることもあり、とても寒い時期ですが、適切な防寒対策を講じることで、1月でも野菜の栽培を楽しむことができます。

1月に植えられる家庭菜園で人気の野菜をまとめてみました!
寒い時期だからと言って、何も植えられないわけではありません。

1月に植えられる野菜は、ホウレンソウ・ニンジン・小カブ・ダイコン・コマツナ・キャベツ・ジャガイモ・チンゲンサイなど色々ありますので、ぜひ、家庭菜園で育てて楽しんでみてください。

1月に植える野菜①ホウレンソウ

ほうれん草

ホウレンソウは、冬栽培用の品種を使い、トンネルやハウスで防寒対策を行えば、1月に種を植えることができます。
1月に種まきできるホウレンソウの品種として『トライ』や『ドンキー』などがあります。

トライ

トライは、1月に種を植えることができるホウレンソウです。
低温伸長性にすぐれ、低温期の栽培に適する冬どり種です。

生育が旺盛で、株の仕上がりが早く、栽培も簡単です。
発芽適温は15~20℃で、発育適温は15~20℃です。

種まきは、条間15cm~20cmで、すじまきにします。
発芽するまで種が十分給水できるように灌水を行い、乾燥に注意して育てます。
低温期の栽培は、トンネル・やハウスなどで保温して発芽を促します。

ドンキー

ドンキーは、1月に種を植えることができるほうれん草です。
立性で隣の株との葉の絡みが少なく、軸折れもしにくいので、収穫作業性が非常に優れた品種です。
1月に種を植える場合、暖地以外ではトンネルやハウス栽培で育てます。

1月に植える野菜②ニンジン

ニンジン

ニンジンは、トウ立ちしにくい品種を選ぶことで、1月に種を植えることができます。
1月に種まきできるニンジンの品種として『時なし五寸』や『桜風』などがあります。

時なし五寸

時なし五寸は、冬の寒さにもよく耐え、春まきではとう立ちしにくく病気にも強い万能型品種です。

やわらかく良く味も良い、15cmぐらいのきれいな円筒形に育ちます。

発芽適温は15~25℃で、発育適温は15~25℃です。
種まきは、約1cmの深さにすじまきをして、薄く土をかけて手のひらで軽く押さえます。
生育に応じて間引き、本葉3~5枚ごろまでに約10cmの株間に揃えます。
発芽まで、10日位かかるため、その間は乾燥しないように注意しましょう。
株間を一定にすることと、初期の雑草防止に気をつけましょう。

メロディーライン

バンチング(葉付き収穫)タイプのミニニンジンで、適期栽培で播種後70日頃から収穫できる極早生品種です。
10cmくらいのミニサイズから、少し収穫を遅らせて20cm程度のやや大きなサイズにしても収穫することができます。
密植栽培が可能なため、株間1cm程度の薄いすじ蒔きで、間引き無しでも栽培できます。

1月に植える野菜③小カブ

小カブ

小カブは、暖地・温暖地ではトンネルで、1月に種を植えることができます。
1月に種まきできる小カブの品種として『あやめ雪』や『金町小蕪』などがあります。

あやめ雪

あやめ雪は、1月に種を植えることができる小カブです。
極立性で玉のそろいがよく、紫白のコントラストがよい特徴を持ちます。

発芽適温は20~25℃で、発育適温は20℃前後です。
種まきは1m幅のベッドに、条間15cmにすじまきにし、間引いて本葉2~3枚で株間15cmになるように管理をしましょう。
ミニサイズで収穫したい場合には、株間を7cmにしましょう。

金町小蕪(かなまちこかぶ)

金町小蕪は、中間・暖地では、1月はトンネル栽培で種を植えることができる小カブです。
根姿美しく、葉茎も良質の極早生小カブです。

種まきは1か所に3~4粒ずつまき、本葉3枚~4枚までに生育中位なものを1本残して間引きましょう。

1月に植える野菜④ダイコン

ダイコン

ダイコンは、中間地や中間地では、トンネルやハウスで防寒対策を行えば、1月に種を植えることができます。
1月に種まきできるダイコンの品種として『春の砦』や『桜風』などがあります。

春の砦

春の砦は、美肌で極晩抽性の春ダイコンです。
低温肥大性に優れた、平坦地の1月播きできる品種です。

抽根長は短めで曲りが少なめです。
青首は薄くて、肉の内部の緑の着色はほとんどありません。

発芽適温は15~30℃で、発育適温は20℃前後です。
うね幅が90cmで、株間25cm×2条で栽培を行います。
トンネル栽培では、生育後半は歓喜に務めて湿度を下げて栽培しましょう。

桜風

桜風は、晩抽性で低温肥大性にすぐれた、青首の美しい総太り大根です。
抽苔が極めて遅く、低温下の栽培においても根の伸びと太りが良いため、11月~2月中旬まきのハウス・トンネル栽培に好適します。

極端な乾燥は、根の肥大が遅れるばかりでなく、ひげ根の発生や耐寒性の低下につながるため注意して栽培しましょう。

1月に植える野菜⑤コマツナ

小松菜(コマツナ)の育て方・栽培方法

コマツナは、トンネルやハウスで防寒対策を行えば、1月に種を植えることができます。
1月に種まきできるコマツナの品種として『ちぢみこまつ菜』や『照彩小松菜』などがあります。

ちぢみこまつ菜

ちぢみこまつ菜は、従来の小松菜より葉が縮んでいるのが特徴です。
葉身色・葉柄色がとても濃く、葉に光沢があります。

発芽適温は20~25℃で、発育適温は15~20℃です。
種まきは、条間15cmにすじまきします。
害虫対策のために、防虫ネットなどを使用をおすすめします。
本葉が出たら、5cmくらいに間引きします。(暑い時期は株間8cmぐらいに間引きします。)

照彩(しょうさい)小松菜

春は沈丁花の咲く頃から、秋の初霜の頃まで蒔くことが出来ます。
トンネルなどの保湿資材を使えば冬でも栽培する事が出来ます。

発芽適温は15~30℃で、発育適温は15~30℃です。
種まきの際は、土を充分に湿らせ、幅20~30cmに薄くすじ蒔きし、軽く土を被せてください。
発芽したら生育に応じて順次間引きし、最終的には株間を5cm位にしましょう。
何回かに分けて少しずつまくと、連続して収穫を楽しめます。

1月に植える野菜⑥キャベツ

キャベツ

キャベツは、トウ立ちしにくい春キャベツなどがあり、中間地、暖地では1月に育苗できます。
1月に育苗や種まきできるキャベツの品種として『春波』や『初恋』などがあります。

春波

作りやすくおいしい春キャベツで、柔らかで形良い艶やかな姿に育ちます。

1平米あたり、苦土石灰2握り、完熟堆肥1.5㎏、化成肥料2握りを土と混ぜ耕します。
株間を40cmぐらいにして苗を植え付けます。

苗を植え付け後、1平米あたり、化成肥料1握りを2~3回施し、同時に中耕、草取り、土寄せをします。

初恋

初恋は、球揃い抜群なキャベツで、食味が良い良質早生品種です。
定植後60~65日で収穫できます。
草姿は外葉が小さくコンパクトで、密植栽培に適しています。

1月に植える野菜⑦ジャガイモ

ジャガイモ(じゃがいも)の育て方・栽培方法

ジャガイモは、本州基準では1月下旬から植え付けができます。
1月に栽培できるジャガイモの品種として『インカのめざめ』や『男爵』などがあります。

インカのめざめ

一般的なジャガイモの糖度が4~5度に対して、インカのめざめのは糖度6~8度と、甘味があるのが特徴です。
小ぶりなジャガイモで、重さは平均50g前後で、果肉はきれいな黄色をしています。

本州基準では1月下旬から植え付けができます。
株間は25cm程にし、芽が出ている方を上にして、7~8cmほど土をかぶせます。
プランターの場合は、深さ30cm程の深めのものを選びます。
大きな芋は、芽のくぼみが残るように2つか3つに切って、切り口に草木灰などを付けて乾かしてから植え付けることも可能です。

地植えの場合は元肥として、窒素・リン酸・カリ(8:8:8)などの化成肥料を施します。

男爵

「男爵薯(だんしゃくいも)」は、日本のじゃがいもを代表する品種の1つで、味のよさから長年にわたり栽培されています。
春植えのジャガイモは、秋植えに比べて収量が多い傾向にあります。

本州基準では1月下旬から植え付けができます。
芽がよく出ている方を上にして、7~8cmほど土をかぶせます。株間は25cm程です。
プランターの場合は、深さ30cm程の深めのものを選びます。
大きな芋は、芽のくぼみが残るように2つか3つに切って、切り口に草木灰などを付けて乾かしてから植え付けることもできます。

pHは5.0~6.0が良いです。pHが高過ぎると、そうか病にかかりやすくなる為、石灰の施しすぎ(1平方メートルにつき50gまで)に注意します。
プランターの場合は、市販の野菜用の培養土に元肥が含まれているので、肥料を足す必要はありません。

1月に植える野菜⑧ミズナ

ミズナ

ミズナは、1月に植える野菜です。
1月に栽培できるミズナの品種として『京みぞれ』や『サラダ水菜』などがあります。

京みぞれ

中間地・暖地では、ハウスで1月中旬から育てることができます。
京みぞれは、生育が旺盛で株ぞろいに優れていて、小株どり栽培にも適しています。
食感が良くアクも少ないので、サラダに向いています。

発芽適温は20~25℃で、生育適温は20℃前後です。
発芽日数は3~5日です。

種まきは、条間15~20cm、株間1.5cm程度に条まきします。
灌水して種に十分吸水させて、発芽をそろえて育てます。

サラダ水菜

サラダで食べるととてもヘルシーで美味しい京野菜です。
緑の葉と葉軸の純白のコントラストが美しい野菜です。
露地栽培はもちろん、プランターでも栽培することができます。

1月に植える野菜⑨チンゲンサイ

チンゲンサイ

チンゲンサイは、中華料理にも、日本料理にも使える野菜です。
1月から種まきできるチンゲンサイの品種として『暑さに強いチンゲンサイ』などがあります。
温暖地・暖地ではトンネル栽培ができます。

暑さに強いチンゲンサイ

葉は肉厚で、枚数が多く、大型でボリュームがあります。
暑さに強く、育てやすい品種です。

1m幅のうねに条間15㎝、深さ1㎝ほどに作った溝に、種を1㎝間隔ですじまきします。
種まき後は、土をかけて軽く押さえます。
発芽後、本葉3~4枚で込み合っているところを間引いて15㎝になるようにして栽培します。

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