サヤエンドウの土作りの基本(畑・プランター)

サヤエンドウの土作りの基本

1.サヤエンドウの土作り下準備

家庭菜園でサヤエンドウ栽培を行う場合には、事前にサヤエンドウに適した栽培環境にあった場所で土づくりの下準備をしてから始めましょう。

サヤエンドウの栽培データ
■サヤエンドウの栽培難易度:★★☆☆☆
■分類:マメ科エンドウ属
■原産地:中央アジア~中近東
■サヤエンドウの旬:4~6月
■栽培時期:秋まき(寒冷地は春まき)
 秋の種まき:10~11月、植え付け:11月、収穫時期:翌年4~6月
■連作障害:あり(5年あける)
■好適土壌pH:6.0~7.0
■発芽適温:18~20℃
■生育適温:15~20℃
■土作り時期:苗を植え付ける2週間以上前

サヤエンドウに適した栽培環境

木漏れ日の半日陰

エンドウは、マメ科のつる性植物で、日本には中国を経て渡来し、明治時代に品質の高い品種が多数導入されました。

サヤエンドウは、冷涼な気候を好み、苗は0℃以下の低温にも耐えられます。
幼苗は耐寒性が強いので秋に種をまいて越冬させ、春に収穫します。
早くまきすぎると寒害にあい、遅いと収穫量が上がらないため、適期を逃さないことがポイントです。

栽培土壌は、水はけのよい場所を選んで栽培します。
サヤエンドウは、酸性土壌に弱いので、あらかじめ苦土石灰をまいて土壌酸度を調整します。

日当たり

サヤエンドウ栽培を行う上で、日当たりは重要です。
サヤエンドウの葉が日光を浴びて元気よく育ちそうな日当たりの良い栽培場所を選びましょう。
サヤエンドウを植えたプランターや鉢は、日当たりと風通しの良い場所で管理します。

周囲に木や建物がある場合、栽培場所が長時間日陰にならないか調べましょう。
日陰になる場合は、光合成が足りず、果菜類はうまく育たないことがあります。

また、日陰の状態にもよりますが、草丈の低い葉菜類や根菜類なら、栽培することが可能です。

土中のゴミ処理

畑の畝づくり

サヤエンドウの土づくりをする前に、土の中にゴミが混じっていないかもチェックします。

庭や畑などでは、ビニール、マルチフィルム、ガラス片、コンクリート片、金属片などが土に混ざっていることがあります。

こうしたゴミが土の中に混ざっていると、耕うん機の刃に当たってケガをしたり、絡まったりするとケガや故障の原因になりとても危険です。

また、ゴミが障害になって、サヤエンドウが成長する過程で根っこの成長に影響を及ぼす場合もありますのでこれらのゴミは、丁寧に取り除きましょう。

ネズミ・モグラ対策

庭や畑でサヤエンドウなどの作物を栽培すると、ネズミやモグラの被害にあう場合があります。
種や苗を植えた土が掘り返されて荒らされたり、野菜をかじられたりして、サヤエンドウの株が枯れる原因になることもありますので、ネズミやモグラがいる場合には対策をしましょう。

置くだけで敷地を守ってくれる「ネズミガード」や、土に埋めるだけで簡単に使用できる「モグラン」がおススメです。

ネズミガードは電池を入れてすぐに使用することができるネズミ撃退グッズです。
モグランは、電池を入れてモグラ被害のある場所に差すだけで使えます。

2.サヤエンドウの好適土壌pH調整

家庭菜園でサヤエンドウを植える際には、土のpHを調べて、栽培場所の土のpHをサヤエンドウに合わせます。

日本では酸性土壌が多いのですが、畑によっては、石灰資材の入れすぎで、アルカリ性に傾いている畑もあります。
また、pHは作物をつくるごとに変わるため、同じ畑であっても、野菜の作付け前と収穫後では、pHは異なります。

pHがサヤエンドウに合っているかどうかを調べるためには、測定キットや測定器で測ります。
土に差すだけで測れる測定器が簡単なのでおすすめです。

サヤエンドウの好適土壌pHは、6.0~7.0です。
サヤエンドウを育てる土のpHを測って、必要に応じて石灰資材を施用して調整しましょう。

3.サヤエンドウの土作りの基本(畑栽培)

畑

サヤエンドウを上手に栽培するためには、土作りが重要です。
日当たりと風通しの良い場所を選んで、根が肥料やけを起こさないように、サヤエンドウの植え付けの2週間以上前までに、土作りを行います。
サヤエンドウの植え付けは11月なので、植え付け時期から逆算して土作りをはじめましょう。

4.苦土石灰を撒いて耕す

畑に石灰を撒く

多くの野菜は、強い酸性土壌では生育が悪くなりますので、石灰資材を施用して調整します。

石灰資材にはいくつか種類がありますが、家庭菜園で使いやすいのは「苦土石灰」です。
比較的ゆっくり効果が現れるため、障害が起きにくいうえに、確実な効果が得られるメリットがあります。
また、野菜の生長に必要な苦土の補給にもなるため、おすすめです。

サヤエンドウの植え付け場所に、苦土石灰100g/㎡を全面に撒いて、すぐに深さ20~30cmを目安に十分に耕して、土となじませます。
まいたまま放置すると、石灰がかたまり土となじまなくなり、十分な効果が得られないので注意します。

5.堆肥・化成肥料を撒いて耕す

畑の土作り

サヤエンドウの植え付け1週間前になったら、堆肥1㎡当たり2kg、化成肥料50gをまいて、深さ20~30cmを目安に十分に耕して、土と良くなじませます。

マメ科の作物には根粒菌がつくので、窒素は少なめします。根粒菌が空気中の窒素を植物が使えるように変換して窒素を供給してくれます。窒素が多すぎると、つるや葉が繁茂して実つきが悪くなりますので、肥料の与え過ぎに注意します。

土は鍬で耕しても良いですが、鍬で耕すのが大変な場合は、小型の耕うん機などで耕すと便利です。
家庭菜園では、充電式のコンパクトな家庭用耕うん機が人気です。

6.畝を作る

畝を作る

土をよく混ぜたら、サヤエンドウ栽培用の畝を作ります。
畝をつくる部分にロープ(さくり縄)を張って目印にすると、初心者でも容易にまっすぐな畝をつくれます。

サヤエンドウの畝立ては、1列で作る場合は畝幅60㎝、2列で作る場合は畝幅120㎝にします。
過湿に弱いため、土壌水分の多いところでは畝の高さを10~20㎝ほどにして水はけを良くします。

7.サヤエンドウの土作りの基本(プランター栽培)

プランター野菜

サヤエンドウをプランターや鉢植えで栽培する場合は、容器は、標準以上のサイズならどれでも使えます。
標準サイズのプランターで、3株が目安です。株間は15㎝程度にして栽培します。
サヤエンドウは連作を嫌うので、土は新しいものを使うことをおすすめします。野菜用培養土を購入すると土づくりの手間が省けます。

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