10月に植える野菜一覧(種・苗)

10月に植える野菜一覧(種・苗)

10月に植えられる人気野菜

10月は、秋晴れの日が続き、家庭菜園を楽しむ絶好の時期です。涼しく過ごしやすい気候の中で、野菜の栽培に取り組むことができます。
この季節には定番野菜を植えることができ、コマツナ、ニンニク、キャベツ、ハクサイ、ダイコン、レタス、ニンジンなどの野菜が人気です。

10月は野菜苗も販売されていますので、初心者の方は苗から育てるものおすすめです。

10月に植えられる家庭菜園で人気の野菜をまとめてみました!

10月に植えられる野菜はコマツナ・ミツバ・ニンニク・菜の花・チンゲンサイ・キャベツ・サニーレタス・ハクサイ・ミズナ・ダイコン・レタス・ビーツ・ニンジン・スイスチャード・葉ネギ・ゴボウ・ルッコラ・ホウレンソウ・小カブなど色々ありますので、ぜひ、家庭菜園で育てて楽しんでみてください。

10月に植える野菜①コマツナ

小松菜(コマツナ)の育て方・栽培方法

コマツナは、10月に種を植えることができます。
10月に種まきできるコマツナの品種としては『はるな小松菜』など色々あります。

はるな小松菜

白サビ病に強い小松菜品種です。
しっかりとした軸のため折れにくく収穫や調理が容易です。

コマツナは間引きをしながら育てるので、すじまきにします。
棒や板を土に押し付けて、深さ1㎝ほどのまき溝を作り、1㎝間隔でタネが重ならないようにまいていきます。
タネをまいたら土を薄く被せ、手で軽く押さえて土と密着させて、たっぷりと水やりをします。
発芽するまでは、土の表面が乾かない程度に水やりをします。コマツナは、3~4日で発芽します。

10月に植える野菜②ミツバ

ミツバ

ミツバは、温暖地や暖地では10月に種を植えることができます。
10月に種まきできるミツバの品種としては『白茎みつば』など色々あります。

白茎みつば

関東地方で栽培の多い白茎で、香りが良いミツバです。
湿り気の多いところや日陰でもよく育ちます。

60㎝幅のうねに条間15㎝、深さ1㎝に作った溝に厚めにすじまきします。
土を薄くかけます。
発芽後、本葉4~5枚で間引いて、株間5~6㎝になるようにし、軽く耕して土寄せして栽培します。

10月に植える野菜③ニンニク

ニンニク

ニンニクは、10月に種を植えることができます。
10月に種まきできるニンニクの品種としては『ホワイト六片』など色々あります。

ホワイト六片

一粒が大きなニンニクです。
濃厚な甘みが詰まったニンニクです。

植え付けの2週間以上前に苦土石灰100g/㎡を全面にまいてよく耕します。
1週間前に完熟堆肥2㎏/㎡、化成肥料100g/㎡を施してよく耕し、幅60㎝、高さ10~15㎝の畝を作ります。
植え付けの際は、病斑のない大きめの鱗片を選び、薄皮を残したまま植え付けます。
株間は15~20㎝にし、鱗片の尖った側(芽の出る部分)を上に向けて1片ずつ土に差し込みます。
周りの土を寄せて土を2~3㎝被せて手のひらで軽く押さえ、たっぷりと水やりをして栽培します。

10月に植える野菜④菜の花

菜の花

菜の花は、10月に種を植えることができます。
10月に種まきできる菜の花の品種としては『はなな』など色々あります。

はなな

暖かい地域では、9月まきで12月から開花する早生系の品種です。

完熟堆肥や腐葉土など有機質と化成肥料を施し、約10㎝間隔に2~3粒ずつ種をまきます。
移植を嫌うので、直まきが適しますが、ポットや小鉢に4~5粒まいて育苗してから植える方法も可能です。

10月に植える野菜⑤チンゲンサイ

チンゲンサイ

チンゲンサイは、中華料理にも、日本料理にも使える野菜です。
10月から種まきできるチンゲンサイの品種として『暑さに強いチンゲンサイ』などがあります。

暑さに強いチンゲンサイ

葉は肉厚で、枚数が多く、大型でボリュームがあります。
暑さに強く、育てやすい品種です。

1m幅のうねに条間15㎝、深さ1㎝ほどに作った溝に、種を1㎝間隔ですじまきします。
種まき後は、土をかけて軽く押さえます。
発芽後、本葉3~4枚で込み合っているところを間引いて15㎝になるようにして栽培します。

10月に植える野菜⑥キャベツ

キャベツ

キャベツは、中間地や暖地では10月に種を植えることができる野菜です。
10月に種まきできるキャベツの品種としては『味星』など色々あります。

味星

春・夏・秋まきができ、周年利用できる便利な品種です。
生育旺盛で作りやすく、ボリュームのある大玉キャベツが収穫できます。

発芽適温は15~30℃で、発育適温は15~25℃です。

水はけを良くするために、高畝にして株元に水がたまらないようにします。
畑に、1㎡あたり、堆肥3㎏、苦土石灰100g、化成肥料70gを施します。
ポットに種を3~5粒まき、発芽後1本に間引きます。
本葉5~6枚で定植して栽培します。

10月に植える野菜⑦サニーレタス

サニーレタスの育て方・栽培方法

サニーレタスは、中間地や暖地では10月から種まきできる野菜です。
10月に種まきできるサニーレタスの品種としては『レッドファイヤー』など色々あります。

サニーレタス

サニーレタスは、鮮やかな赤と緑のコントラストが美しいリーフレタスです。
柔らかくて、とても美味しいです。

発芽適温は、20度前後で、生育適温は15~20℃です。

種まきは、ポットに種をまき、本葉5~6枚になったら畑に植えるか、畑に直接まきます。
種が小さいので、薄く土をかけて育てます。

10月に植える野菜⑧ハクサイ

白菜(ハクサイ)の育て方・栽培方法

ハクサイは、中間地や暖地では10月に植える野菜です。
10月に栽培できるハクサイの品種としては『タイニーシュシュ』など色々あります。

タイニーシュシュ

耐厚、耐雨性に非常にすぐれ、遅まき早どりもできる万能ハクサイです。
肉質も柔らかくてとてもおいしいです。

発芽適温は20~25℃で、発育適温は20℃前後です。
発芽日数は3~5日です。

セルトレーなどに種をまいて、本葉が3~4枚に成長したら、またはポットに種をまいて、本葉が5~6枚に成長したら、うね間を60㎝、株間を25㎝にして植え付けます。

10月に植える野菜⑨ミズナ

ミズナ

ミズナは、中間地や暖地では10月に植える野菜です。
10月に栽培できるミズナの品種としては『みずみずしい菜』などがあります。

みずみずしい菜

葉柄細く、純白で小束出荷に適した早生種です。
収穫までの期間が短く、柔らかくて豊富な収量が期待できます。

ミズナは間引きをしながら育てるので、すじまきにします。
深さ1㎝ほどのまき溝を作り、1㎝間隔でタネが重ならないようにまいていきます。
発芽するまでは、土が乾かないように水やりをすると、ミズナは、3~5日で発芽します。

10月に植える野菜⑩ダイコン

ダイコン

ダイコンは、暖地では10月に植える野菜です。
10月に種まきできるダイコンの品種としては『おろし大根』など色々あります。

おろし大根

おろし大根は、春と秋に種をまくことができ、初めての方でも簡単に作れる甘い大根です。
大根おろしはもちろん、天ぷらや薬味や納豆におすすめです。
大根は生活習慣病の予防やガンの予防効果があるといわれています。

発芽適温は15~30℃で、発育適温は15~25℃です。
発芽までの日数は3~6日です。

10月に植える野菜⑪レタス

レタス

レタスは、暖地では10月に種を植えることができます。
10月に種まきできるレタスの品種としては『ステップ』など色々あります。

ステップ

外葉は濃緑で欠刻が少なく、葉肋の出っ張りが少なく、非常になめらかで、結球した玉が美しいレタスです。
葉もやわらかく、食味満点です。
耐病・耐寒性に優れている品種です。

定植後の生育期間が短いので、若苗定植を行い一気につくり上げるようにしましょう。

10月に植える野菜⑫ビーツ

ビーツ

テーブルビートは、暖地では10月に植える野菜です。
10月に栽培できるビーツの品種としては『サラダビーツ』など色々あります。

サラダビーツ

根の中まで深紅色になり、草勢いが強く作りやすいビーツです。
プランターでも簡単に栽培できます。

発芽適温は25℃前後で、発育適温は15~20℃です。
発芽日数は10日ぐらいです。

畑は前もってよく耕しておきます。
あらかじめ湿らせた土に種をまきます。発芽まで10日程度かかるため、その間は表土が乾きすぎないように注意します。
畑には、1㎡あたり、堆肥2㎏、苦土石灰150g、化成肥料100gを施します。
本葉3~4枚で間引きをして1本立ちにして栽培します。

10月に植える野菜⑬ニンジン

ニンジン

ニンジンは、暖地では10月に種を植えることができます。
10月に種まきできるニンジンの品種としては『時なし五寸』など色々あります。

時なし五寸

時なし五寸は、病気にも強く作りやすい品種です。
やわらかく良く味も良い、15cmぐらいのきれいな円筒形に育ちます。

発芽適温は15~25℃で、発育適温は15~25℃です。
種まきは、約1cmの深さにすじまきをして、薄く土をかけて手のひらで軽く押さえます。

生育に応じて間引き、本葉3~5枚ごろまでに約10cmの株間に揃えます。
発芽まで、10日位かかるため、その間は乾燥しないように注意しましょう。
株間を一定にすることと、初期の雑草防止に気をつけて育てましょう。

10月に植える野菜⑭スイスチャード

スイスチャード(フダンソウ)の育て方・栽培方法

スイスチャードは、暖地では10月に種を植えることができます。
10月に種まきできるスイスチャードの品種としては『アイデアル』など色々あります。

アイデアル

葉の軸が、赤、白、黄色、中間色に分かれ、色を楽しめる作りやすい品種です。
葉類が不足する夏にも収穫できます。

発芽適温は25℃前後で、発育適温は15~20℃です。
発芽までの日数は3~6日です。

1m幅の畝に条間30cmでスジまき、またはバラまきをします。
発芽後は、混みあっている箇所を間引きます。
本葉2~3枚で、株間15~20㎝になるようにし、栽培をします。

10月に植える野菜⑮葉ネギ

葉ネギの育て方・栽培方法.jpg

葉ネギは、10月に種を植えることができます。
10月に種まきできる葉ネギの品種としては『浅黄系九条』など色々あります。

浅黄系九条

葉・軟白部ともに柔らかい手軽に作れる細ネギです。
香気があるので薬味にもピッタリです。

種まきは、苗床に10㎝位の間隔でスジまきします。
発芽までは、土が乾燥しないように潅水します。
発芽したら、株間1.5㎝に間引いて栽培します。

10月に植える野菜⑯ゴボウ

ゴボウ

ゴボウは、暖地では10月に植えることができる野菜です。
10月に栽培できるゴボウの品種としては『うまいごぼう』など色々あります。

うまいごぼう

発芽適温は20~25℃で、発育適温は20~25℃です。
100日で長さが40cmぐらいになり、早太りで短く掘りやすいごぼうです。
耕土の浅井畑でも作れます。

他種には1㎡あたり、堆肥2㎏、苦土石灰100~150g、化成肥料100gを施し、深く耕しておきます。
さらに、水はけと収穫がしやすいように高うねにします。
畑をよく湿らせて、幅70cm、株間10cmぐらいにまき、薄く土をかけます。
発芽したら、順次間引いて、本葉3枚の頃に1本にし、50gの化成肥料を追肥します。

10月に植える野菜⑰ルッコラ

ルッコラ

ルッコラは、温暖地や暖地では、トンネルやハウスで防寒対策を行えば、10月に種を植えることができます。
ルッコラは、畑だけでなく、プランターや鉢でも栽培できます。
10月に種まきできるルッコラの品種としては『ロケット』など色々あります。

ロケット

食味はピリッとした辛みをもち、かむとゴマの香ばしい香りがします。
クセがなくて食べやすく、サラダ用野菜として需要があります。
トンネルやハウスを利用すれば周年栽培が可能です。

発育適温は、15~20℃で、生育適温は15~20℃です。
発芽日数は、4~7日です。

種まきは、1㎡当たり、苦土石灰100g、完熟堆肥1㎏、有機配合肥料70gを施します。
条間は15cmでスジまきします。
種まき後、害虫対策に、寒冷紗をかけると効果的です。
発芽後は順次、間引きをして株間を7cmにします。

10月に植える野菜⑱ホウレンソウ

ほうれん草

ホウレンソウは、冬栽培用の品種を使い、トンネルやハウスで防寒対策を行えば、10月に種を植えることができます。
10月に種まきできるホウレンソウの品種として『トライ』などがあります。

トライ

トライは、一般地や暖地では10月に種を植えることができるホウレンソウです。
低温伸長性にすぐれ、低温期の栽培に適する冬どり種です。

生育が旺盛で、株の仕上がりが早く、栽培も簡単です。
発芽適温は15~20℃で、発育適温は15~20℃です。

種まきは、条間15cm~20cmで、すじまきにします。
発芽するまで種が十分給水できるように灌水を行い、乾燥に注意して育てます。
低温期の栽培は、トンネル・やハウスなどで保温して発芽を促します。

10月に植える野菜⑲小カブ

小カブ

小カブは、暖地や温暖地ではトンネルで、10月に種を植えることができます。
10月に種まきできる小カブの品種として『あやめ雪』などがあります。

あやめ雪

あやめ雪は、10月に種を植えることができる小カブです。
極立性で玉のそろいがよく、紫白のコントラストがよい特徴を持ちます。

発芽適温は20~25℃で、発育適温は20℃前後です。
種まきは1m幅のベッドに、条間15cmにすじまきにし、間引いて本葉2~3枚で株間15cmになるように管理をしましょう。
ミニサイズで収穫したい場合には、株間を7cmにしましょう。

10月に植える野菜⑳ソラマメ

ソラマメ

ソラマメは、暖地や温暖地では10月に種を植えることができます。
10月に種まきできるソラマメの品種として『一寸そらまめ』などがあります。

一寸そらまめ

一寸そらまめは、10月に種を植えることができるソラマメです。
粒の長さが3cmくらいの大きさになる大粒ソラマメです。

発芽適温は20℃前後で、発育適温は15~20℃です。
発芽日数は、7~10日です。

うね間1.2~1.5m、株間50㎝に種を点まきします。このとき、オハグロを斜め下にしてまきます。
ポットでの育苗は本葉2枚で植え付けます。
寒冷地では春の早まきができます。

10月に植える野菜㉑サヤエンドウ

サヤエンドウ

サヤエンドウは、暖地や温暖地では10月に種を植えることができます。
10月に種まきできるサヤエンドウの品種として『仏国大莢』などがあります。

仏国大莢

仏国大莢は、10月に種を植えることができるソラマメです。
晩生の大莢高性種で赤花で莢色は中緑をしていて、柔らかくておいしい品種です。
莢幅が広く、長さは10cmぐらいに成長し、草勢旺盛で多収です。

発芽適温は18~20℃で、発育適温は12~20℃です。
発芽日数は、5~8日です。

種まきは、1か所に3~4粒づつまきます。
開花期は乾燥させないように水やりをします。
土寄せは、本葉4~5枚で行い、追肥はつるの伸びはじめと開花期、収穫初めに行います。

10月に植える野菜㉒小カブ

小カブ

小カブは、暖地や温暖地ではトンネルで、10月に種を植えることができます。
10月に種まきできる小カブの品種として『みふね』などがあります。

みふね

病気に強く、玉ぞろいのよい品種です。
白肌で肉質もやわらかく、食味も良いのが特徴です。
盛夏期を除いて、幅広くつくれます。

発芽適温は20~25℃で、発育適温は20℃前後です。
発芽日数は、2~5日です。

1m幅のベッドに、条間15㎝にすじまきし、本葉2~3枚で株間15㎝になるように間引いて栽培します。
ミニサイズで収穫したい場合は、株間7㎝にします。


「10月に植える野菜一覧(種・苗)」を読んだあなたにおすすめの記事:



10月に植える野菜一覧(種・苗)