9月に植える野菜一覧(種・苗)

9月に植える野菜一覧(種・苗)

9月に植えられる人気野菜

9月は、秋植えの本格的な家庭菜園シーズンです。夏の暑さも和らぎ、涼しさが増してくるこの時期には、新たな野菜の種まきや苗の植え付けが始まります。家庭菜園を始めるには最適な時期です。
定番野菜を植える時期でもあり、レタス、ジャガイモ、キャベツ、ワケギ、ニンジン、キャベツなどの野菜が人気です。

9月は野菜苗も販売されていますので、初心者の方は苗から育てるものおすすめです。

9月に植えられる家庭菜園で人気の野菜をまとめてみました!

9月に植えられる野菜はサニーレタス・ジャガイモ・ラッキョウ・ダイコン・レタス・ワケギ・ビーツ・メキャベツ・ニンジン・スイスチャード・コマツナ・キャベツ・葉ネギ・ミズナ・インゲン・ゴボウ・コールラビ・カリフラワー・ハクサイ・タアサイ・アイスプラント・チンゲンサイなど色々ありますので、ぜひ、家庭菜園で育てて楽しんでみてください。

9月に植える野菜①サニーレタス

サニーレタスの育て方・栽培方法

サニーレタスは、9月から種まきできる野菜です。
9月に種まきできるサニーレタスの品種としては『レッドファイヤー』など色々あります。

サニーレタス

サニーレタスは、鮮やかな赤と緑のコントラストが美しいリーフレタスです。
柔らかくて、とても美味しいです。

発芽適温は、20度前後で、生育適温は15~20℃です。

種まきは、ポットに種をまき、本葉5~6枚になったら畑に植えるか、畑に直接まきます。
種が小さいので、薄く土をかけて育てます。

9月に植える野菜②ジャガイモ

ジャガイモ(じゃがいも)の育て方・栽培方法

ジャガイモは、9月に植え付けができます。
9月に種まきできるジャガイモの品種としては『男爵』など色々あります。

男爵

関東など平地では、9月中旬に植えて、梅雨明けごろに収穫できます。

株間は25cm程にし、芽が出ている方を上にして、7~8cmほど土をかぶせます。
プランターの場合は、深さ30cm程の深めのものを選びます。
大きな芋は、芽のくぼみが残るように2つか3つに切って、切り口に草木灰などを付けて乾かしてから植え付けることも可能です。

地植えの場合は元肥として、窒素・リン酸・カリ(8:8:8)などの化成肥料を施します。

9月に植える野菜③ラッキョウ

ラッキョウ

ラッキョウは9月に植える野菜です。

ラッキョウ

ラッキョウはやせ地でも栽培可能です。追肥を数回行うだけで、手間をかけずに栽培することができます。
8月下旬から9月中旬に植えつけると、秋に成長します。
翌年の3月から4月には若どりしたものを収穫し、エシャレットとして利用することができます。

9月に植える野菜④ダイコン

ダイコン

ダイコンは、中間地や暖地では9月に植える野菜です。
9月に種まきできるダイコンの品種としては『おろし大根』など色々あります。

おろし大根

おろし大根は、春と秋に種をまくことができ、初めての方でも簡単に作れる甘い大根です。
大根おろしはもちろん、天ぷらや薬味や納豆におすすめです。
大根は生活習慣病の予防やガンの予防効果があるといわれています。

発芽適温は15~30℃で、発育適温は15~25℃です。
発芽までの日数は3~6日です。

9月に植える野菜⑤レタス

レタス

レタスは、中間地や暖地では9月に種を植えることができます。
9月に種まきできるレタスの品種としては『ステップ』など色々あります。

ステップ

外葉は濃緑で欠刻が少なく、葉肋の出っ張りが少なく、非常になめらかで、結球した玉が美しいレタスです。
葉もやわらかく、食味満点です。
耐病・耐寒性に優れている品種です。

定植後の生育期間が短いので、若苗定植を行い一気につくり上げるようにしましょう。

9月に植える野菜⑥ワケギ

ワケギ

ワケギは9月に植える野菜です。
9月に栽培できるワケギの品種としては『20日わけぎ』など色々あります。

20日わけぎ

香り豊かで植えてから、20~30日で収穫できます。

植え付け場所に、深さ5㎝ほどのくぼみを作り、2~3球ずつまとめて置いていきます。球根の頭の部分を上にして、球根の先端が地上に少し出るようにして植え付けます。
株間は15~20㎝にし、密植にならないようにします。
植え付け後は、株元に土を寄せて水やりをします。

9月に植える野菜⑦ビーツ

ビーツ

テーブルビートは、中間地や暖地では9月に植える野菜です。
9月に栽培できるビーツの品種としては『サラダビーツ』など色々あります。

サラダビーツ

根の中まで深紅色になり、草勢いが強く作りやすいビーツです。
プランターでも簡単に栽培できます。

発芽適温は25℃前後で、発育適温は15~20℃です。
発芽日数は10日ぐらいです。

畑は前もってよく耕しておきます。
あらかじめ湿らせた土に種をまきます。発芽まで10日程度かかるため、その間は表土が乾きすぎないように注意します。
畑には、1㎡あたり、堆肥2㎏、苦土石灰150g、化成肥料100gを施します。
本葉3~4枚で間引きをして1本立ちにして栽培します。

9月に植える野菜⑧メキャベツ

芽キャベツの育て方・栽培方法

メキャベツは9月に植える野菜です。
9月に栽培できるメキャベツの品種としては『早生子持』など色々あります。

早生子持

早どりできるメキャベツです。
倒れにくくつくりやすいので家庭菜園に最適です。

メキャベツは、ポットに種をまいて育苗します。
3号ポット(直径9㎝)に培養土を入れ、指先で深さ1㎝ほどの窪みを3~4箇所作り、1粒ずつ種をまきます。
周りの土を薄く被せて手で軽く押さえ、土と種を密着させて水をたっぷり与えます。
発芽したら本葉2枚の頃までに間引き、1ポット1株にして育苗します。
本葉5~6枚になったら、畑やプランターなど植え付けて栽培します。

9月に植える野菜⑨ニンジン

ニンジン

ニンジンは、中間地や暖地では9月に種を植えることができます。
9月に種まきできるニンジンの品種としては『時なし五寸』など色々あります。

時なし五寸

時なし五寸は、病気にも強く作りやすい品種です。
やわらかく良く味も良い、15cmぐらいのきれいな円筒形に育ちます。

発芽適温は15~25℃で、発育適温は15~25℃です。
種まきは、約1cmの深さにすじまきをして、薄く土をかけて手のひらで軽く押さえます。

生育に応じて間引き、本葉3~5枚ごろまでに約10cmの株間に揃えます。
発芽まで、10日位かかるため、その間は乾燥しないように注意しましょう。
株間を一定にすることと、初期の雑草防止に気をつけて育てましょう。

9月に植える野菜⑩スイスチャード

スイスチャード(フダンソウ)の育て方・栽培方法

スイスチャードは、中間地や暖地では9月に種を植えることができます。
9月に種まきできるスイスチャードの品種としては『アイデアル』など色々あります。

アイデアル

葉の軸が、赤、白、黄色、中間色に分かれ、色を楽しめる作りやすい品種です。
葉類が不足する夏にも収穫できます。

発芽適温は25℃前後で、発育適温は15~20℃です。
発芽までの日数は3~6日です。

1m幅の畝に条間30cmでスジまき、またはバラまきをします。
発芽後は、混みあっている箇所を間引きます。
本葉2~3枚で、株間15~20㎝になるようにし、栽培をします。

9月に植える野菜⑪コマツナ

小松菜(コマツナ)の育て方・栽培方法

コマツナは、冷涼地では9月に種を植えることができます。
9月に種まきできるコマツナの品種としては『はるな小松菜』など色々あります。

はるな小松菜

白サビ病に強い小松菜品種です。
しっかりとした軸のため折れにくく収穫や調理が容易です。

コマツナは間引きをしながら育てるので、すじまきにします。
棒や板を土に押し付けて、深さ1㎝ほどのまき溝を作り、1㎝間隔でタネが重ならないようにまいていきます。
タネをまいたら土を薄く被せ、手で軽く押さえて土と密着させて、たっぷりと水やりをします。
発芽するまでは、土の表面が乾かない程度に水やりをします。コマツナは、3~4日で発芽します。

9月に植える野菜⑫キャベツ

キャベツ

キャベツは、冷涼地では9月に種を植えることができる野菜です。
9月に種まきできるキャベツの品種としては『味星』など色々あります。

味星

春・夏・秋まきができ、周年利用できる便利な品種です。
生育旺盛で作りやすく、ボリュームのある大玉キャベツが収穫できます。

発芽適温は15~30℃で、発育適温は15~25℃です。

水はけを良くするために、高畝にして株元に水がたまらないようにします。
畑に、1㎡あたり、堆肥3㎏、苦土石灰100g、化成肥料70gを施します。
ポットに種を3~5粒まき、発芽後1本に間引きます。
本葉5~6枚で定植して栽培します。

9月に植える野菜⑬葉ネギ

葉ネギの育て方・栽培方法.jpg

葉ネギは、9月に種を植えることができます。
9月に種まきできる葉ネギの品種としては『浅黄系九条』など色々あります。

浅黄系九条

葉・軟白部ともに柔らかい手軽に作れる細ネギです。
香気があるので薬味にもピッタリです。

種まきは、苗床に10㎝位の間隔でスジまきします。
発芽までは、土が乾燥しないように潅水します。
発芽したら、株間1.5㎝に間引いて栽培します。

9月に植える野菜⑭ミズナ

ミズナ

ミズナは、中間地や暖地では9月に植える野菜です。
9月に栽培できるミズナの品種としては『みずみずしい菜』などがあります。

みずみずしい菜

葉柄細く、純白で小束出荷に適した早生種です。
収穫までの期間が短く、柔らかくて豊富な収量が期待できます。

ミズナは間引きをしながら育てるので、すじまきにします。
深さ1㎝ほどのまき溝を作り、1㎝間隔でタネが重ならないようにまいていきます。
発芽するまでは、土が乾かないように水やりをすると、ミズナは、3~5日で発芽します。

9月に植える野菜⑮インゲン

インゲン

インゲンは、暖地では9月に種を植えることができる野菜です。
9月に種まきできるインゲンの品種としては『グリーンマイルド』など色々あります。

グリーンマイルド

作りやすいつるなしインゲンです。
鮮やかな緑色で、極めてやわらかな品種で、一度にたくさん収穫できます。

菜園に直接まき、2㎝くらい土をかけます。
畑には、1㎡あたり、堆肥2㎏、苦土石灰120g、化成肥料40gを施します。
本葉3~4枚の頃までに間引いて1か所に1本にして栽培します。

9月に植える野菜⑯ゴボウ

ゴボウ

ゴボウは、中間地や暖地では9月に植えることができる野菜です。
9月に栽培できるゴボウの品種としては『うまいごぼう』など色々あります。

うまいごぼう

発芽適温は20~25℃で、発育適温は20~25℃です。
100日で長さが40cmぐらいになり、早太りで短く掘りやすいごぼうです。
耕土の浅井畑でも作れます。

他種には1㎡あたり、堆肥2㎏、苦土石灰100~150g、化成肥料100gを施し、深く耕しておきます。
さらに、水はけと収穫がしやすいように高うねにします。
畑をよく湿らせて、幅70cm、株間10cmぐらいにまき、薄く土をかけます。
発芽したら、順次間引いて、本葉3枚の頃に1本にし、50gの化成肥料を追肥します。

9月に植える野菜⑰コールラビ

コールラビ

コールラビは、中間地や暖地では9月に植える野菜です。
9月に栽培できるコールラビの品種としては『ラビオとラビコ』など色々あります。

ラビオとラビコ

コールラビは、キャベツやブロッコリーと同じアブラナ科の植物で、肥大した茎の部分を食べます。
生育が早く、そろいの良い早生・多収種です。

発芽適温は15~30℃で、発育適温は20℃前後です。
発芽までの日数は4~6日です。

ポットかセルトレイなどを用いて育苗します。
発芽までは、適温を保ち、本葉5枚程度の苗に育てます。

9月に植える野菜⑱カリフラワー

カリフラワーの育て方

カリフラワーは、中間地や暖地では9月に植える野菜です。
9月に栽培できるカリフラワーの品種としては『スノークラウン』など色々あります。

スノークラウン

生育旺盛で、育てやすい早生種です。
純白・肉厚の大玉花蕾です。

発芽適温は15~30℃で、発育適温は20℃前後です。
発芽までの日数は4~6日です。

ポットかセルトレイなどで育苗をします。
発芽までは適湿を保ち、本葉5枚程度の苗に育てます。
花蕾がピンポン玉サイズになるまでに、十分な大きさの株になるように仕上げます。

9月に植える野菜⑲ハクサイ

白菜(ハクサイ)の育て方・栽培方法

ハクサイは、寒地、寒冷地では9月に植える野菜です。
9月に栽培できるハクサイの品種としては『タイニーシュシュ』など色々あります。

タイニーシュシュ

耐厚、耐雨性に非常にすぐれ、遅まき早どりもできる万能ハクサイです。
肉質も柔らかくてとてもおいしいです。

発芽適温は20~25℃で、発育適温は20℃前後です。
発芽日数は3~5日です。

セルトレーなどに種をまいて、本葉が3~4枚に成長したら、またはポットに種をまいて、本葉が5~6枚に成長したら、うね間を60㎝、株間を25㎝にして植え付けます。

9月に植える野菜⑳タアサイ

タアサイ

タアサイは、冷涼地では9月に植える野菜です。
9月に栽培できるビーツの品種としては『タアサイ』など色々あります。

タアサイ

耐病性にすぐれ、生育旺盛で栽培が容易です。
間引き収穫も可能です。

発芽適温は15~30℃で、発育適温は15~25℃です。
発芽日数は3~5日です。

条間15㎝程度ですじまきし、潅水して種に十分吸水させ、発芽をそろえます。
生育遅れや虫害のある株を間引きし、本葉5~6枚で株間20㎝にして栽培します。 

9月に植える野菜㉑アイスプラント

アイスプラント

アイスプラントは、南アフリカ原産の多肉植物です。
9月から種まきできるアイスプラントの品種として『ペレット』や『プチサラ』などがあります。

ペレット

茎や葉の表面にプチプチとした水滴のような粒がついており、みずみずしくプチプチした食感です。
土壌あらミネラル分を吸収する吸塩植物でほんのり塩味がします。

種まきは、ポットかセルトレイなどを用いて育苗をします。
発芽までは適湿を保ち、本葉5~6枚程度の苗に育てます。
25度を超える高温時は、著しく発芽率が落ちるので注意をしてください。

9月に植える野菜㉒チンゲンサイ

チンゲンサイ

チンゲンサイは、中華料理にも、日本料理にも使える野菜です。
9月から種まきできるチンゲンサイの品種として『暑さに強いチンゲンサイ』などがあります。

暑さに強いチンゲンサイ

葉は肉厚で、枚数が多く、大型でボリュームがあります。
暑さに強く、育てやすい品種です。

1m幅のうねに条間15㎝、深さ1㎝ほどに作った溝に、種を1㎝間隔ですじまきします。
種まき後は、土をかけて軽く押さえます。
発芽後、本葉3~4枚で込み合っているところを間引いて15㎝になるようにして栽培します。

9月に植える野菜㉓ルッコラ

ルッコラ

ルッコラは、中間地や中間地では、トンネルやハウスで防寒対策を行えば、9月に種を植えることができます。
ルッコラは、畑だけでなく、プランターや鉢でも栽培できます。
9月に種まきできるルッコラの品種としては『ロケット』など色々あります。

ロケット

食味はピリッとした辛みをもち、かむとゴマの香ばしい香りがします。
クセがなくて食べやすく、サラダ用野菜として需要があります。
トンネルやハウスを利用すれば周年栽培が可能です。

発育適温は、15~20℃で、生育適温は15~20℃です。
発芽日数は、4~7日です。

種まきは、1㎡当たり、苦土石灰100g、完熟堆肥1㎏、有機配合肥料70gを施します。
条間は15cmでスジまきします。
種まき後、害虫対策に、寒冷紗をかけると効果的です。
発芽後は順次、間引きをして株間を7cmにします。

9月に植える野菜㉔ミツバ

ミツバ

ミツバは、温暖地や暖地では9月に種を植えることができます。
9月に種まきできるミツバの品種としては『白茎みつば』など色々あります。

白茎みつば

関東地方で栽培の多い白茎で、香りが良いミツバです。
湿り気の多いところや日陰でもよく育ちます。

60㎝幅のうねに条間15㎝、深さ1㎝に作った溝に厚めにすじまきします。
土を薄くかけます。
発芽後、本葉4~5枚で間引いて、株間5~6㎝になるようにし、軽く耕して土寄せして栽培します。

9月に植える野菜㉕菜の花

菜の花

菜の花は、9月に種を植えることができます。
9月に種まきできる菜の花の品種としては『はなな』など色々あります。

はなな

暖かい地域では、9月まきで12月から開花する早生系の品種です。

完熟堆肥や腐葉土など有機質と化成肥料を施し、約10㎝間隔に2~3粒ずつ種をまきます。
移植を嫌うので、直まきが適しますが、ポットや小鉢に4~5粒まいて育苗してから植える方法も可能です。

9月に植える野菜㉖小カブ

小カブ

小カブは、暖地や温暖地ではトンネルで、9月に種を植えることができます。
9月に種まきできる小カブの品種として『みふね』などがあります。

みふね

病気に強く、玉ぞろいのよい品種です。
白肌で肉質もやわらかく、食味も良いのが特徴です。
盛夏期を除いて、幅広くつくれます。

発芽適温は20~25℃で、発育適温は20℃前後です。
発芽日数は、2~5日です。

1m幅のベッドに、条間15㎝にすじまきし、本葉2~3枚で株間15㎝になるように間引いて栽培します。
ミニサイズで収穫したい場合は、株間7㎝にします。


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