ヤーコンの土作りの基本(畑・プランター)

ヤーコンの土作りの基本

1.ヤーコンの土作り下準備

ヤーコンの土作り方法は、ヤーコンに適した栽培環境を選び、土中のゴミをきちんと処理し、好適土壌pH調整を行い、苗を植え付ける2週間以上前までに、土作りを行います。
苦土石灰や、堆肥、化成肥料を撒いて土を作ります。

家庭菜園でヤーコン栽培を行う場合には、事前にヤーコンに適した栽培環境にあった場所で土づくりをしてから始めましょう。

ヤーコンの栽培データ
■ヤーコンの栽培難易度:★★☆☆☆
■分類: キク科スマランサス属
■原産地:南米アンデス山脈地方
■ヤーコンの旬:10~11月
■栽培時期:春植え
 植え付け:4~5月、収穫時期:10~11月
■連作障害:あり(2~3年あける)
■好適土壌pH:6.0~6.5
■発芽適温:15~23℃ 
■生育適温:15~23℃
■土作り時期:苗を植え付ける2週間以上前

ヤーコンに適した栽培環境

木漏れ日の半日陰

ヤーコンは、キク科の作物で中南米アンデス地方が原産とされています。
ヤーコンは、低温に弱く、霜にあたると枯れてしまいますので、植え付け適期を守りましょう。

日当たり

ヤーコン栽培を行う上で、日当たりは重要です。
ヤーコンの葉が日光を浴びて元気よく育ちそうな日当たりの良い栽培場所を選びましょう。

周囲に木や建物がある場合、栽培場所が長時間日陰にならないか調べましょう。
日陰になる場合は、光合成が足りず、果菜類はうまく育たないことがあります。

また、日陰の状態にもよりますが、草丈の低い葉菜類や根菜類なら、栽培することが可能です。

土中のゴミ処理

畑の畝づくり

ヤーコンの土づくりをする前に、土の中にゴミが混じっていないかもチェックします。

庭や畑などでは、ビニール、マルチフィルム、ガラス片、コンクリート片、金属片などが土に混ざっていることがあります。

こうしたゴミが土の中に混ざっていると、耕うん機の刃に当たってケガをしたり、絡まったりするとケガや故障の原因になりとても危険です。
また、ゴミが障害になって、ヤーコンが成長する過程で根っこの成長に影響を及ぼす場合もありますのでこれらのゴミは、丁寧に取り除きましょう。

ネズミ・モグラ対策

庭や畑でヤーコンなどの作物を栽培すると、ネズミやモグラの被害にあう場合があります。
種や苗を植えた土が掘り返されて荒らされたり、野菜をかじられたりして、ヤーコンの株が枯れる原因になることもありますので、ネズミやモグラがいる場合には対策をしましょう。

置くだけで敷地を守ってくれる「ネズミガード」や、土に埋めるだけで簡単に使用できる「モグラン」がおススメです。

ネズミガードは電池を入れてすぐに使用することができるネズミ撃退グッズです。
モグランは、電池を入れてモグラ被害のある場所に差すだけで使えます。

2.ヤーコンの好適土壌pH調整

家庭菜園でヤーコンを植える際には、土のpHを調べて、栽培場所の土のpHをヤーコンに合わせます。

日本では酸性土壌が多いのですが、畑によっては、石灰資材の入れすぎで、アルカリ性に傾いている畑もあります。
また、pHは作物をつくるごとに変わるため、同じ畑であっても、野菜の作付け前と収穫後では、pHは異なります。

pHがヤーコンに合っているかどうかを調べるためには、測定キットや測定器で測ります。
土に差すだけで測れる測定器が簡単なのでおすすめです。

ヤーコンの好適土壌pHは、6.0~6.5です。
ヤーコンを育てる土のpHを測って、必要に応じて石灰資材を施用して調整しましょう。

堆肥と石灰資材を同時に施すと、堆肥に含まれる窒素がアンモニアガスとなって逃げてしまいます。
そのため、ヤーコンを育てる場合、堆肥は石灰資材を施してから1週間ほど間隔をあけて施用するようにしましょう。

3.ヤーコンの土作りの基本(畑栽培)

畑

ヤーコンを上手に栽培するためには、土作りが重要です。
日当たりと排水性の良い場所を選んで、ヤーコンの苗を植え付ける2週間以上前までに、土作りを行います。
ヤーコンの植え付けは4月~5月ですので、植え付け時期から逆算して土作りをはじめましょう。

4.苦土石灰を撒いて耕す

畑に石灰を撒く

多くの野菜は、強い酸性土壌では生育が悪くなりますので、石灰資材を施用して調整します。

石灰資材にはいくつか種類がありますが、家庭菜園で使いやすいのは「苦土石灰」です。
比較的ゆっくり効果が現れるため、障害が起きにくいうえに、確実な効果が得られるメリットがあります。
また、野菜の生長に必要な苦土の補給にもなるため、おすすめです。

ヤーコンは深く根を張るため深めに耕します。
ヤーコンの植え付け場所に、1㎡当たり苦土石灰100~150gを全面に撒いて、すぐに深さ30~40cmを目安に十分に耕して、土となじませます。
まいたまま放置すると、石灰がかたまり土となじまなくなり、十分な効果が得られないので注意します。

5.堆肥・化成肥料を撒いて耕す

畑の土作り

植え付けの1週間前に1㎡当たり堆肥2kg、化成肥料100gを均等にまいて、深さ30~40cmを目安に十分に耕して、土と良くなじませます。

土は鍬で耕しても良いですが、鍬で耕すのが大変な場合は、小型の耕うん機などで耕すと便利です。
家庭菜園では、充電式のコンパクトな家庭用耕うん機が人気です。

6.畝を作る

畝を作る

土をよく混ぜたら、ヤーコン栽培用の畝を作ります。
畝をつくる部分にロープ(さくり縄)を張って目印にすると、初心者でも容易にまっすぐな畝をつくれます。

畝は幅80~100㎝、高さ10㎝程度にします。

8.ヤーコンの土作りの基本(プランター栽培)

プランター野菜

ヤーコンをプランターに栽培する場合は、深型(30㎝以上)のものを用意します。
土は市販の培養土を利用して堆肥を混ぜると便利です。鉢底石を敷き詰めて、土は8分目くらい入れてウオータースペースを作ります。

苗の植え付け時期は、4月下旬~5月中旬が目安です。ヤーコンは、霜や低温に弱いので十分に暖かくなってから植えるようにします。植え付け方法は、畑の場合と同じように行います。

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