ニンニクの植え付け方法(植え付け時期:9月~10月)

ニンニクの植え付け方法

1.ニンニクの植え付け時期

ニンニクの栽培は、種球(球根)を購入して、手で1片ずつに分けた「鱗片」を植え付けます。店舗で「鱗片」の状態で販売されているものは、そのまま植え付けることができます。

ニンニクの植え付け適期は、関東などの中間地では9月上旬~10月下旬です。地域に合った品種を選び、秋に植え付けると翌年の5月中旬~6月下旬に収穫することができます。
栽培時期は、品種や地域によって異なりますので、園芸店やホームセンターなどで確認するようにします。

2.ニンニクの品種の選び方

ニンニク

ニンニクの品種は、寒地系(東北地方以北)と暖地系(関東地方以西)の2種類があります。
栽培環境に合わない品種を植え付けると、生育不良や途中で枯れてしまうことがあるので品種を確認して購入するようにします。

ニンニクの主な品種

寒地系:『ホワイト六片』『福地ホワイト六片』『ニューホワイト六片』など。
暖地系:『平戸』『上海早生』『山東ニンニク』『島ニンニク』『紫ニンニク』『紫々丸』など。

3.ニンニクの種球(球根)の選び方

ニンニクの種球は、9月頃に園芸店やホームセンターなどで販売されます。店舗で購入する場合は、大ぶりで重みがあり、色が均一で変色がなく、指で軽く押してみて張りがあるものを選びます。

ニンニクの種球は、ホームセンターやインターネットで購入することができます。

4.ニンニクの植え付け方法

ニンニクの植え付け方法

ニンニクの栽培は、種球を1片ずつに分けた「鱗片」を植え付けます。
鱗片の状態で販売されているものは、そのまま植え付けます。

畑栽培の場合

日当たりと水はけの良い場所を選び、植え付けの2週間以上前に苦土石灰100g/㎡を全面にまいてよく耕します。
1週間前に完熟堆肥2㎏/㎡、化成肥料100g/㎡を施してよく耕し、幅60㎝、高さ10~15㎝の畝を作ります。
ニンニクは栽培期間が長いので、黒マルチ栽培がおすすめです。植え付け前に黒いポリマルチを張っておくと、冬の地温を高めて雑草防止にもなります。

植え付けの際は、病斑のない大きめの鱗片を選び、薄皮を残したまま植え付けます。株間は15~20㎝にし、鱗片の尖った側(芽の出る部分)を上に向けて1片ずつ土に差し込みます。周りの土を寄せて土を2~3㎝被せて手のひらで軽く押さえ、たっぷりと水やりをします。

プランター栽培の場合

プランターは65㎝標準タイプ(深さ20㎝以上)や10号鉢(直径30㎝)を用意します。用土は、市販の野菜用培養土を使うと手軽です。
排水性を良くするため、鉢底石をプランターの底に敷き詰めて、野菜用培養土を7分目ほど入れます。

植え付け方法は、畑の場合と同じように行います。株間は10~15㎝にします。
植え付けが終わったら、容器の底から水が浸み出すくらい、たっぷりと水やりをします。
プランターや鉢は、発芽するまでは半日陰で土が乾かないように管理します。

5.ニンニクの乾燥防止対策

家庭菜園の水やり

畑栽培は、植え付け後の水やりは自然の降雨で足ります。1週間ほど雨が降らない日が続き、土が乾燥していれば水やりをします。
プランター栽培は、土の容量が限られるので乾燥しないように注意し、土の表面が乾いたら水やりをします。
土が乾く前に水やりすると過湿になり、根が腐って枯れてしまうので注意します。
冬場の水やりは、土の表面が乾いてから2~3日後に気温の高い日中に与えるようにします。

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