1.ニンニクの後作に植えたほうが良い野菜
ニンニクの後作にどんな野菜を植えればよいかわからなかったり、
悩んだりしていませんか?
実は、ニンニクの後作に良い野菜はいくつかあります。
ニンニクの後作について順番にみていきましょう!
ニンニクの収穫時期は、だいたい5月~7月頃なので、春から夏にかけて植えていけるニンニクの後作と相性の良い野菜を見ていきましょう。

ニンニクの次に後作した方が良い野菜には、
トマト、ナスなどの作物があります。
トマトは、ビタミンC、ビタミンE、カロテン、カリウムが豊富な野菜です。
また、トマトの赤い色素のリコピンは、ビタミンEの100倍もの抗酸化効果があると言われています。
トマトは畑でもプランターでも栽培できるため、家庭菜園で人気の高い野菜です。
トマトの場合は、ニンニクを収穫し、その後トマトの植え付けを6月まで行うことができます。
また、ニンニクの後作には、ナスも植えることができます。
ナスの場合は、水分や肥料を絶やさなければ秋口まで長期収穫することができるので、後作の時期からは特に秋ナスがおすすめの野菜になります。
秋に旬を迎えるものなので、ニンニクを収穫した後でも十分に間に合います。
2.後作した方が良い理由

ニンニクの後作にトマトやナスを後作した方が良い理由としては、
ニンニクは、ユリ科ネギ属で、ユリ科の植物は根から土壌を殺菌する物質を放出するので、ニンニクを育てた後の畝にナスやトマトを植えると病気にかかりにくいという効果があるからです。
秋ナスは昼夜の温度差により実がしまり、種が少なくなり、アミノ酸の糖が多くなり、皮が薄くて柔らかくなるという特徴があります。
3.ニンニクの後作に植えないほうが良い野菜

また、マメ科の植物も相性が悪いため、エダマメ、エンドウマメ、インゲン、ソラマメ、ラッカセイなどのマメ科の植物は後作しない方が良いでしょう。
マメ科の植物を後作しない方が良い理由としては、ニンニクに含まれている成分が根粒菌を遠ざけてしまうためです。
マメ科の植物は根粒菌と共生するもので、根粒菌はマメ科の根に対して窒素分を供給しています。ニンニクの成分は収穫後も残ってしまうため、ニンニクの後作にマメ科は育ちにくくなってしまうので、マメ科の植物は後作には相性が悪いと言えます。
4.後作しない方が良い理由

ニンニクは、連作障害になりにくいと言われていますが、
それでもニンニクも黒腐菌核病(くろぐされきんかくびょう)などの土壌病害による連作障害があります。
黒腐菌核病とは、かびが病原で起こる土壌伝染性の病気で、
ニンニクがこの病気にかかると、生育が抑制されます。症状が激しいと、枯死にいたることもあり、
主に、ニンニク、タマネギ、ラッキョウ、ニラなど広くネギ属を侵します。
黒腐菌核病の防除としては連作を避けることが重要なので、
ニンニクの後作に良いトマトやナスを積極的に取り入れて植えていきましょう。
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