スープセロリの種まきと苗づくり方法

スープセロリの種まきと苗づくり方法

1.スープセロリの種まき時期

スープセロリは、種から育てると育苗に時間がかかるので、家庭菜園では苗を購入して植え付けると簡単です。
スープセロリは、春と秋に種をまくことができますが、春まきのほうが育てやすく、長く収穫することができます。
関東などの中間地では、春まきは3月~6月、秋まきは9月~10月に種をまきます。

2.スープセロリのおすすめ品種

スープセロリは、以下のような名称で販売されています。
『スープセロリ』『スープセルリー』『キンサイ』『チャイニーズセロリ』『ハーブ セロリ』など。

3.スープセロリの栽培ポイント

・日当たり、水はけ、風通しのよい場所で栽培する。
・種は好光性種子のため、覆土は薄くする。
・乾燥に弱いので、敷きわらを施して適宜水やり行う。
・株の生育状況を見て、定期的に追肥を行う。

4.スープセロリの種まき(畑)

畑での種まき

スープセロリは、春まきと秋まきができますが、家庭菜園では春まきが適しています。

畑栽培

スープセロリを種から育てる場合は、温度管理がしやすいポットまきがおすすめです。

①良い種を選ぶ

スープセロリの種を購入する際は、地域にあった品種を選び、栽培適期を守るようにします。
種袋には、品種の特徴、栽培時期、栽培方法、発芽・生育適温、発芽率、有効期限などが記載されています。
種には寿命があるので、種袋の裏にある有効期限もチェックします。
スープセロリの種は、ホームセンターや園芸店で購入することができます。種を購入する際は、直射日光の当たる場所に陳列されているものは避けましょう。
欲しい品種がない場合は、インターネットで購入すると便利です。

②適温時期に種をまく

スープセロリの発芽適温は15~20℃、生育適温は15~20℃です。
発芽適温に達していないと、うまく発芽することができません。
種袋に発芽適温・生育適温の記載があるので、適期に種まきをします。

③種のまき方

スープセロリは育苗に時間がかかるので、ポリポットに種をまいてしっかりと苗を育ててから植え付ける方法がおすすめです。

④種まき後の水やり

スープセロリの種は、水、温度、酸素などの条件がそろうと吸水を始め、蓄えた養分と酸素を使って発芽します。
種をまいた後はたっぷりと水やりをし、発芽するまでの間は用土の表面が乾いたら水やりをします。

⑤適切な用土を使う

ポットに種をまく場合は、「種まき培養土」がおすすめです。
種まき培養土は、発芽しやすいように微粒の各種用土がブレンドされています。保水性・排水性・通気性に優れているため、発芽後も安心です。

5.スープセロリの苗づくり

苗づくり(セルトレイ)

スープセロリの苗づくりは、ポットまきがおすすめです。ポットまきは温度管理や水やりが簡単で、丈夫に育てた苗を選んで植え付けることができます。

ポットまきの手順は、以下のとおりです。
①3号ポット(直径9㎝)に培養土を入れる。
②指先で浅い窪みを3箇所作り、4~5粒ずつ種をまく。
③周りの土をごく薄く被せて手で軽く押さえ、土と種を密着させる。
④種まき後に、霧吹きなどで水やりをする。
⑤発芽したら本葉3~5枚の頃に1ポット1~2株にし、本葉5~6枚の頃に植え付ける。

6.スープセロリの種まき(プランター)

プランターでの種まき

市販の苗を利用する場合は、標準タイプのプランターで2~3株、8号鉢(直径24㎝)で1株が栽培目安となります。

種まき

スープセロリを種から育てる場合は、プランターに直まきにします。
種まきは、すじまきかばらまきにし、土をごく薄く被せて手で軽く押さえて土と種を密着させ、霧吹きなどで水やりをします。

植え付け

市販の苗を植え付ける場合は、ポリポットよりも少し大きめの植え穴を掘り、根鉢を崩さずに深植えにならないように植え付けます。
植え付け後は、株元に土を寄せて手で軽く押さえて土と根鉢を密着させ、たっぷりと水をあげます。
プランターや鉢は、夏の直射日光を避けて風通しの良い場所で管理します。

「スープセロリの種まきと苗づくり方法」を読んだあなたにおすすめの記事:



スープセロリの種まきと苗づくり方法