１．パセリの種まき時期
パセリは寒さに強いため、春と秋に種まきができますが、一般的には春に種をまきます。
関東などの中間地では、春まき栽培は3月～5月、秋まき栽培は8月～9月に種まきをします。
パセリは、種から育てると育苗に約2か月近くかかるので、家庭菜園では苗を購入して植え付けると簡単で、プランターで栽培することもできます。
２．パセリのおすすめ品種
パセリには以下の品種があります。
『瀬戸パラマウント』『カーリ・パラマウント』『パセリ・モスカールド』『グリーンカール・パセリ』など。
３．パセリの栽培ポイント
・日当たりと水はけ、風通しのよい場所で栽培する。
・発芽率が低いので、やや多めに種をまく。
・乾燥に弱いので、敷きわらを施して水やりを十分に行う。
４．パセリの種まき（畑）
種のまき方は、「直まき」と「ポットまき」があります。
畑栽培
パセリは育苗に時間がかかるので、管理しやすいポットまきがおすすめです。
①良い種を選ぶ
パセリの種を購入する際は、地域にあった品種を選び、栽培適期を守るようにします。
種袋には、品種の特徴、栽培時期、栽培方法、発芽・生育適温、発芽率、有効期限などが記載されています。
種には寿命があるので、種袋の裏にある有効期限もチェックします。
パセリは、種が古いと発芽率が低いと言われています。
パセリの種は、ホームセンターや園芸店で購入することができます。
種を購入する際は、直射日光の当たる場所に陳列されているものは避けます。
欲しい品種がない場合は、インターネットで購入すると便利です。
②適温時期に種をまく
パセリの発芽適温は15～23℃、生育適温は15～20℃です。
発芽適温に達していないと、うまく発芽することができません。
種袋に発芽適温・生育適温の記載があるので、適期に種まきをします。
③種のまき方
パセリは発芽が遅く、育苗に2か月近くかかるので、家庭菜園ではポリポットに種をまいて、しっかりと苗を育ててから植え付ける方法がおすすめです。
④種まき後の水やり
種は、水、温度、酸素などの条件がそろうと吸水を始め、蓄えた養分と酸素を使って発芽します。
種をまいた後はたっぷりと水やりをし、発芽するまでの間は用土の表面が乾いたら水やりをします。
⑤適切な用土を使う
ポットに種をまく場合は、「種まき専用培養土」がおすすめです。
種まき専用培養土は、発芽しやすいように微粒の各種用土がブレンドされています。保水性・排水性・通気性に優れているため、発芽後も安心です。
５．パセリの苗づくり
パセリの苗づくりは、ポットまきがおすすめです。
ポットまきの手順は、以下のとおりです。
①3号ポット（直径9㎝）に培養土を入れる。
②指先で浅い窪みを3箇所作り、2～3粒ずつ種をまく。
③周りの土をごく薄く被せて手で軽く押さえ、土と種を密着させる。
④種まき後に、ジョウロでたっぷりと水やりをする。
⑤発芽したら本葉2～3枚の頃に間引きを行い、1ポット1本にする。
⑥本葉5～6枚の頃に植え付ける。
６．パセリの種まき（プランター）
パセリは、ポットに種をまいて、しっかりと苗を育ててから植え付ける方法がおすすめです。
種まき
種から育てる場合は、畑栽培と同じ手順でポットに種をまいて育苗します。
植え付け
苗を植え付ける際は、ポリポットよりも少し大きめの植え穴を作り、根鉢を崩さずに根鉢の肩が地面と同じ高さになるように植え付けます。
植え付け後は、株元に土を寄せて手で軽く押さえて土と根鉢を密着させ、たっぷりと水をあげます。
苗が根付くまで1週間ほどかかるので、土が乾燥しないように注意します。
害虫の被害を少なくするため、防虫ネットは植え付け直後に速やかに掛けるようにします。
プランターや鉢は、夏の直射日光を避けて風通しの良い場所で管理します。
「パセリの種まきと苗づくり方法」を読んだあなたにおすすめの記事：
