シソの種まきと苗づくり方法

シソの種まきと苗づくり方法

1.シソの種まき時期

シソは、日本には古くから伝わり、栽培が簡単な和風ハーブとして知られています。
シソの種まき時期は、関東などの中間地では4月中旬~6月中旬が目安です。
シソは、種まきや植え付け時期を守れば失敗が少なく、プランターでも育てることができます。

2.シソのおすすめ品種

シソの品種は、『青しそ(大葉)』『大葉青しそ』『青ちりめんしそ』『赤ちりめんしそ』『芳香うらしそ』などがあります。

3.シソの栽培ポイント

・日当たりと風通しのよい場所で栽培する。
・気温が十分に上がってから苗を植え付ける。
・肥料切れや水切れ、害虫に注意する。

4.シソの種まき(畑)

畑での種まき

シソの種のまき方は、「直まき」と「ポットまき」があります。

畑栽培

シソを種から育てる場合は、温度管理がしやすいポットまきがおすすめです。

①良い種を選ぶ

シソの種を購入する際は、地域にあった品種を選び、栽培適期を守るようにします。
種袋には、品種の特徴、栽培時期、栽培方法、発芽・生育適温、発芽率、有効期限などが記載されています。
種には寿命があるので、種袋の裏にある有効期限もチェックします。

シソの種は、ホームセンターや園芸店で購入することができます。
種を購入する際は、直射日光の当たる場所に陳列されているものは避けましょう。
欲しい品種がない場合は、インターネットで購入すると便利です。

②適温時期に種をまく

シソの発芽適温は20~25℃です。
発芽適温に達していないと、うまく発芽することができません。
種袋に発芽適温・生育適温の記載があるので、適期に種まきをします。

③種のまき方

シソは寒さに弱いので、種まきは十分気温が上がってから行います。気温が低い時期や植え付ける株数が少ない場合は、ポットに種をまくのが安全です。
種は水を十分に含まないと発芽しにくいので、種を一晩水につけて吸水させてからまくと発芽率がよくなります。

④種まき後の水やり

シソの種は、水、温度、酸素などの条件がそろうと吸水を始め、蓄えた養分と酸素を使って発芽します。
種をまいた後はたっぷりと水やりをし、発芽するまでの間は用土の表面が乾いたら水やりをします。

⑤適切な用土を使う

ポットに種をまく場合は、「種まき培養土」がおすすめです。
種まき培養土は、発芽しやすいように微粒の各種用土がブレンドされています。保水性・排水性・通気性に優れているため、発芽後も安心です。

5.シソの苗づくり

苗づくり(セルトレイ)

シソの苗づくりは、ポットまきがおすすめです。ポットまきは温度管理や水やりが簡単で、丈夫に育てた苗を選んで植え付けることができます。

ポットまきの手順は、以下のとおりです。
①3号ポット(直径9㎝)に培養土を入れる。
②指先で深さ1㎝ほどの窪みを3箇所作り、1粒ずつ種をまく。
③周りの土をごく薄く被せて手で軽く押さえ、土と種を密着させる。
④種まき後に、ジョウロでたっぷりと水やりをする。
⑤発芽したら本葉2~3枚の頃に間引きを行い、最終的に1ポット1本にして本葉4~6枚の頃に植え付ける。

6.シソの種まき(プランター)

プランターでの種まき

プランターは標準サイズで2株、8号鉢(直径24㎝)で1株が栽培目安となります。

種まき

シソを種から育てる場合は、ポットまきがおすすめです。
ポットまきの手順は、畑の場合と同じです。

植え付け

ポット苗を植え付ける際は、ポリポットよりも少し大きめの植え穴を作り、根鉢を崩さずに根鉢の肩が地表面と同じ高さになるように植え付けます。
植え付け後は、株元に土を寄せて手で軽く押さえて土と根鉢を密着させ、たっぷりと水をあげます。
プランターや鉢は、日当たりと風通しの良い場所で管理します。

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