ペコロスの育て方・栽培方法

ペコロスの育て方・栽培方法

1.ペコロスの特徴と栽培時期


ペコロスの育て方手順に沿って、畑やプランターでペコロスを栽培してみましょう!
ペコロスはピンポン玉サイズのミニタマネギです。
小さくて育てやすいので、プランター栽培にも最適な野菜です。

ペコロス(ミニタマネギ)の栽培データ
■ペコロスの栽培難易度:★★☆☆☆
■分類:ユリ科・ネギ属
■原産地:中央アジア
■主な旬: 5月~6月
■栽培方法:タネ、苗
■栽培時期:秋まき(中間地~暖地)・春まき(寒冷地~冷涼地)
 秋まき:9月、植え付け:10月~11月、収穫時期:翌年5月~6月
 春まき、2月~3月、植え付け:4月、収穫時期:7月
■連作障害:あり(2~3年あける)
■好適土壌pH:6.5~7.0
■発芽適温:15~20℃
■生育適温:15~20℃
ペコロスを育てるときは、ペコロスの苗を購入するか、普通のタマネギ苗の「超極早生」「極早生」「早生」と書かれた品種を選ぶと良いです。

■ペコロスの苗や種が買えるお店
ペコロスの苗や種を買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
ペコロスたまねぎ苗のポットを購入して育てるとお手軽に栽培できます。

■極早生タマネギの苗や種が買えるお店
極早生タマネギでペコロスを栽培してみましょう。
ペコロスを安くたくさん育てたい方は、種をたくさん撒いて育てるのがおすすめです。

ペコロスの特徴
ペコロスは、直径3~4㎝ほどの小さなタマネギの総称で、「ミニタマネギ」「小タマネギ」「プチオニオン」とも呼ばれています。
普通のタマネギよりも小さくて丸いのが特徴で、北海道や愛知県で多く栽培されています。
普通のタマネギは株間を10~15㎝にして球を肥大させますが、ペコロスは株間を3~5㎝の過密状態にして球を小さく育てます。
見た目も可愛いペコロスは一口サイズで、そのまま焼いて肉や魚料理の付け合わせにしたり、ポトフやシチューの具にして食べることができます。
普通のタマネギの糖度は8~9度くらいですが、ペコロスはスイカと同程度の11度もあり、甘みが強くて食べやすいという特徴もあります。
ペコロスは、プランターでも栽培ができるため、初心者にもおすすめの野菜です。

ペコロスの収穫時期

ペコロスの品種
ペコロスはミニサイズのタマネギの総称であり、品種名ではありません。
ペコロスは、通常のタマネギを過密状態にして小さく育てる方法が一般的で、『貝塚早生黄』『ペコロスたまねぎ』などが販売されています。
家庭菜園でペコロスを育てる際は、これらの品種を購入して栽培しましょう。

栄養素
ペコロスには通常のタマネギと同じ栄養成分が含まれており、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCのほか、カリウム、カルシウムなどのミネラル、食物繊維などが多く含まれ、血液をサラサラにする健康野菜です。動脈硬化や高血圧の予防、精神疲労、疲労回復などに効果があるとされています。

栽培のポイント
ペコロスの栽培ポイントは、①適期に種まきをしてトウ立ちを防ぐ、②発芽するまで土を乾燥させない、③株間3~5㎝で苗を植え付ける、④防虫ネットで害虫被害を防ぐことです。

栽培時期
中間地や暖地では、9月に種まきを行い、10月~11月に苗を植え付けます。
ペコロスの収穫時期は、翌年の5月~6月になります。4月から収穫できる極早生品種もありますが、地域差があるので種子袋やホームセンターなどで確認するようにします。
普通のタマネギの苗は、10月~11月にかけて出回ります。

好適土壌pH
ペコロスの好適土壌pHは、6.5~7.0です。
日本の土壌はほとんどが酸性ですので、畑栽培の場合はあらかじめ苦土石灰をまいて、よく耕してから栽培をするようにします。

連作障害
同じ科の植物を同じ場所で栽培すると、連作障害が起こります。ユリ科の野菜を栽培した場所にペコロスを栽培する場合は、2~3年の期間を空けるようにします。

2.ペコロスの栽培基本(畑・プランター)

玉ねぎの栽培

ペコロスは栽培時期が梅雨の時期に被るので、日当たりと水はけがよく、風通しのよい環境で栽培します。
初心者や栽培する株数が少なくても良い場合は、苗を購入して植え付けると種まきの手間が省けるのでおすすめです。

種まき・育苗
ペコロスをたくさん栽培したいときは、畑の空いている場所に苗床を作り、育苗してから畑に苗を植え付けます。
種まきは9月中旬頃に行い、10月下旬~11月頃に植え付けをします。
種まきの2週間前に、苗床に苦土石灰100g/㎡、完熟堆肥2kg/㎡をまいてよく耕します。1週間前に、化成肥料100g/㎡をまいてよく耕し、幅80㎝、高さ15㎝程度の畝を作ります。

種まきは、板などを使って畝に条間10~15㎝間隔で深さ1㎝ほどのまき溝を作り、1.0~1.5㎝間隔ですじまきにします。種が隠れる程度に薄く土をかぶせて、表面を軽く押さえます。その後、たっぷりと水やりをしますが、種が水で流れないよう注意します。1週間程度で発芽しますが、発芽するまでは不織布などをかけて土が乾燥しないようにします。
草丈が3~4㎝になったら間引きを行い、株間が2~3㎝間隔になるようにします。
間引き後に化成肥料30g/㎡をまき、表面の土と軽くまぜて株元に土寄せします。
苗の根元が7~8㎜(鉛筆程度)の太さになったら、根を切らないように掘り上げて畑に植え付けます。
徒長した苗、太すぎる苗、細すぎる苗は避けて、しっかりとした苗を植え付けます。

畑の準備・植え付け
植え付け2週間前になったら、苦土石灰100~150g/㎡をまいてよく耕します。1週間前に、完熟堆肥2kg/㎡、化成肥料100g/㎡をまいてよく耕します。
植え付ける直前に、幅60~80㎝、高さ10~15㎝の平畝を作ります。
ペコロスは、株間を狭くして球が大きくならないようにします。このため、棒などで深さ3~4㎝の植え穴を開け、株間3~5㎝で植え付けます。

プランター栽培
ペコロスをプランターで栽培する際は、プランターの底に鉢底石を敷き、pH調整済み・元肥入りの野菜用培養土を8分目ほど入れます。棒などで深さ3~4㎝の植え穴を開け、株間3~5㎝で苗を植え付けます。
種まきから始める場合は、9月中旬頃に種まきをします。条間5~7㎝にして、深さ1㎝ほどの溝にすじまきにします。土を軽くかぶせて手で軽く押さえ、ていねいに水をあげます。
種まきから4~5週間たったら、1回目の間引きをします。形の悪い株を間引いて株間1~2㎝になるようにして、株元に土寄せします。
2回目は、1回目の間引きから2~3週間後に行い、株間3~5㎝になるようにします。その後、化成肥料7~8g程度を条間にばらまき、周りの土と混ぜ合わせて株元に土寄せします。

3.ペコロスの栽培手入れ

肥料

水やり
畑の場合は、根が活着した後は水やりの必要はほとんどありません。
プランターの場合は、土の表面が乾いたら水をやります。
水を与えすぎると根腐れや病気の発生になるため、与え過ぎに注意します。

防虫ネット
ネギアブラムシ、ネギアザミウマなどの害虫の飛来を予防するため、ペコロスの苗に目の細かい防虫ネットをかぶせると産卵を抑制することができます。

除草
畑栽培では、雑草が生えるとペコロスの成長に悪影響が出るため、こまめに除草するようにします。できれば除草剤は使わずに手作業で除草しましょう。

4.ペコロスの収穫時期

ペコロスの栽培方法

収穫適期
4月の中旬以降になり、ペコロスの葉が自然に倒れはじめたら収穫の合図です。
試しに一本抜き取って大きさを確認し、まだ十分でない場合は、収穫の時期を少し遅らせてみましょう。植付け時期や天候にもよりますが、ピンポン玉ぐらいの大きさになったら収穫します。

収穫の際は、根元に近い葉の部分を手で持ってまっすぐ上に引き抜きます。
天気の良い日に収穫し、風通しの良い日陰で貯蔵します。乾燥が不十分だと黒カビが生えたり、腐りやすくなったりするため注意が必要です。

5.ペコロスに発生しやすい病気

玉ねぎの育て方

ペコロスの栽培土壌が酸性に傾いていたり、窒素成分が多い肥料を利用しすぎたり、深植えによる生育不良などで病気が発症しやすくなります。
ペコロスに発生しやすい病気は、灰色かび病、さび病、べと病などが主体です。

灰色かび病
野菜、草花、果樹など、多くの植物のつぼみ・花や葉茎などの地上部に発症する病気です。
冷涼かつ多湿な環境で発生しやすいため、春先から梅雨にかけて注意します。
初期段階は淡褐色の病斑ができて、病斑が進行するとその箇所が枯れていき、全体に腐敗が転移して灰色のカビに覆われた状態になります。
枝や茎に発症すると、そこから上の部分も枯れて大きな損害となってしまいます。
発病箇所を見つけたら、周囲に拡大する前に切除し、薬剤を散布して治療を施します。

さび病
さび病は、植物の表面に鉄さびのような褐色の胞子が現れる症状で、さび病菌によってもたらされる病気です。
症状が進行すると、葉全体がさび状の胞子でおおわれた状態になり、葉がクルクルと巻きあがりやがて枯死します。発病した葉などは、全て除去します。

べと病
べと病は、糸状菌(カビ)によってもたらされる病気で、カビの発生する梅雨時や長雨のシーズンに発症する病気です。
葉の光沢がなくなってくすんだ黄緑色に変化し、症状が進行すると葉が枯れて被害が広がります。
さび病と同じく胞子が飛び散ることによって広まるため、発病した箇所はすぐに除去して処分します。

6.ペコロスに発生しやすい害虫

ペコロスに発生しやすい害虫は、ネギアブラムシとネギアザミウマが主体です。

ネギアブラムシ
ネギアブラムシは、体長1.8~2㎜の小さな黒い虫で、葉に群がって吸汁加害をします。
風に乗って飛来して、植物のあらゆる箇所に集団で棲みついて植物の汁液を吸い、生育を妨げます。ウイルスも媒介するため、多発すると生育が悪くなります。葉にネギアブラムシが付着していたら、すみやかに葉を切り取って処分します。種まき直後に、防虫ネットをかけて予防する方法もおすすめです。

ネギアザミウマ
ネギアザミウマは、体長1~2㎜の小さな虫でネギアブラムシと同様に葉を吸汁加害する虫です。吸汁された部分が壊死してしまい、葉の色が抜けて白いカスリ状の痕が残ります。春から初夏にかけての高温期に発生し、ウイルスを媒介するため要注意です。
葉などに症状が現れたら、こまめに除去処分します。防虫ネットをかけて飛来や産卵を予防する方法もおすすめです。

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